GW旅行に「超タイプ」の男性が!お酒の勢いでグイグイ迫ったら…やらかしてしまった“大失態”

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2024年04月28日 09:31  日刊SPA!

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※画像はイメージです
 仕事に人間関係と、ストレスにさらされることも多い現代。せめて旅行中はハメを外したいという人も多いかもしれない。「旅の恥はかき捨て」ということわざもあるが、自身の体験から「旅行中も、ある程度の節度は大切」だと後悔するのは、三崎妃花さん(仮名・36歳)。
 三崎さんはとある企業の管理職。社内のトラブル相談や新人教育などを担当することもあり、上司や部下の板挟みとなることも多く、蓄積されるストレスは半端なかった。そんな三崎さんのストレス発散方法は、友人との旅行。

◆幼なじみと旅行するのがお決まり

「3連休やGWなど休みをみつけては、小学校の頃から仲良しのN美を誘って県外旅行へ行くのがお決まりでした。会社は別でしたが、N美も管理職で相当なストレスを抱えていたので、旅先ではハメを外しまくり。2人で楽しんでいました」

 そんなある年のGW。いつものようにN美を誘って県外旅行へ出かけた三崎さんは、計画していた観光地をいくつかまわり、ホテルへ到着した。繁華街からは少し離れたホテルだったが、周辺には評判の良さそうな居酒屋がいくつかある。

「そのなかから、地元食材を使ったメニューと地酒がネットで評価されていた個人経営らしき店に訪問。すると気さくなオーナー夫婦が歓迎してくれ、地元の人しか知らないようなレアスポットやB級グルメも教えてくれました」

◆オーナー夫婦の27歳息子との出会い

 料理も地酒もおいしく、話はさらに盛り上がる。お酒が進むにつれ近くに座っていた地元の団体客だというオジさんたちも巻き込んで盛り上がり、お店のオーナー夫婦の息子だというJさん(27歳)ともすぐに打ち解けた。Jさんは、ドンピシャで三崎さんのタイプ。

「すごく楽しかったこと、そしてアルコールには強いという変な自信もあったので、つい飲みすぎてしまいました。オジさんたちもじゃんじゃんビールを注いでくれるし、前の前にはタイプのイケメンがいるしで、いい調子だったんです」

 また、酔っぱらってくると「どうでもよくなってきた」と三崎さん。そして、いつものように「旅の恥はかき捨て」と自分に言い聞かせ、自分を解放。日頃のストレスを洗い流すように、注がれるままグビグビとアルコールを飲み干した。

◆お酒の勢いでグイグイ迫っていったら…

「すると、お酒の効果も手伝ってか、Jのことがますますイケメンに見えてきたのです。住まいからは遠い県外だったし、Jと付き合いたいとかそういうのはなかったのですが、あとから考えたら恥ずかしいぐらい『超タイプ』などと迫りまくっていました」

 N美さんが止めるのも聞かず、「好き」「超タイプ」を連発しはじめた三崎さんに、地元客のオジさんたちもドン引き。さっきまで和気あいあいと楽しい時間を共有していたはずなのに、いつの間にか場はシラけ、しばらくするとオジさんたちは帰ってしまった。

「オジさんたちは、すごくやさしかったです。お酒や料理もずいぶんご馳走してくれたので申し訳ない気持ちもありましたが、それよりも嬉しい気持ちが勝ってしまった。店内にはそのオジさんたちと私たちしかいなかったので、これでJに思う存分絡めると思ったのです」

◆飲みすぎてそのまま店で嘔吐

 お酒に酔ってそんな感情になったのは初めてだったが、「好き」「超タイプ」を連発するだけで、ストレスが少しずつ解消していくような妙な感覚に陥っていたとか。そしてN美の制止を振り切り、Jに「いっしょに飲もう」としつこく絡みまくってしまいました。

「そしてそのまま店で、嘔吐……。苦笑いしているオーナー夫婦の顔が忘れられません。お店にもN美にも、本当に迷惑をかけたと思っています。ハメを外して自分の限界を超え、飲みすぎた自分を許せません」

 旅先でのことを反省し、凹んでいた三崎さんに衝撃を与えたのは、上司から「いろいろと仕事を教えてあげて」と紹介された男性社員を目にしたときだった。なんと目の前にいたのは、Jさん。三崎さんはビックリして思わず二度見したが、見間違いではなかった。

◆実は転職先にやってきた男性は…

「あとからわかったことですが、Jはウチの会社に転職することが決まっていたそうです。前の会社を辞めてからGWまでは無職だったため、両親が経営する居酒屋を手伝っていたことがわかりました。それにしても、こんなことがあるのかと驚きしかなかったです」

 最初は向こうも驚いていたが、「先日はどうも」と冷静に挨拶されたあとからが地獄だった。実はJさんから、何かあるごとにヤニヤした顔で「あのときのことをバラす」と、チクチク脅されているのだとか。

「私はM気質なので、それはそれで楽しいです。ただ、仕事は本当にやりにくい。それに、Jとの関係も中途半端なままです。いいように遊ばれている感じがしてモヤモヤしますが、仮に付き合ったとしても彼の両親が許してくれそうにありません」

 三崎さんは「もしかしたら私のように、旅行先でのおこないがあとあと響いてくることもあるかもしれません。やはり旅先でも、節度を持って行動することをおすすめします」と、アドバイスしてくれた。

<TEXT/夏川夏実>

【夏川夏実】
ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter:@natukawanatumi5

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