談話捏造、記者を諭旨退職=編集局長ら処分、更迭―読売大阪

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2024年05月01日 11:31  時事通信社

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談話の捏造(ねつぞう)を報じる4月17日付の読売新聞夕刊
 読売新聞大阪本社の社会部主任(48)が小林製薬の紅麹(べにこうじ)製品取引先の反応をまとめた記事で談話を捏造(ねつぞう)した問題で、大阪本社は1日までに、この主任を諭旨退職、取材した岡山支局記者(53)を記者職から外して休職1カ月の懲戒処分にすることを決めた。同日付朝刊で明らかにした。

 捏造があったのは4月6日付夕刊に掲載された「紅麹使用事業者 憤り」の記事。小林製薬取引先の社長の発言として「突然『危険性がある』と言われて驚いた」などと報じたが、実際には発言していなかった。

 記事掲載後、社長から抗議を受け同月8日付夕刊で訂正記事を載せたが、事実と異なるものだった。

 大阪本社の二河伊知郎執行役員編集局長は給与の3カ月30%返上、編集局総務と社会部長をそれぞれ休職2カ月の処分とし、いずれも近く更迭。柴田岳代表取締役社長も報酬の3カ月10%を返上する。

 柴田岳社長の話 取材に協力いただいた社長を裏切り、深くおわび申し上げます。取材結果を曲げることは決してあってはならず、取材・執筆した記者が最後まで記事に責任を持つとともに、抗議を受けた場合は真摯(しんし)に受け止め、事実に誠実に対応する姿勢を徹底してまいります。 

このニュースに関するつぶやき

  • これだもん…どんどん社会的問題追求の主力が、週刊誌みたいな風潮になってくわな…。
    • イイネ!15
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