ヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝セカンドレグが18日に行われ、アタランタ(イタリア)とリヴァプール(イングランド)が対戦した。
リヴァプールの本拠地『アンフィールド』で11日に行われたファーストレグは、ジャンルカ・スカマッカの2ゴールとマリオ・パシャリッチのゴールで、アウェイのアタランタが3−0で先勝。アタランタが大きなアドバンテージを得てセカンドレグに臨んだ。
開始早々に試合が動いた。トレント・アレクサンダー・アーノルドがクロスを入れると、ペナルティエリア内でマッテオ・ルッジェーリのハンドを誘発。7分、このPKをモハメド・サラーが冷静にゴール右へ決めて、リヴァプールが2戦合計で2点差に迫る。
早い時間帯に得点を奪ったリヴァプールは、勢いそのままに攻撃的な試合運びを見せた。しかし、決定機をものにできずにいると、アタランタが徐々にペースを取り戻す。41分にはオフサイドになったものの、マルテン・デ・ローンからの縦パスを受けたトゥーン・コープマイネルスがゴールネットを揺らし、リヴァプールの守るゴールを脅かした。前半はこのまま1−0で終了。2戦合計ではリヴァプールが2点のビハインドを負って、セカンドレグの前半を折り返した。
後半序盤はアタランタが決定機をつくるが、得点は奪えない。一方、リヴァプールもなかなか決定機をつくれず、アタランタの強度の高い守備に苦戦を強いられる。66分にはルイス・ディアス、モハメド・サラー、ドミニク・ソボスライをベンチに下げ、ディオゴ・ジョッタ、ダルウィン・ヌニェス、ハーヴェイ・エリオットを一気に投入するが、流れを大きく変えることはできなかった。
セカンドレグはこのまま終了。2戦合計でアタランタが3−1でリヴァプールを下し、EL準決勝進出を決めた。なお、リヴァプールの遠藤航は、ベンチ入りしたものの出場機会はなかった。
【スコア】
アタランタ 0−1(2戦合計:3−1) リヴァプール
【得点者】
0−1 7分 モハメド・サラー(PK/リヴァプール)