ソマルタの廣川玉枝が英国発名門校の制服をデザイン

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2024年05月15日 12:01  Fashionsnap.com

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廣川玉枝が手掛けた制服

Image by: SOMARTA
 「ソマルタ(SOMARTA)」のデザイナー廣川玉枝が、英国発のインターナショナルボーディングスクールの千葉校「ラグビー・スクール・ジャパン(Rugby School Japan)」の制服一式をデザインした。

 ラグビー・スクールは、英国で450年以上の歴史をもち、英国パブリックスクール9校「ザ・ナイン」にランクインするほどの名門校として知られる。
 ラグビー・スクール・ジャパンは、2023年8月に千葉の柏市に開校し、「柏の葉国際キャンパスタウン構想」であるスマートシティの一端を担う学校として設立。学長は、英国本校で14年間教育指導と学校運営経験をもつトニー・ダービーが務めている。
 新制服は、ジャケット、ジェネラルネクタイ、ハウスネクタイ、半袖と長袖シャツ、スクールニットセーターとベスト、メンズ用のパンツ、ウィメンズ用のスラックススカート、スクールバッグのほか、スポーツキット、スポーツバッグ、スイムバッグで構成。デザインは、英国本校の歴史を紐解き、柏市の環境や日本の風土との関係性を考慮したという。タータンのジャケットは、英国本校の制服で使用する伝統のタータンに基づき、細やかな千鳥模様が交差する格子織りで仕立てた。千鳥模様は、英国ではハウンド・トゥースと呼ばれる猟犬の牙を表す模様で、日本では荒波を乗り越える水辺の鳥を表す縁起の良い柄として知られる事に着目して採用。色彩は、2020年に刷新した英国本校の新制服の色で主に用いるブルーを基調に、伝統的なスクールカラーであるオックスフォードブルー、ケンブリッジブルー、ホワイト、千葉校特有の柏市のシンボルツリーの柏の木をイメージするグリーン、都会的な印象を与えるシルバーグレーを使用した。
 デザイナーの廣川は新制服のデザインに対して「スクールの中で制服は非常に重要な要素のひとつで、着用することでひとりひとりがラグビー・スクール・ジャパンの生徒として誇りやコミュニティ、帰属意識を育んでいけるよう、英国本校の伝統を受け継ぎながらも都会的な日本校の革新性をデザインに取り入れました」とコメントしている。

◾️ラグビー・スクール・ジャパン:公式サイト
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