前回からの続き。私(カコ)は子どもたち(ルミカ、ハルト)と夫(ナオト)との4人暮らしです。うちから車で30分ほどの場所に義実家があり、義母が一人で暮らしています。ある週末義実家に泊まった私は、翌朝になって義母から「家まで車で送っていくから夜ご飯を一緒に食べましょう」と言われます。やんわり断ろうとすると義母は大げさに泣き出しました。義母がいったんゴネはじめると手がつけられません。だから私はいつも仕方なく要求を受け入れているのです。
そうして私と子どもたちは、なかばムリやり義母の車で自宅へ帰ることになりました。子どもたちは雰囲気を察してかずっと無言です。重苦しい空気のなか、家の前に到着しました。「少しだけ待っていてもらえますか?」と義母に伝え、娘とともに慌てて家を片付けます。
「ばあば、怒って帰ったよ」息子に言われて驚きます。あんなに家に上がりたがっていたのに、帰った!? 義母のことだから何をしでかすかわからない怖さがあります。イヤな予感に突き動かされ、私はすぐさま義母に電話をしました。
「ハルトがひとりで外にいたから、何が起きたのかと……」そう伝えると義母は責められたと感じたのか、猛烈に怒りはじめました。「ひとりになんてさせてないわよ。私だって子育てした母親よ。置き去りにしたみたいに言うなんて!」
けれど家に上げろとゴネてやって来たあげく、少し待たされたくらいで何も言わずに帰ろうとするなんて……。やっていることが支離滅裂だし、感情が安定していないように感じて戸惑ってしまいます。
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【第4話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・りますけ 編集・井伊テレ子