グロかわいくて痛烈な反戦アニメーション『ユニコーン・ウォーズ』日本公開決定

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2024年04月18日 12:00  ORICON NEWS

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アニメーション映画『ユニコーン・ウォーズ』(PG12) (C)2022 Unicorn Wars
 「地獄の黙示録」×「バンビ」×「聖書」という企画コンセプトに、テディベアとユニコーンの最後の聖戦を、血しぶき、内臓、ドラッグ、BL、テディベアの下半身など“アブナイ表現”をたっぷり混ぜ込んで作り上げた、“究極の反戦アニメーション”『ユニコーン・ウォーズ』(2022年)が、5月25日より東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムにて先行公開、5月31日よりT・ジョイPRINCE品川ほか全国で順次拡大公開されることが決定した(配給:リスキット、提供:リスキット/チームジョイ/トムス・エンタテインメント/PG12)。

【動画】映画『ユニコーン・ウォーズ』予告編

 キャラクターのかわいい見た目からは、一見こども向けアニメーションと思われるが、家族関係、宗教、環境、悪の起源、そして権力を支配する意味を語りながら、“分断がもたらす争い”がいかに無意味であるかを説く大人のためのダーク・ファンタジー作品。

 手がけたのは、スペインの鬼才、アルベルト・バスケス監督。『サイコノータス 忘れられたこどもたち』(2015年)に次ぐ、長編2作目となる。

 企画・制作期間に6年を要し、250人以上の精鋭スタッフが 50体ものキャラクターと1500もの背景によって作り上げた。かわいい見た目とは裏腹に、
2Dと3Dアニメーションが融合し、音楽を巧みに駆使して、シチュエーションやキャラクターとシンクロしながら、芸術的な作品に仕上がった。

 アルベルト・バスケス監督が「狂信的な考えがどのように戦争拡大に影響するかを描きたかった」と語っている通り、テディベアたちは見た目のかわいらしさに反して、次々と想像を超えた行動をとっていく。清き者たちは、信念の果てに、何を見失ったのか?

 また本作では、テディベアとユニコーンとの闘いで描かれる集団に起こる分断だけでなく、テディベアたちの生い立ちをも描くことで家族内での不和や不寛容という身近な分断も描いている。愛ゆえの憎しみが、無駄な分断を生みだす世界。平和な神の楽園はどこにあるのか!?

■あらすじ

 物語の舞台は、とあるディストピア。魔法の森に住む<テディベア>と<ユニコーン>の間には、先祖代々に渡って戦いが繰り広げられていた。テディベアのアスリンは双子の兄ゴルディと軍の新兵訓練所で屈辱的な特訓の日々を過ごしていたが、ある日、森から帰ってこない熊の部隊を捜すため、捜索部隊に参加し、森で危険な生物や無残な姿となった隊員たちを目にすることに。彼らの聖書にある「最後のユニコーンの血を飲む者は、美しく永遠の存在になる」という言葉を信じてユニコーンの生息する深い森へと進軍してくが、その地で巻き起こる悲惨で残酷な出来事の行く末には、とんでもない結末が待ち受けているのだった…。


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