アトレティコが4位死守! ビルバオとの“直接対決”を制し、来季のCL出場権獲得へ前進

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2024年04月28日 06:44  サッカーキング

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4位5位の直接対決を制したのはアトレティコ・マドリード [写真]=Getty Images
 ラ・リーガ第33節が27日に行われ、アトレティコ・マドリードとアスレティック・ビルバオが対戦した。

 前節終了時点で、19勝4分9敗の勝ち点「61」で4位につけるアトレティコ・マドリードと、16勝10分6敗の勝ち点「58」で5位につけるアスレティック・ビルバオの“直接対決”。アトレティコ・マドリードはチャンピオンズリーグ(CL)も含めた公式戦で2連敗中だが、ホームで4位の座を明け渡すわけにはいかない。対するアスレティック・ビルバオも、コパ・デル・レイで優勝を飾った後、ラ・リーガで2戦連続ドローが続いているものの、来季のCL出場へ繋がる切符を掴むためには勝利が求められる。

 試合は序盤の15分に動く。アトレティコ・マドリードは敵陣左サイドでサムエウ・リーノがボールをキープし、後ろへ落とすと、コケが左サイド深い位置でスルーパスを送る。抜け出したマルコス・ジョレンテが右足で上げたクロスボールはクリアされたものの、セカンドボールを拾ったロドリゴ・デ・パウルがミドルシュート。この一撃は相手に当たってコースが変わり、ディフレクションの末にゴールへ吸い込まれる。アトレティコ・マドリードが先手を取った。

 前半はこのままアトレティコ・マドリードが1点をリードしたまま時計の針が進んだものの、より多くのチャンスを作っていたのはアスレティック・ビルバオ。オイアン・サンセトやイニャキ・ウィリアムスが惜しいシーンを作りながらも、1点ビハインドで前半アディショナルタイムに突入したが、前半終了間際には絶好機が到来。アントワーヌ・グリーズマンのバックパスがイニャキに渡ると、即座に右サイドへ散らし、並走していたゴルカ・グルセタが右足で中央へ折り返す。ホセ・マリア・ヒメネスの股下を通した折り返しを、フリーでファーサイドへ走り込んでいたニコ・ウィリアムズがダイレクトで沈め、アスレティック・ビルバオが試合を振り出しに戻した。

 前半はこのまま1−1で終了。アトレティコ・マドリードとしては前半の終了間際にミスから失点を許すという嫌な終わり方となったが、後半の立ち上がりに再び一歩前へ出る。敵陣での素早い切り替えでアンヘル・コレアがボールを奪い返すと、複数本パスを繋いだ後、ピッチ中央付近でコケがルックアップ。背後のスペースを狙っていたA・コレアを見逃さず、浮き球スルーパスでボールを届けると、見事なファーストタッチからGKのタイミングを外し、左足で仕留めた。

 このゴールでアトレティコ・マドリードが再びリードを奪い、試合はこのまま終盤へ突入する。80分にはアトレティコ・マドリードがトドメの3点目を記録。デ・パウルからサイドチェンジのボールを受けたマリオ・エルモソがシンプルにスルーパスを送ると、抜け出したリーノがカットインから右足を振り抜く。シュートは左ポストに嫌われたものの、跳ね返りがGKウナイ・シモンに当たってゴールへ吸い込まれる。ホームチームが勝利を手繰り寄せる追加点を挙げた。

 試合はこのままタイムアップ。アトレティコ・マドリードがラ・リーガ2試合ぶり、公式戦3試合ぶりの白星を飾り、“6ポインター”を制した。一方、アスレティック・ビルバオは公式戦4試合ぶりの黒星に。これで両者の勝ち点差は「6」まで広がり、アトレティコ・マドリードが来季のCL出場権獲得へ大きな勝利を手にした。

 次節、アトレティコ・マドリードは5月4日に敵地でマジョルカと、アスレティック・ビルバオは3日にアウェイでヘタフェと、それぞれ対戦する。

【スコア】
アトレティコ・マドリード 3−1 アスレティック・ビルバオ

【得点者】
1−0 15分 ロドリゴ・デ・パウル(アトレティコ・マドリード)
1−1 45+1分 ニコ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ)
2−1 52分 アンヘル・コレア(アトレティコ・マドリード)
3−1 80分 ウナイ・シモン(OG/アトレティコ・マドリード)

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