貼り付ければOK、配線不要の小型ドライブレコーダーを実際に試してみた 画質やWi-Fiスマホ連携の使い勝手を検証

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2024年05月21日 13:11  ITmedia Mobile

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「MF-BDVR003C」本体(マウントを除く)

 ドライブレコーダーを自分で車に取り付けるのは、電源の確保や配線の煩わしさといった理由から、なかなか骨が折れる作業である。とはいっても、わざわざ高いお金を払って専門店に取り付けを依頼するほど車を乗り回すわけではない──そんな境遇にある人もいるだろう。


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 カー用品ブランドのMAXWINを運営する昌騰が発売した「MF-BDVR003C」は、そんな人々のニーズに合う“配線不要”の小型ドライブレコーダーだ。


 本体は手のひらサイズ、重さは約88gでありながら、満充電で最大約7時間の連続録画が可能な2000mAhバッテリーを内蔵しており、車両のフロントウィンドウなどに取り付けた専用マウントに装着すると、自動で電源が入って録画を開始される。広角120度のレンズでフルHDの録画に対応しており、マウントから取り外すと自動で電源がオフになる。


 さらにWi-Fi機能も搭載しており、スマートフォンの専用アプリ「MUFU Video」(iOS、Android)経由で録画データの再生やダウンロード、設定、リアルタイムの映像チェックすることもできるという機能性も持ち合わせている。


 今回はそんなMF-BDVR003Cを実際に取り付けて、実力をチェックしてみた。


●車両に取り付けてみた


 パッケージにはドラレコ本体の他、USB Type-Cケーブル、自動車/バイク装着マウント(2種類)、microSDメモリーカード (32GB)が付属している。


 本体サイズは約72.1(幅)×45(奥行き)×30(高さ)mmで、重さは約88gだ。防水防塵(じん)はIP66相当となっており、バイク用ヘルメットなどに取り付けるなど、激しい雨が直接当たっても問題はなさそうだ。


 まずはマウントを車のフロントウィンドウに両面テープで取り付ける。マウントはシンプルなもの、ボールマウントで角度が調整できるものと、計2種類がある。車に取り付ける場合は後者がいいだろう。ちなみにGoPro向けの汎用マウントに取り付けられるため、車やバイクだけでなく、さまざまなところに取り付けやすい。


 ドラレコはバッテリーで駆動するので、電源ケーブルなどの配線は不要。脱脂を含めても約15秒で取り付けが完了する手軽さだ。


●肝心の画質は?


 実際にMF-BDVR003Cで撮影した映像は次の通りだ。昼と夜で撮影してみた。


 あくまでフルHD録画なので、最新のセンサーを搭載してWQHD以上の画質で録画できるフラグシップ機には叶わない。しかし、手軽な取り付けとは裏腹に、記録映像として良好な画質は確保されているという印象だ。


 4〜5m先にあるナンバープレートが読み取れ、LED信号(テストは50Hz地域で実施)も点滅することなく録画できている。ただし、夜間においては看板など強い光源がある部分が白飛びする場面もみられた。全体の明るさを優先しているということで、他の車両の動きを記録するという実用上では問題ないだろう。マイクの性能は低めだ。


●実際のバッテリー駆動時間、録画停止などの操作は?


 本製品はバッテリー駆動で動作するのが特徴だ。実際に録画を続けてみたところ、公称値通り7時間程度の録画を継続できた。毎回の充電が必要とはなるが、配線不要というメリットに価値を感じるのであれば、しっかりと役立つだろう。


 ちなみにUSB Type-Cケーブルを接続すれば、電源を供給しながら録画することもできる。


 ただし、バッテリーはいつか劣化するもの。数年後にも約7時間の録画時間が維持できているかは怪しいので、使い方と相談することになる。


 マウントから本体を取り外してしばらくすると録画は停止される。さらに本体には傾き動作検知機能(Gセンサー)を搭載しており、オンにしておくと車が停止して3分経過すると自動で録画が停止する。買い物などで車を降りた際に録画停止などを意識する必要はない。


●録画データの取り扱いはどうか


 映像を録画するmicroSDメモリーカードは128GBまでに対応している。付属の32GBでは約7時間分の映像全てを保存できないので、必要に応じて入れ替えたほうがよさそうだ。


 録画形式はファイルが破損しにくい「.ts」でフレームレートは27.5fpsとなっている。1ファイルの録画時間は「1分/3分」から選択できる。


●設定変更などはスマホアプリと連携


 MF-BDVR003C本体にはmicroSDメモリーカードスロットや充電用のUSB Type-Cポートの他、動作状況を表す通知LEDぐらいしか見当たらない。細かな設定はスマホアプリを通して行うことになる。


 電源が入ってしばらくはWi-Fiがオンになるので、スマホからWi-Fiに接続しつつ専用アプリを開く。


 アプリからは音声記録の有無や傾き補正、microSDメモリーカードのフォーマット、カメラの露出など、さまざまな設定を変更できる。


●用途が定まっていればピッタリハマる!


 こうしたチャレンジングな製品は、一般的な製品と比べて性能が著しく低かったり、機能がイマイチだったりすることが多い。しかし、MF-BDVR003Cは基本的な性能や機能が十分に備わっている。


・一度の運転が7時間以内である


・頻繁に運転しないのでドラレコを常設しなくていい


・セカンドカーやサードカー、バイクで使いたい


・とにかく配線が煩わしい


・画質はフルHDで十分


・営業車でドライバーごとに専用ドラレコを持たせたい


 上記のような状況など、自分で考えた利用シーンに合致すればとても便利に使える製品だ。


 また、GoPro向け汎用マウントに対応しているのも隠れた強みで、単体で7時間の連続バッテリー駆動ができる簡易的な防水ウェアラブルカメラのような用途の可能性もありそうだ。


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