4億5000万円のダノンエアズロック 日本ダービーVなら史上最高額のJRA・GI勝ち馬に

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2024年05月20日 08:00  netkeiba

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プリンシパルSを快勝したダノンエアズロック(今年4月撮影、ユーザー提供:Luckさん)
「史上最高額のJRA・GI勝ち馬」の称号を目指し、ダノンエアズロック(牡3、美浦・堀宣行厩舎)が日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)に挑む。

 ダノンエアズロックは父モーリス、母モシーン、母の父Fastnet Rockの血統。母は豪州でG1を4勝した名牝。半姉のプリモシーンは18年のフェアリーS、関屋記念、20年の東京新聞杯と重賞を3勝。その血統が評価されて、22年のセレクトセール1歳で4億5000万円(税抜、以下同)の高値となった。

 ここまで4戦3勝。昨秋のアイビーSを快勝し、東のエース候補に浮上した。しかし、休み明けだった前々走の弥生賞は好位から甘くなって7着。因果関係はハッキリしないが、レース後に右後肢外側副管骨を骨折していることが判明したので、多少なりとも影響があったのかもしれない。その後、短期のリフレッシュを挟み、プリンシパルSに参戦。先団から力強く抜け出し、最後は流して1馬身1/4差の完勝だった。今回はGI初挑戦となるが、十分にチャンスがあっていい。

 国内のセールで取り引きされた馬に限れば、過去最高額のGI勝ち馬は19年の菊花賞と21年の天皇賞(春)を制したワールドプレミアの2億4000万円。同じく重賞勝ち馬は14年のきさらぎ賞とチャレンジCを制したトーセンスターダム、19年のきさらぎ賞覇者のダノンチェイサーの2億5000万円となる。したがってダノンエアズロックが勝てば、「史上最高額のJRA・GI勝ち馬」、さらには「史上最高額のJRA重賞勝ち馬」となる。

 今年の日本ダービーには、他にも高額馬が数多くエントリーしている。セレクトセールからは1億3500万円のダノンデサイル、9400万円のショウナンラプンタ、8200万円のサトノエピック(※回避予定)とミスタージーティー。さらにはアルカナ・ドーヴィル1歳セールにて210万ユーロ(約3億円)の値が付いたシンエンペラーも参戦する。高額馬対決の行方にも、是非とも注目してほしい。
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