4月21日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。
江原啓之
<リスナーからの相談>
先日、この番組「おと語り」で死後の世界の話を聞き、「なんて素晴らしい生活なんだろう」と目から鱗が落ちました。そして死後の世界に興味を持ちました。
そこで江原さんに質問です。死後の世界には、仕事はありますか? またどのような価値観で、どんな生活を送っているんでしょうか?
<江原からの回答>
江原:死後の世界にも仕事はありますが、肉体がなく(魂だけなので)、現世と違って“生きていくために食べるための仕事”という意識とは違いますね。
よく、「適職」や「天職」と言いますよね。「適職」は食べるためにする仕事のなかで、自分に向いていることを指します。「天職」があったとしても、自分の好きなことだけをやっていたら、食べられないですよね。しかし、あの世ではそれがひっくり返るので、「天職」が仕事なんです。だから“最初は”楽しいんですよ。
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しかし本当の幸せって、上手くいかないことを上手くいくように努力して、苦労して得たところにあるんですよね。だからみんな、最初はあの世を存分に楽しむのですが、「あれ?」と思うときが来ます。そのときに「やっぱりもう1回(現世に)生まれよう」と思うんですよ。そして忘れてはいけないのは、“今”もそうだということ。あの世のことを想像したら、「あぁ、この苦労は楽しいんだ。この苦労は喜びだ」と思えます。
スポーツもそうですけれど、なぜわざわざ苦しいことをするのか。息も切れず、汗もかかずにすごいパフォーマンスができてしまったとしたら、楽しくないですよね。「あっ、失敗してしまった……」という経験が、心を育てるわけでしょう。
今、生きるのが大変だと思っている人がいるかもしれませんが、それが人生の醍醐味だということに気づいてほしいです。苦しいときはそう思えないものですが、乗り越えたり、あの世の生活を想像したりしてください。そうすると「それは飽きるな」と思うでしょう。
オペレッタ(補足:ヨーロッパ生まれの音楽劇の一種)に「天国と地獄」という作品があるのですが、その歌詞に面白い言葉があるんですよ。キューピッドが「毎日天気ばっかりじゃ飽きちゃって。たまには雨が降ってほしい」と言うんです。天国はいつも晴れやかで明るくて、お花畑があって良いけれど、たまには雨が降ってほしい、そういうのが良いと言っていて、まさにそこなんですよ。
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奥迫協子、江原啓之
●江原啓之 今夜の格言
「人生に無駄はありません」
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4月21日(日)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)
聴取期限 4月29日(月・祝)AM 4:59
※放送エリア外の方は、プレミアム会員の登録でご利用いただけます。
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00〜22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30〜12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/
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