四宮義俊監督初の長編アニメーション『A NEW DAWN(邦題未定)』 インターナショナル版ティザービジュアル(C)A NEW DAWN Film Partners フランス・カンヌで現地時間19日に開催された「第77回カンヌ国際映画祭」マルシェ・ドゥ・フィルム「Animation Day」アヌシー・アニメーションショーケースに、日本画家・アニメーション作家としてボーダレスに活躍する四宮義俊監督が登壇。世界中から集結した映画関係者を前に、劇場長編アニメーション『A NEW DAWN』(邦題未定、2025年劇場公開予定)のプレゼンテーションを行った。
今年は本作のほかに、『ユニコーン・ウォーズ』(現在公開中)を製作したアバノプロダクションズによる新たなプロジェクト『Mu-Ki-Ra』(監督:エステファニア・ピニェレス/製作国:コロンビア・スペイン)や、フランスの大手配給会社シャレードの『In Waves』(監督:フオン・マイ・グエン/製作国:フランス・ベルギー)のほか、『THE CONFERENCE OF THE BIRDS』(監督:アティーク・ラヒーミー&キャロライン・ピオション/製作国:フランス・ルクセンブルク)、『THE LANGUAGE OF BIRDS』(監督:シンシア・フェルナンデス・トレホ/製作国:メキシコ)が選出された。
ショーケースが始まり、『A NEW DAWN』のプレゼンテーションは5番目。四宮監督が壇上であいさつをし「日本画をベースにデジタル技術を用いながら伝統的なマルチプレーンカメラやクレイアニメーションなどを取り入れ、手間のかかるアナログ技術を使い、一軒の消滅に向かう花火工場を描き出します。物語で破壊されようとしているのは家族の持っていた伝統的な技術や物語、歴史を持った風景です」と、制作方法を明かした。