チャールズ国王、バッキンガム宮殿でガーデンパーティ開催 8千人のゲストに元気な姿を見せる

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2024年05月10日 12:10  Techinsight Japan

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現地時間8日、バッキンガム宮殿でガーデンパーティを主催したチャールズ国王とカミラ王妃(『The Royal Family Instagram「A warm welcome back to Garden Parties!」』より)
チャールズ国王とカミラ王妃が、バッキンガム宮殿で王室の伝統行事であるガーデンパーティを主催した。現在がんの治療中の国王はモーニングスーツで正装し、8,000人のゲストに元気な姿を見せた。同じ時間にヘンリー王子は、ロンドンの聖ポール大聖堂で開催された「インヴィクタス・ゲーム」の感謝礼拝に出席していた。

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チャールズ国王がバッキンガム宮殿でガーデンパーティを開催し、8,000人の招待客の前に元気な姿を見せた。このイベントは1868年にヴィクトリア女王が開始した、王室の伝統行事だ。当初は社交界デビューしたばかりの女性が出席するパーティだったが、その後は公共奉仕に貢献した人々を称える場として発展してきた。

国王は2月にがんの治療を開始したと公表し、現在も外来患者として治療を続けている。4月30日には公の場の公務に復帰し、カミラ王妃とともに英ロンドンの病院内にあるがんセンターを訪れた。

晴天となった現地時間5月8日午後4時、ガーデンパーティを主催するチャールズ国王とカミラ王妃がバッキンガム宮殿のカーナーボン・ルームのテラスに現れた。

国王はグレーのモーニングスーツに水色のベストを合わせてトップハットを被り、片手には傘を持った英国紳士の装いだ。

隣に立つカミラ王妃は黒いラインが入った白い帽子を被り、「フィオナ・クレア」による白いドレスを着用。ドレスの左胸には、故エリザベス女王が所有した、ハート型のダイヤモンド・ブローチを着けていた。

夫妻の後部では、王室の現役メンバーであるアン王女、エディンバラ公エドワード王子と妻ソフィー妃、グロスター公爵夫妻が整列した。キャサリン皇太子妃は現在がんの治療中であり、ウィリアム皇太子も出席を控えた。

テラスに王室メンバーが並ぶと、軍楽隊が英国歌「国王陛下万歳(God Save The King)」を演奏し、国歌の斉唱が始まった。演奏が終わると大きな拍手が巻き起こり、国王夫妻と王室メンバーは衛兵にエスコートされ、招待客が並ぶ庭へと向かった。

チャールズ国王とカミラ王妃が招待客のグループや個人に挨拶をしながら歩くと、人々はがんで治療中の国王に向けて「神の御加護がありますように」「お元気そうでなによりです」とお見舞いの言葉を伝えた。

夫妻らは1時間にわたって招待客と交流しながら広い庭を歩くと、宮殿庭の湖の近くにあるロイヤル・テントへ向かい、VIPゲストと対面した。

ガーデンパーティが開催されたのと同じ時間、ヘンリー王子はロンドンの聖ポール大聖堂で行われた負傷軍人の国際スポーツ大会「インヴィクタス・ゲーム」の感謝礼拝に出席していた。

ヘンリー王子はこの前日に英国に帰国したが、ロンドンに到着後に広報担当者は「国王陛下の予定が詰まっているため、会うことができません。公爵はもちろん、父親のスケジュールや他のさまざまな優先事項を理解しており、近いうちに会えることを望んでいます」と伝えていた。



画像は『The Royal Family Instagram「A warm welcome back to Garden Parties!」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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