怖がりで、かみつくワンコを子どもたちと一緒に育てたら…… 愛情を注ぎ“兄弟のひとり”となった愛犬の笑顔にグッとくる

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2024年04月19日 21:43  ねとらぼ

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第27回は飼い主・カアチャンマンさん/ポメプー「ルル」ちゃん

 多くの飼い主が一緒に暮らす動物を“大切な家族の一員”として捉え、人生をともに歩んでいます。動物と暮らした時間は長くとも短くとも、深い愛情を持って接した分、飼い主にとって人生のかけがえのない一部となり、別れは深い悲しみとなって心身に押し寄せます。


【画像】グッとくる笑顔


●ペットロスとは


 愛する動物との死別による喪失感や混乱、後悔など、抱えきれないほどの悲しみによって心身が不安定になる状態を指す「ペットロス」「ペットロス症候群」。2023年、犬・猫を失った経験を持ち、現在はペットと一緒に暮らしていない1000人を対象に実施された「ペットロスに関する調査(アイペット損害保険)」では、ペットを失った人の約6割がペットロスを経験していると発表されています。


 飼い主にとって非常につらい経験となり、カウンセリングを要するケースもあることから、「ペットロス」「ペットロス症候群」は今、メンタルヘルス上の大きな課題として多くの人が向き合っています。動物とのこれまでの日々を忘れたり、死を乗り越えたりすることはできないかもしれませんが、時間の経過とともに受け入れ、いつかふと思い出したときにあたたかい涙がこぼれるような“寄り添い方”はあるはずです。


 そこでねとらぼ生物部では「ペットロスとの寄り添い方」をテーマに、読者にアンケートを実施。寄せられたさまざまなエピソードから、愛する動物との思い出や別れ、当時の心境や救われた出来事をご紹介していきます。現在動物と暮らしている人や、悲しみの渦中にいる人に寄り添うヒントとなれば幸いです。


●第27回 飼い主・カアチャンマンさん/ポメプー「ルル」ちゃん


―― ルルちゃんのプロフィールと出会い、思い出や印象的なエピソードを教えてください


カアチャンマンさん:ルルとはペットショップで出会いました。怖がりで、かみつくワンコでしたが、諦めず家族で愛情を注ぎました。3人の子どもと一緒に育てました。旅行やキャンプにたくさん行きました。楽しい楽しい17年でした。ルルも、自分も兄弟のひとりと思っていたみたい? お兄ちゃんとお姉ちゃんたちと散歩して、帰ってきたときの笑顔が忘れられません。


―― ルルちゃんと別れてからの心境や、救われた出来事などがあれば教えてください


カアチャンマンさん:17歳で虹の橋を渡りました。なぜ私はママなのに、お別れのときにそばにいられなかったのか。私としたことが! と思いました。でも、5人家族がみな在宅の早朝に、パパと娘と一緒に寝ながら、静かにねんねしながら天国にいきました。


 しばらくは他のワンコを見るのもつらく、ペットフード売り場なども足を踏み入れることができませんでした。似ているワンコを見ると涙が溢れ、ルルの写真や動画を見ては泣いてばかりでした。お散歩した場所や、よく旅行に行った信州には、行く気持ちになれませんでした。


 お別れから1年くらいたったころ、近所の方にルルのことを聞かれ、旅立ったことを伝えたときに、「ルルはいつも本当に幸せそうで、最期のころまで大切にされてたね」と言ってくださったことに救われました。またルルのおかげで、3人の子どもたちはみな心優しく成長しました。本当にルルの存在に感謝の気持ちがわきました。


―― 現在の心境を教えてください


カアチャンマンさん:少しずつ、ルルのことを涙なく話すことができるようになりました。ルルと一緒に行った思い出いっぱいの信州に、来年こそは行ってみようと思います。


―― ルルちゃんに伝えたいメッセージ


カアチャンマンさん:ママはルル大好きよ。家族みんなもね、君に会いたくてしばらく大変だったけど、頑張ってるよ。ルルちゃん、うちに来てくれてありがとうね。


(了)


●ペットロスとの寄り添い方は


 「ペットロス」「ペットロス症候群」になった場合、その苦しみを閉じ込めたり自身を責めたりせず、家族や仲間と共有する、生活に支障を来す場合は専門家のカウンセリングを受けるなど、焦らずに“死”を受け入れていくことが大切だといわれています。


 また現在動物と暮らしている人は、「いつかは別れがくる」と理解し後悔のないよう接すること、同じ動物と暮らしている友人や仲間を見つけ、喜びや悲しみを分かち合うことが、いつかくるそのときと向き合う心身の準備へとつながるかもしれません。動物と暮らす喜びをかみしめながら、心のよりどころとなる思い出や関係を作っていきたいですね。


●愛する家族との思い出をお寄せください


 ねとらぼ生物部では、引き続き「ペットロスとの寄り添い方」をテーマにアンケートを実施しています。犬猫、小動物、爬虫類など、動物のジャンルは問いません。愛する動物との思い出や別れ、当時の心境や救われた出来事などをお寄せください。アンケート内容とお写真は部内で審査の上、記事で紹介する可能性があります。


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