名牝アエロリットの初仔 “マジックマン”とのコンビで未勝利脱出へ

　“マジックマン”との初コンビで決めるか。名牝アエロリットの初仔となるコンドライト(牡3、美浦・菊沢隆徳厩舎)が、土曜東京5Rの3歳未勝利(芝1800m)で初勝利を狙う。

　コンドライトは父ドゥラメンテ、母アエロリット、母の父クロフネの血統。母は17年のNHKマイルCなど重賞を3勝。18年に安田記念で2着、19年にも安田記念で2着、天皇賞(秋)で3着となるなど、牡馬とも互角に渡り合った名牝だった。

　牧場での評価も高く、22年にサンデーサラブレッドクラブで総額1億2000万円、1口300万円の高額で募集された。しかし、ここまで4戦0勝。新馬(新潟芝1800m)、未勝利(東京芝2000m)と連続2着。その後は4着、13着と馬券圏内を外しているが、前走は初ダートに加え、道中で折り合いを欠くなどリズムの悪い走りだったので、参考外でいいだろう。

　今回は放牧で立て直し、再出発となる一戦。主戦のルメール騎手が休養中のため、「マジックマン」モレイラ騎手との初コンビとなる。母で18年の毎日王冠を制した名手を背に、待ちに待った初勝利といきたい。