ユニクロ「発売直前の最新コラボ」即売り切れてしまいそうな4つの傑作アイテム

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2024年04月17日 09:41  日刊SPA!

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日刊SPA!

コットンジャケット
―[メンズファッションバイヤーMB]―
 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第475回目をよろしくお願いします。

◆若き天才デザイナーが手がける定番コラボ

 いよいよ4月19日にユニクロと英国デザイナー、JWアンダーソンの定番コラボが発売となります。

 鬼才JWアンダーソンはスペインの老舗ブランドLOEWEをトレンドセッターまで持ち上げた立役者。現在、活躍するデザイナーの中でも5本の指に入るほどの人気を誇る若き天才です。

 尖ったデザインが得意なためユニクロとは相性が悪いのか、残念ながら展開を重ねるたびに型数が減っていきますが……服好きからは支持率が高いこちらのコレクション。今回も買うべきアイテムをいくつかピックアップして説明していきます。

◆★今から勝つべきコットン素材のジャケット
・コットンジャケット 6990円

 4月のこの時期にジャケットを発売するなんて、業界的には無理筋というもの。

 通常、春夏品は1〜3月で大半がリリースし終わり、4月頃までには全商品発売済みなブランドが多い。とりわけ春夏品の中でも早い段階で買われるアウター系は1〜2月に出しているところがほとんどです。

 麻素材ならともかく、コットン素材のジャケットを4月に出しても「もう春ジャケットは買っちゃったから……」「今から買っても着る期間がほとんどないから……」と敬遠されがちなはず。

 しかしながら、このジャケット、そんなハンデは抱えながらも考えようによってはなかなか良品かもしれません。まず、素材はコットン100の製品洗いでやや薄手。「ジャケット」という名前で分厚い素材を想像すると思いますが、裏地もなく、一枚仕立てなため比較的長いシーズン着用できそう。

 さらにユニクロの他ジャケットと比べると素材のクオリティがずいぶん高い。上質な天然繊維を洗い加工してヴィンテージテイストに仕上げてるあたり、他ブランドがやったら6990円なんて価格じゃ通せないでしょう。春物の最後に発売ということで、普通の価格付けじゃ売れないと思ってるのか……モノの割にはかなり手頃な印象です。

◆春夏秋と幅広いシーズンに使える

 デザインはいわゆるテーラードジャケットですが、Vゾーンが狭い3つボタン仕様で袖口のボタンもなく、シャツのような印象になっています。

 シャツとジャケットの中間的な存在なので春秋はジャケットとして、初夏や初秋など少し暑さの感じる季節の羽織ものとしても活用できるでしょう。袖先にボタンがない分、袖捲りができるのもありがたい。

・ユーティリティワークショーツ 2990円

 加えて、同素材のショートパンツが展開されており、ジャケットとショーツのセットアップができるようになっています。

 ジャケットとショーツといわれると「コナンくん」みたいなイメージになりかねないですが……上述の通り、洗いをかけたヴィンテージ風の素材感にシャツライクなデザインなどが合間ってコナンくん感はゼロ。違和感なくシャツとショーツを合わせるように使えます。

 ジャケットとシャツの中間的な作りだからこそ、春夏秋と幅広いシーズンに使える。発売時期は少し遅いですが……その分、考えられたアイテムでなかなかこちらおすすめです。

◆★歴代最高のオーバーサイズモデルのシャツ
・エクストラファインコットンブロードシャツ(長袖) 3990円

 JWアンダーソン得意のシャツ。毎度コラボのたびに発売されますが、今回のモデルが過去最高だと思います。

 いつも展開するのはユニクロの定番素材エクストラファインコットンブロードのオーバーサイズタイプ。エクストラファインコットンは繊細なコットン糸で光沢をつけた高級感あふれる素材。高級ブランドでも用いられる原材料ですがユニクロなら2000~3000円程度で手に入る、春夏毎年の十八番です。

 既存ラインではジャストサイズしか作られていませんが、毎度JWアンダーソンではオーバーサイズモデルをリリースしてくれるためファンも多いでしょう。

◆大人にちょうどいいリラックス風味

 今回は毎度通りのオーバーサイズですが、今まで以上に着丈が長くゆったりとした印象。ただ身幅などはほどほどに抑えており、子供っぽくなる「ダボダボ感」は出ていません。

 あくまで着丈などが長くなってリラックス風味になったのみ。光沢のある大人っぽい素材だけに少し緩めにすると色気が出てくれるもの、ストリートのようなビッグサイズではなく、大人向けのものなのでご安心を。

 また、色はブルーと薄手のピンクの2色、この色使いも程よく使いやすい。また光沢のある素材だけにビジネスシャツと勘違いされかねませんが……ポケットや袖などで微妙にストライプ柄を切り替えておりビジネスシャツときっちり差別化を図っています。

 昨今の「ビジネスコア」なるトレンドにもぴったり。ビジネス感あるフォーマルライクなアイテムを適度にハズす着こなしですが、まさにこれ。生地もデザインもフォーマルライクですが、シルエットや柄使いで程よく崩れており、シンプルに合わせるだけでも今っぽさをまとえます。

◆★まるでスラックスのような美しい風合い
・リネンブレンドイージーパンツ 3990円

 3990円とは思えないほどクオリティの高い素材。

 麻と綿の混紡素材ですが、テロッとシルクのような落ち感があります。量販店の麻パンのようなガサガサ感はありません、スラックスのようにきれいな光沢ある風合いとなっており、大人っぽく合わせられます。

◆真夏でも使える通気性とタッチ感

 また、センタープレスはステッチで叩いた半永久的に消えない仕様となっており、スマートな印象。麻パンだとカジュアルなデザイン、シルエットにするところが多いですが、こちらは大人っぽいイメージ。

 スラックス見えする大人顔のパンツですが、通気性やタッチ感は真夏に使ってもストレスのないものとなっておりおすすめ。3990円なら間違いなく買いです。

◆★シルクのように滑らかなニット素材
・ニットポロシャツ(半袖) 2990円

 最後はポロシャツ。一見、ユニクロのいつものカノコポロのようなイメージですが、実はニット素材。それも滑らかでシルクのようなタッチ感のニットになっており、驚くほど高級感があります。

 クラシックなデザインで裾にリブのついたデザインになっています。

◆ショートパンツと合わせても子供っぽくならない

 この手のニットポロはどこかオジサンくさく感じるものですが、スポーティなラインデザインと、胸元はボタンレスのスキッパー。少し肌見せがされるので、なんともいえないセクシーな印象が自然に作れます。

 ショートパンツと合わせても夏休みの少年のように見えない。加えて、ユニクロとバレにくいデザインなのでおすすめ。2990円とは思えないほど高品質です。

 以上、4月19日発売です! ぜひお見逃しなく!

―[メンズファッションバイヤーMB]―

【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag)
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