やっぱり「プリ☆チャン」は最高!ファンミで校歌斉唱、今後の“Vミュ”構想も

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2024年05月21日 16:08  コミックナタリー

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バーチャルミュージカル「ハイスクール!キラッとプリ☆チャン」ファンミ―ティングの様子。左から博史池畠、佐々木李子、兵頭一歩、大庭晋一郎氏。
バーチャルミュージカル「ハイスクール!キラッとプリ☆チャン」のファンミーティングが、去る5月19日に東京・新宿のロフトプラスワンで開催された。イベントには虹ノ咲だいあ役の佐々木李子、アニメで監督を務めバーチャルミュージカルには総監修として参加した博史池畠、脚本を手がけた兵頭一歩、タカラトミーアーツの大庭晋一郎氏が登壇した。

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TVアニメ「キラッとプリ☆チャン」の放送終了後、「ハイスクール・キラッとプリ☆チャン」では高校生になったみらいたちの物語をバーチャルライブ、バーチャルミュージカルという形で展開。3Dで表現されたキャラクターによる表情豊かなライブはもちろん、新たなプリ☆チャンアイドル・銀河さだめも交えた書き下ろしストーリーが届けられた。ファンミーティングは「ハイスクール!キラッとプリ☆チャン」のクラウドファンディング支援者に向けて開催されたもの。冒頭では会場全員でさだめの園高校の校歌斉唱を行い、アットホームな雰囲気の中でトークが繰り広げられた。

“バーチャルミュージカル”という新しい試みに参加した感想を問われた佐々木は、「何が始まるんだろう?と思いつつ、ミュージカルは大好きなのでとにかく楽しみでした。『わからなかったらやってみよう!』という作品のコンセプトにぴったり」と振り返る。今作では「Forever Friends 〜1/74億分の奇跡〜」を虹ノ咲だいあとだいあの“Wだいあ”で歌唱しており、「アナザーだいあはだいあと歌えてすごくうれしいはずだから、いつも以上にわくわくした感じで歌いました」と佐々木。TVアニメも含めてだいあ、アナザーだいあ、プチだいあなどを演じ分けてきたことに触れ、「自分にできるかなって不安なときもあったけど、今は楽しい。いろんな可能性を広げてくださったのがだいあちゃん」と思い入れを語った。だいあは「プリティーリズム・レインボーライブ」の名曲「ハート♥イロ♥トリドリ〜ム」もカバー。佐々木は「アーケードゲームで遊んだり、カラオケでもよく歌っていた曲なので、夢のよう」と喜びを語った。

池畠はバーチャルミュージカルへの関わりについて、「CGチームでちゃんとしたものができていたので、多少こうしてくださいって言う程度」と説明。アフレコにも参加したそうで、兵頭は「監督(池畠)と長崎さん(音響監督の長崎行男)に入っていただいて、『やっぱりプリ☆チャンはこうだな』と感じられた」と振り返る。大庭氏も「バーチャルライブはあくまでライブ。バーチャルミュージカルはストーリーがメインなので、これは(2人に)入ってもらわないとダメだよねって」と話し、スタッフ陣のトークからはアニメと遜色なくこだわって作られていることが感じ取れた。

新キャラクター・銀河さだめについては、初期のラフ案なども見せながら裏話を披露。佐々木はさだめ役の本泉莉奈と一緒にアフレコをする機会もあったそうで、「力強い、威厳のあるお芝居がとても好きです。その口調で長セリフを読んでいらっしゃると、喉が心配になってくるので、みんなで心の中で応援していました」と振り返る。すると池畠が「そういう気持ちを思い起こさせるキャラにしたかった」とキャスティングの意図に触れ、兵頭も「つよつよで割り込む隙がないとふさわしくない。どこか弱い、無理していろんなことをやっている子なので」とさだめの魅力を語った。また大庭氏の「このお話を進行させてるのってさだめちゃんだけですもんね。ほかのプリ☆チャンアイドルたちは『そうなんだ』とか言ってるだけで(笑)」というコメントには客席からも笑いが起こる。「でも、それが『プリ☆チャン』なのかなって。彼女たちが現状に対してその瞬間思ったことをやる、それで問題が解決していく。ロジカルじゃないパワーを『プリ☆チャン』のキャラクターには感じる」と続けた。

さらに話題は今後のバーチャルミュージカルの構想へも展開。大庭氏が「みらいたちの高校、あんなたちの高校、さだめの園高校と、高校がいっぱい出てきたじゃないですか。だから“高校対抗プリ☆チャンアイドル甲子園”みたいな……」と話すと、別次元に存在するかもしれない“ミラクル☆ギラッツ”や“桃山みらくる”など、池畠や兵頭も次々にアイデアを出していった。さらに「今回教室のセットを作ったから、あれでコントができる。ドリフみたいなことをやりたい」と大庭氏が夢を膨らませると、佐々木は「プリ☆チャンドリフ……どうなっちゃうの……!?」とつぶやいた。

バーチャルミュージカルのみならず、「プリティーシリーズ」におけるキャラクターと役者の関係性について言及する場面も。大庭氏は「キャラの本質みたいな部分を役者さんに委ねるところが『プリティーシリーズ』にはある。ライブを観ていると、ご本人とキャラクターの塩梅が皆さんすごくうまいなと思います」と話す。佐々木は「ステージ上でみらいちゃんとして存在している(林)鼓子ちゃんを見ていると、だいあちゃんの思いも自然に出てきて、近付きたくなっちゃう(笑)」と照れ笑い。7月にライブイベント「キラッとプリ☆チャン スペースシップアドベンチャー」を控えているが、「Forever Friends 〜1/74億分の奇跡〜」について佐々木が「Wだいあでも歌いたいですし、みらいちゃんとだいあちゃんでも歌いたい」と希望を述べると、客席からも期待を込めた拍手が送られた。

最後に大庭氏は「僕のイメージの中だけで、現実にできるかどうかわからなかった。皆さんのおかげでといつも言っているんですが、今回は本当にそうだったので、感謝の気持ちでいっぱいです」とクラウドファンディング支援者への感謝を伝える。兵頭も「皆さんの“いいね”やアイデアがあって、大庭さんと『やってみよう』って、そうやって実現していくのが『プリ☆チャン』という作品。これからも忘れずに“いいね”を送ってください」とメッセージを贈った。

佐々木は「いろんな貴重なお話が聞けて、こういうところからキラッとしたものが生まれるんだなって、『プリ☆チャン』の会議に参加しているような気持ちになりました」と述べ、さらに「実現してほしい夢があったら叫んでください!」と呼びかけると、客席からはたくさんのリクエストの声が飛び交う。池畠は「TVシリーズでやり残したこともある程度できたんですが、まだ全然できてない。なんらかの形で実現できるといいなと思いつつ、それにはやっぱり皆さんの応援が必要なので、これからも『プリティーシリーズ』と『プリ☆チャン』をよろしくお願いします」と伝えた。降壇の際に兵頭が「やっぱりプリ☆チャンは?」「最高!」「そしてプリ☆チャンのライブは?」「特別!」と盛大にファンとコール&レスポンスを交わし、「プリ☆チャン」愛が会場いっぱいに満ちる中、イベントは幕を下ろした。

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