7日午後0時半ごろ、那覇市泉崎の同市役所1階で、不審なスーツケースが見つかった。6日には市の一部部署などに爆破予告のメールが届いていたことなどから、市は業務を一時停止して、職員や来館者らを近隣の小学校などに避難させた。110番を受けて県警の爆発物処理班が出動したが、爆発物ではないと判明。市は午後4時すぎに窓口業務を再開させた。県警が業務妨害の疑いで捜査している。
市などによると、スーツケースは金色で1階にある総合案内のカウンター下に置かれていた。市や同市の文化施設などには6日朝、爆破予告のメールが届いていたという。
窓口に用事があって訪れたという60代女性は「中に入ろうと思ったら、消防車やパトカーがたくさんいた。普段と違って騒然としていて怖い」と不安げに話した。
業務再開後に記者会見した島袋久枝総務部長は「何事もなくて良かった。警察と連携して対応していきたい」と述べた。