テレビの「婚活特集」でモヤモヤする人が続出するワケ。“恋愛初心者”が陥りがちな「2つの勘違い」

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2024年04月23日 16:31  日刊SPA!

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※写真はイメージです。
―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―
 こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。

 筆者はLINE公式サービスにて、年間約1000件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。

 2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんななかで、恋愛がうまくいかないという方々にも筆者の知見が少しでも役に立てばなによりです。

◆『ザ・ノンフィクション』の婚活特集がSNSを騒がせた

 今年、ドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)の婚活特集で登場した男女がX(旧Twitter)を騒がせていたことをはじめ、たびたび婚活における発言や行動がSNSで批判的な趣旨でバズっています。

 そして、婚活ネタで話題を集める人物は性別かかわらず、【恋愛経験が少ない(少なそう)】というケースが多いのです。

 ではなぜ、恋愛初心者の婚活での振る舞いに多くの人がモヤモヤしてしまうのでしょうか?

 端的に言うと、「経験値の少なさから恋愛における“普通”や“セオリー”がわかっていないから」ということになるのですが、今回はその部分をさらに深く掘り下げ、2つの原因について解説していきます。

◆初心者ほど恋愛を簡単なものだと舐めてる人が多すぎる

 何千人の恋愛相談を受けて来た筆者は常々、「恋愛を簡単なものだと舐めてる人が多すぎる!」と感じています。

 恋愛経験が少ない人ほど、そろそろ結婚したくなってきたから恋愛に向き合ってみるか……と重い腰を上げれば、自然に恋愛ができると思い込んでいる割合が多い印象。えてして、さすがに自分の条件にばっちりハマる理想どおりの異性と、すぐに恋人になれるとは思っていなくても、多少妥協すればそこそこ普通のレベルの人となら、そこまで労なく自然に付き合えると考えているのです。

「ある程度の妥協をすればそれなりの相手と恋愛できるはず」、この発想が舐めているのです。

 恋愛を学問に置き換えて考えてみるとわかりやすくなるかもしれません。

 国語・数学・英語・理科・社会……なんの教科でもいいですが、ろくに勉強もせずにいきなり大学受験のテストを受けるのは無謀だということは、誰もがわかるはず。恋愛もそれと同じです。

◆いきなりの婚活は小学校低学年が大学受験をするようなもの

 ろくに恋愛の経験も知識もない人が、ある種の恋愛のゴールであり最難関である“結婚を前提とした交際”にいきなり挑むのは、かなり無謀なこと。

 まだ小学校低学年ぐらいの学力しかない人が、いきなり大学受験するようなものなのです。ちなみに、理想どおりじゃなくてもとりあえず普通の相手と恋愛してみようというのは、いきなり高校受験に挑むようなもの。

 恋愛は学問と一緒で、ある程度の長期的な視野で年月を費やして、きちんと経験を積んだり知見を深めたりしていかないと、恋愛偏差値は上がっていきません。

 ただ、恋愛と学問の違いもあります。受験はどんなにラッキーな展開があっても一定水準以上の学力がないと絶対に合格できませんが、恋愛の場合は恋愛偏差値がどんなに低くても、偶然のラッキーからのミラクルが起こり、恋愛経験が少なくてもいきなり恋が成就することもあるのです。

 そういった奇跡的な実例が稀に身近の友人・知人で起こるため、自分にもその奇跡が起こると妄信してしまい、苦労するということもあるでしょう。

◆“失敗せずに成功させよう”という虫がいい話の考え方

 恋愛経験が少ない人ほど、「恋愛を簡単なものだと舐めてる人が多すぎる!」というのは前述したとおりですが、それは“失敗せずに成功させよう”という虫がいい話の考え方にも通じます。

 結論から言うと、恋愛に失敗(失恋・傷心)はつきもの。そもそも成功率が高いものではないのです。

 失敗するリスクがつきまとうのが当たり前で、避けては通れません。ですが、それまでほとんど恋愛をしてこなかった人ほど、恋愛によって傷を負うことをおそれ、どんどん消極的になっていきます。

 野球で例えるのはオッサン脳だというツッコミが入るのは百も承知ではあるものの、これは野球で例えるのが一番わかりやすいのでご理解いただきたいのですが、プロ野球の世界で打率3割なら天才バッターなわけです。

◆野球の天才バッターは7割失敗しながら打席に立っている

 ですがそれは裏を返せば、プロの天才でも7割は失敗しているということ。恋愛もそれと同じ。

 10回中3回成功すれば上出来なわけですから、「10回中7回も失敗するから打席に立ちたくないなぁ」なんて考えていないわけです。

 恋愛で言えば、10人好きな人ができたとしてそのうち3人との恋が成就すれば上々で、10人中5人とうまくいったなら恋愛の大天才……なのですが、恋愛初心者ほど失敗するほうの確率ばかりに目を向け、失敗したときに負う傷ばかりを気にしがち。

 恋愛は失敗するのが当たり前で、傷つかずに恋を成就させていけるのなんてごくごく一部の大天才しかいないのに、恋愛経験が少ない人は、その大天才並みのことをしようとしてしまうのです。

——学問と置き換えて考えて、恋愛には長年積み重ねた経験や知識が重要だということ。野球と置き換えて考えて、恋愛は失敗するのが当たり前で3割成功すれば上出来だということ。

 この2つを理解しておらず勘違いしている恋愛初心者が多いため、モヤモヤしてしまう人が続出するのです。

<文/堺屋大地>

―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi

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  • 「失敗したくないから婚活しない」=「恋愛初心者」ですらない、というのも、今は選択肢の1つ。婚活に関わっている人達には申し訳ないけど。
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