「シュート回転して中に入ったところを……」オリックス・椋木の課題と次回登板へOB・坂口氏が愛のエール

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2024年04月28日 06:35  ベースボールキング

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オリックス・椋木蓮 (C)Kyodo News
◆ 「今日投げれたっていうのがまず一番」

 オリックスは27日、敵地での日本ハム戦に0−9で大敗。2年ぶりに先発した椋木蓮は、9安打を浴びるなど3回4失点で今季1敗目を喫した。

 トミー・ジョン手術から約2年ぶりに一軍のマウンドに上がった椋木だったが、初回からわずか5球で先制点を献上すると、その後も計4安打で3失点を喫する苦しい立ち上がりとなってしまう。

 続く2回も2本の安打を浴びながら併殺などで無失点に凌ぐと、3回は死球と安打で一死一・二塁のピンチを招く。しかしここで8番の上川畑大悟から145キロの直球でこの試合初となる見逃し三振を奪うと、続く水野達稀も投ゴロに仕留めてピンチを脱出した。

 結局この日はこの回までとなり、3回55球4失点、9安打・1三振・1死球の内容でマウンドを降りた椋木。味方打線も沈黙した事で今季初白星とはいかなかったが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では久々に見せた投球に話題が及んだ。

 なかでもオリックスOBの坂口智隆氏は「まずは、もう投げれた事が良かったですよね」と元気な姿にホッとした表情を浮かべると、続けて「今日は打たれはしましたけど、元々上から下の角度ではなく低い所から低い所へスパっと決まる球で抑えていくタイプ」と好調時の姿を分かりやすく解説。

 そしてこの日打たれた要因として「シュート回転して中に入って行っちゃったのを積極的な打線につかまってしまった」と分析し、相手が好調だった不運もありながら球質に改善の余地があるとの見方を示した。

 椋木は久々の舞台で思うような投球は披露できなかったかもしれないが、それでも2年前はルーキーながら9回二死まで無安打に抑えるなど潜在能力の高さはオリックスでもトップクラス。坂口氏は最後に「今日投げれたっていうのがまず1番なので、次、修正して本来の力がだんだん出てくるんじゃないのかなと思いますね」と本領発揮に期待を込めて締めくくった。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』



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