「最高コスパのサンダル」ほぼブランド品なのに、格安で買える5つの傑作

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2024年05月15日 09:21  日刊SPA!

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日刊SPA!

MOONSTAR 810s ALLPE MODI
―[メンズファッションバイヤーMB]―
 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第479回目をよろしくお願いします。

 そろそろ暑くなってきてサンダルの時期になってまいりました。今回は何を買っていいのか迷うあなたに。サンダルのおすすめ2024年度版をお届けします。

◆身長を盛れるいわゆるプラットフォームシューズの先駆け
・grounds CLAY 1万6500円

 数年前から原宿を中心にじわじわ人気が出始めたgrounds。身長を盛れるいわゆるプラットフォームシューズの先駆け的な存在。ソール部分にエアを入れたボコボコのデザイン、見かけたことがある人も多いんじゃないでしょうか。

 原宿のZ世代女性中心にトレンドが始まり、現在では幅広い地域・年代・性別へと拡大しています。メンズブランドとのコラボで男性層にも認知が広がり、やや大人向けのシックなものも展開が始まりました。そのひとつが、このCLAYでしょう。

 単一素材による一体成形型のデザインで切り替え部分がなく、ミニマルな印象。groundsの大きな特徴である厚手ソールによる脚長効果も4.5cmとかなり大きいですが、履いてみると案外、シャープな印象で細身のパンツでも違和感なく使えます。

 また、先端が空いているサンダルですが、アッパーはすべて覆い隠されているため革靴などに近い印象。サンダルよりも大人っぽく、かつ身長を4.5cm盛れて、さらにクッション性が高く、歩きやすく、さらにさらに汚れや水にも強い素材。これだけ条件揃って1万6500円は破格です。

◆2990円なのに、見た目の印象は完全にPRADA
・GU メタルバックルテープサンダル 2990円

 GU史上最も高見えできるサンダルが今年登場。

 毎年どのブランドも展開するテープデザインのサンダルですが、今回のモデルは硬いスウェットのようなネオプレン素材をベルトの内側につけたもの。靴擦れが起こりにくく着用感をサポートしてくれるとともに、見た目の印象も複雑になり、高級感があります。

 シンプルなテープだけのデザインが多い量販店系サンダルですが、こちらはそれらと一線を画すものとなっています。

 また、商品名にもなっている「メタルバックル」を使ったところも嬉しい。通常プラスチック製のものを使うところ、ポリッシュ仕上げの光沢あるバックルを採用。このおかげで見た目の印象は完全にPRADA!

 メタルパーツって付属品代が少し高くなってしまうので、100円や200円が命取りのGUにとってはかなりの英断。しかし、このおかげでGUとは到底思えないような高級感があります。

 ソールも革靴で使われるヒールのあるものを採用しており、大人が使える高見えサンダルになるように細部まで徹底的に作り込んだ意欲作。これが2990円はスゴイ!

◆イメージを大きく刷新させたクロックス
・crocs Classic Crush Sandal 7700円

 クロックスといえば「地方のヤンキーがドンキで履いてる靴」なイメージ(笑)。サボ型サンダルによくわからないバッジを無数につけてジャージと組み合わせて着るのがジャパニーズヤンキースタイル。ただ、最近はクロックス側もリブランディングに励んでいます。

 ハイブランドとのコラボレーションや、過去のイメージから離れたデザイン性の高いモデル開発など今までのイメージからは到底考えられないような展開が増えていたり。インスタなどでもおしゃれ女子がクロックスを紹介するパターンが増えてきました。

 そんなニュークロックスの筆頭ともいえるモデルがこちら。クロックスの歩きやすさとロゴは健在ですが、ヒール部分を高く、設計した革靴やブーツのようなデザイン。アッパーはシャワーサンダルライクなシンプルデザインになっており、クロックスらしさはほとんどありません。

 ヒールがここまで高いと身長を盛れるだけでなく、ふくらはぎの形がかなりきれいに見えます。男性はあまり履かないのでわからないかもしれませんが……ヒールのある靴を履くと足のシルエットが激変します。

 女性が高いヒールのパンプスを好むのは身長や脚長効果もありますが、足が美しく細く見えるから。爪先立ちをすると足がキュッと細く、欧米人のように見えるものです。

 少しソールの分だけ重さはあるのですが、足の形がきれいに見えてフォルムも美しく、おすすめ。

◆まるでデザイナーズブランドのようなデザイン性
・MOONSTAR 810s ALLPE MODI 6600円

 日本のスニーカーブランドムーンスターがトレンドデザインを盛り込んで作った810s/エイトテンス。

 ハイエンドなデザインながら、値段は激安、着用感や歩き心地は長年の技術力のおかげかクオリティ激高。そのコスパのよさからここ2〜3年で爆発的にヒットを飛ばしているのです。

 こちらも定番モデルで昨年あたりから街でよく見かけるようになりました。テープデザインとシンプルなプリントが特徴で、まるでデザイナーズブランドのよう。ソールもやや厚手に作られているため、身長を盛ることもできておすすめ。6600円にはとても見えません。

 ワイドからスリムまで幅広いパンツに合わせることができるシンプルデザイン&程よいボリューム感なので汎用性抜群。迷ったらこちらがおすすめです。

◆長時間歩いてもまったく疲れない傑作サンダル
・TELIC W-CLOUD 1万120円

 プラットフォーム型のサンダルでリカバリー機能を持ったのがこちら。

 プラットフォーム型のサンダルは身長が盛れるのは嬉しいですが、どうしても疲れやすく長時間の歩行には向いていない。しかし、こちらはメンズで展開されているプラットフォームサンダルで唯一、リカバリーサンダルとしてエビデンスを持っているブランド。

 ドクターのお墨付きも得ており、確かに長時間歩いてもまったくといっていいほど疲れない。ディズニーに履いていってもOKです。

 デザインもアッパーの独特の形状がハイブランド感あるし、シャワーサンダルデザインで単色使いなのでソックスを合わせたコーディネートもおすすめ。

 加えて、1万円と格安なのも嬉しい。すでに在庫希少なのでぜひお見逃しなく!

 以上、夏のサンダル5選でした!

―[メンズファッションバイヤーMB]―

【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag)

このニュースに関するつぶやき

  • ほぼ便所スリッパをブランドだからって数千円出すのか やたら身長が盛れるに食いつくのはギリギリ170cm無い人なんかな ガタイが変わらず伸びても大きくは見えないのに
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