奈良県立高講師を逮捕＝女子中生にわいせつ疑い―大阪府警

　金銭を渡して女子中学生にわいせつな行為をしたとして、大阪府警少年課は１５日、不同意わいせつと児童買春・ポルノ禁止法違反（児童買春）の疑いで、奈良県立御所実業高校の常勤講師、岡野健太容疑者（２５）＝同県大和高田市池田＝を逮捕した。容疑を認めているという。

　同課によると、岡野容疑者は低年齢の子と出会うため、ＳＮＳで「＃グリ下」とハッシュタグが付いた投稿を検索。「貧乏でお金が欲しい」と書き込みをしていた女子中学生に連絡を取った。

　グリ下は大阪・道頓堀にある「グリコサイン」の看板下の遊歩道周辺を意味し、若者が集まる場所として知られる。女子中学生はグリ下に出入りし、周囲に「（デートの見返りに金品を受け取る）『パパ活』をしている」と話していたという。

　逮捕容疑は２０２３年１１月２５日、女子中学生に電子マネー１万円分を送金し、ホテルで胸を触るなどした疑い。

　御所実業高校は「県教育委員会と連携を図り、事実確認に努める」とコメントした。