皇室・秋篠宮家に空前の危機? 警察当局との仁義なき暗闘

0

2024年05月21日 22:01  日刊サイゾー

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

日刊サイゾー

今週の注目記事・1「秋篠宮家の危機 警察との暗闘」(『週刊文春』5/23日号)
同・2「戦いの場は『キャバクラ』巨人『坂本勇人』の『1億円申告漏れ』」(『週刊新潮』5/23日号)
同・3「『食パン』汚染工場内部ルポ ネズミ混入はだから起きた」(『週刊ポスト』5/31日号)
同・4「『山崎製パン』の絶望工場」(『週刊新潮』5/23日号)
同・5「世界的ピアニスト清塚信也(41)元銀座ホステスと麻布台デート→一緒に彼女のマンションへ」(『FRIDAY』5/31日号)
同・6「伊藤信太郎環境相の女と道楽」(『週刊文春』5/23日号)
同・7「広瀬すず♡山崎賢人」(『週刊文春』5/23日号)
同・8「羽生結弦『SEIMEI』作曲家と白鵬実姉『不倫キス撮』」(『週刊文春』5/23日号)
同・9「オトコたちを発奮させた裏ビデオ『100大事件簿』」(『アサヒ芸能』5/23・30日号)
同・10「『寺山修司』に殴り込み『小林薫』宅には包丁で…『唐十郎』武闘派伝説」(『週刊新潮』5/23日号)
【巻末付録】ポストのSEXYグラビアを採点する!

 今週は現代がお休み。このところ週刊誌が低調だ。文春も仰天スクープが見られない。

 まあ、こういうときもあるさ。

 文春の巻頭特集「秋篠宮家の危機」は連載でやるそうだが、第1回を読む限り、何をやろうとしているのかが見えにくい。

 というわけで今週は順位なしにした。

 まずは新潮から。

 唐十郎とは会ったこともないし、アングラ劇団・紅テントを見に行ったことはなかったが、唐という強烈な個性があの頃の時代を象徴する存在だったことは間違いない。

 私の中では、田中邦衛主演の『北の国から』(フジテレビ系)で、トドと呼ばれる気性の激しい男を演じた唐が印象に残っている。

 五郎の息子の純がコンビニの店員・高村結(内田有紀)と出会う。だが彼女は人妻。その義父・吾平役が唐だった。

 海の男の逞しさと荒々しさを見事に体現した唐の演技は、『北の国から』でも忘れがたい印象を残した。

 下谷万年町育ちの“武闘派”。やはりアングラの旗手だった寺山修司との「出入り」は大きな話題になった。

 新潮によれば、寺山の「天井桟敷」が芝居を打った時、唐が花を送ったが、それはパチンコ屋の前に飾ってあったものだった。

 唐が寺山のシマである渋谷で芝居を打つ時、今度は寺山から葬式用の黒い花輪が届いたというのである。

 そこで唐が「行こうか」となり、寺山のところへ殴り込み、双方、警察に捕まり一泊泊まりになった。

 だが、翌日になると、唐と寺山は「よぉ」なんて挨拶を交わしていたという。

「唐さんにとっては芝居の一部なんです」(俳優の大久保鷹)

 看板俳優の小林薫が退団するときには、出刃包丁を持って小林の家に行ったが、小林は事前に察知し帰宅しなかったそうだ。

 唐は小説『佐川君への手紙』(河出書房新社)で芥川賞を受賞している。

 才能あふれる暴れん坊は、好敵手・寺山修司と同じ5月4日に亡くなった。享年84。

 さて、「裏ビデオ」、懐かしい響きである。私が一番印象に残っているのは、1982年に出回った『洗濯屋ケンちゃん』である。

 まだビデオデッキがVHSの時代だった。当時話題にはなったが、自分で買いに行く勇気はなかった。

 知り合いの知り合いを探してようやくテープを手に入れた。深夜、ビデオデッキにそれを入れる時の興奮した気持ちを今でも思い出す。

 だが、何度もダビングされたそれは、画面がボケボケで、肝心のシーンもよく分からない代物だった。

 しかし想像は発明の母。自分なりの想像力を精一杯高めると、見えないはずの全裸の女体が目の前に現出し、これまでになく興奮したことを憶えている。

 入社してからしばらくして、先輩に誘われて「ブルーフィルム」を何人かで見たことがあった。

 コソ泥が家に入ると、女性があられもない格好で寝ている。それを見たコソ泥が女性に覆い被さり、手籠めにする。そんな他愛もないストーリーだが、SEXシーンだけカラーになるのが新鮮で、見惚れたものであった。

 アサヒ芸能によれば、和製裏ビデオ第一号は、79年から80年にかけて関西圏で出回ったもので、女優は大阪ミナミのスナックのママだといわれているそうだ。

 80年頃、会津若松のラブホで撮影された「消し忘れビデオ」が人気を博したという。

 VHSのビデオデッキ普及に一役も二役も買ったのが「裏ビデオ」で、『洗濯屋ケンちゃん』を見たさにビデオデッキが何十万台と売れたそうだ。

 80年代の裏ビデオ全盛期には、『将軍家光』『遊女』など、本格的なセットを使ったものが登場し、中にはエキストラまで大量動員した映画顔負けのものも出現したという。

 それだけかけても儲かったということだろう。

 ちなみに『将軍家光』には裏ビデオの女王といわれた田口ゆかりが出ていた。山口百恵に匹敵する「アイドル」だったな。

 芸能人の「流出ビデオ」というのも人気ジャンルだった。たいていは少しだけ似ているAV女優が出ているだけだったが、それでも何本か買ったことがあった。

 1990年代の後半、某作家とニューヨークへ遊びに行き、かの地のビデオ屋に入り浸って、男十本もの裏ビデオを買い込んだことがあった。

 持って帰るのが大変だったが、友人たちに分けると喜ばれた。だが、見てみると、男の逞しく長すぎるアレと、女性の喘ぎ声の大きさに辟易し、ゴミ回収の時に捨ててしまった。
「裏ビデオ」「ヘア・ヌード」か、懐かしいな。どこかに一本ぐらい残ってないか。今夜探してみよう。

 君は梅林茂という人間を知っているか? 私は全く知らなかった。

 作曲家で73歳。スケーターの羽生結弦がフリープログラムで使用する『SEIMEI』という曲を作曲した人物で、もともとは映画『陰陽師』で使われたものだったという。

 ウォン・カーウァイ監督の名作映画『花様年華』のテーマ曲「夢二のテーマ」の作曲者としても知られるそうである。

 なかなかの人物のようだが、御年73歳。その梅林が女性と野外で公然とキスしている写真が載っているということは?

 そう不倫キスだ。

 もちろん梅林には妻子がいる。そんな老人が不倫とは穏やかではない。しかもその女性はいわく因縁があるというのである。

 梅林の音楽仲間はこう語っている。

「Aさんとの交際期間は五年ほどで、彼の方がゾッコンのようです。これまでも数々の浮名を流してきた夫に対して、彼の奥さんや家族は『またか』と呆れ返っています」

 文春によると、2人は都内で半同棲中だそうである。

 このAという女性、実は、宮城野親方(元横綱・白鵬)の姉さんだというのだ。白鵬には3人の姉がいて、Aは、かつてロンドに住みファッションモデルをやっていたことがあるが、2007年に現役時代の白鵬を応援するために来日し、東京で生活を始めたという。

 宮城野親方が毎年開催する少年相撲イベント『白鵬杯』のテーマソングも梅林が作ったそうだ。

 一応世界的なマエストロの老いらくの恋。まあ、どうなっても私には関係ないがね。

 女優の広瀬すずも25歳か。私が彼女をいいなと思ったのは、是枝裕和監督の映画『海街diary』で一人だけ母親の違う末っ子・浅野すず役を演じたときだった。撮影時の広瀬すずは中学を卒業したばかりの15歳。

 難しい役どころだったが、彼女は存分に魅力を発揮し、彼女主演の映画といってもいい存在感を見せた。

 あれから10年か。

 俳優・山崎賢人(29)とはだいぶ前から恋仲だといわれているが、まだ続行中だと文春が報じている。

 5月8日、午前5時ごろ、目黒区のラーメン屋に2人の姿があったという。

 この2人、文春オンラインが2022年7月にこう報じていた。

「当時、広瀬が借りていた家賃三桁万円を超える超豪華マンションに山崎が連日通う様子をキャッチ。さらに、六月十九日の広瀬の誕生日に東京ドームで行われた那須川天心と武尊の格闘技の試合を広瀬の母親、兄と一緒に観戦していました。
 双方の事務所に交際について聞くと、どちらも『プライベートは本人に任せております』と回答。交際を暗に認めました」(当時取材した記者)

 昨年4月には、文春が、都内の馬肉店に2人が何度も通っていると報じている。

 山崎は広瀬のことを「すず」と呼んでいるそうだが、酒を飲んで酔っ払うと「すずちゃん」といって甘えるそうだ。

 2人の薬指にはおそろいの金のリングが光っていたという。

 オレも「すずちゃん」と呼んでみたいな。

 そういえば、私の2歳の孫が「すずちゃん」だ。今度来たとき「チューして」といってみようかな。じじバカだな。

 ところで、水俣市での水俣病患者団体との懇談会で、患者が話をしている時に、環境省の職員がマイクの電源を突然切ってしまった「事件」は、この国の水俣病患者たちへの思いやりのなさを象徴していた。

 しかも、患者たちが抗議しているにもかかわらず、そこにいた伊藤信太郎環境相(71)が、「私はマイクを切ったことを認識していない」などといい放ち、会場を出てしまったことは許しがたい暴挙である。

 このアホ役人にバカ政治屋。オレが現場にいたら連れ戻して張り倒してやっただろう。その前にSPに止められるのだろうが。

 この態度が問題になり、5月8日に伊藤は水俣市に行き、陳謝したのだが後の祭りである。

 この伊藤という政治屋、伊藤宗一郎元衆院議長(故人)の長男だという。

 当選7回、昨年の内閣改造でようやく初入閣を果たしたそうだ。しかし、経歴も住んでいる家もピッカピカだ。

 慶應幼稚舎から慶応大学経済学部。その後ハーバード大学大学院やフランスのソルボンヌ大学に入学し、帰国してからは父親の秘書をやりながら、ニュース番組『CNNデイウォッチ』のキャスターをしていたという。育ったのは東京六本木の一等地。

 だがこの御仁、女に目がないそうだ。最初の妻A子、次のB子とも別れ、いまのC子は20歳ほど年下の元教え子の女性だという。

 趣味は映画作りだそうだ。初プロデュースしたのは、映画会社にっかつ創立80周年記念映画『落陽』だった。製作費50億円といわれるそうだが、見事に大コケしたという。

 多趣味、女好きもいいが、環境相としてやるべきこともわきまえず、水俣病の患者たちを愚弄するような人間は、任にあらず。即刻辞すべきである。

 上がアホなら下はもっとアホ。

 そういえば、上川陽子外相が5月18日に、静岡県知事選(5月26日投開票)の応援演説でいった、「女性がうまずして、何が女性でしょうか」発言も酷いね。
本人は、そこだけを切り取られた、本意ではないといい訳しているようだが、日ごろ、そうした考えがあるから、そういう言葉が口をついて出るのである。
上川なんて人間を「次期首相候補」などと持ち上げるから、いっぱしの大物閣僚ぶっていたら、普段の口癖がつい出てしまったのだろう。
人材不足ここに極まれり、だな。

 ピアニストの清塚信也(41)といわれても。クラシックなど年に何回かしか聞かないから知らないが、世界的ピアニストだそうだ。

 FRIDAYDigital(2024年05月16日)から引用してみる。

「5歳頃からピアノの英才教育を受けていた清塚は、’00年の『第1回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA』で1位を獲得。世界三大音楽院の一つであるモスクワ音楽院に留学し、その後も国内外のコンクールで多数の賞を受賞しています。’19年には、日本の男性ピアニストとして初めて日本武道館公演を実現しました。音楽以外にも、’13年には映画『さよならドビュッシー』で俳優デビューし、『酒のツマミになる話』や『ワイドナショー』(ともにフジテレビ系)では芸人顔負けのトークで番組を盛り上げるなど、多彩な活躍をみせています。甘いマスクも相まって、“クラシック界の貴公子”ともいわれていますね」(テレビ局関係者)

 そんな清塚が、雨がそぼ降る5月上旬の夕方、都内の一等地にあるマンションから出てきた。全身黒ずくめで傘を差し、傍らの女性が雨に濡れないようエスコートしている。

 入口近くに待たせていたタクシーに乗り込んだ二人は、車で5分ほどの距離にある東京の新たなランドマークへと向かっていった――。

 清塚は2012年に女優の乙黒えり(41)と結婚して二人の娘がいるという。

 そんな清塚に、妻とは別の女性との不倫疑惑が浮上しているのだという。では、相手の女性は何者なのか。清塚を知る音楽業界関係者が声を潜めてこういう。

「かつて銀座の高級クラブでホステスとして勤務していたA子さんです。清塚とは今年1月頃から親しい関係だと聞いています。清塚はA子さんが住むマンションにたびたび通っており、地方でコンサートがあるときには彼女を帯同することもあるようです」

 その日、A子の住むマンションから一緒に出てきた清塚たちが向かった先は「麻布台ヒルズ・タワープラザ」だそうだ。

 車寄せでタクシーを降りた二人は、アパレルショップをチラチラと覗きながら4階にあるカフェへ向かう。積もる話でもあったのか、二人はここで1時間弱を過ごす。合計1時間半ほど麻布台ヒルズでのデートを楽しんだ二人は、タクシーで一緒にAさんが住むマンションへと戻っていった。

後日、清塚本人がFRIDAYの取材に応じた。

――A子さんとは不倫関係にある?

「いえ、違います。彼女とは不倫関係にはありません」

 そう否定したそうだが、写真を見れば、そうでないことは一目瞭然。清塚は、妻に対してどういい訳するのだろう。

 さて、このところパンについての「不祥事」が多発している。

 続けて2本。1本は、新潮が連続追及しているパン業界のガリバー「山崎製パン」の第3弾。

 今週も「山崎製パン」という会社がどれほどブラックかという「証言」が盛りだくさんだ。

 デイリー新潮(2024年05月16日)から引用してみたい。

「『山パンが超ブラック企業なのは間違いありません。働いていた時に自分や仲間の間でよくあったのが、ケガをしていても休めないことでした』
そう話すのは、横浜第二工場で長らくセールスドライバーを務めていた男性である。
『自分の例としては、トラックの荷台から落ちて肋骨を3本折った時、全治2カ月だったのですが、1カ月で出社しろ、と言われました。また、車で通勤中に追突されたので上司に連絡して“警察呼びます”と言ったら、“いや、そのまま出勤してくれ”と命じられたこともあります』
他にも、
『股関節に痛みがあったのに無理やり出勤させられ、仕事中、あまりに痛いので病院に行ったら大腿骨が折れていた、という人がいました。あと、坂で停めていたトラックが動いてしまい、ひかれて足を骨折した人の場合、代わりのドライバーは用意してもらえたものの、“道が分かるお前も乗ってろ”と上司に言われ、骨が折れているのに助手席に乗ってその日の配送が終わるまで働かされていました』」
 そうした環境で働かされているためか、横浜第二工場では死亡事故も起きていたという。
「『2010〜12年ごろにはドライバーが死亡事故を起こしたこともありました。配送中に前方不注意で原付バイクをはねてしまったのですが、原因は居眠り運転だったはずです』(同)
 子会社の現役セールスドライバーに聞いても、
『ウチも慢性的な人手不足です。直近では、ドライバーで新型コロナにかかった2名と、靭帯損傷1名が強制出勤させられています』
と、こう語る。
『靭帯損傷の人は1カ月は休まないといけないのに2週間程度で無理やり出勤させられていました。コロナの人は4〜5日休んで、まだ体調が悪いのに“人がいないから出てくれ”と言われて出てきていました。普段は“無理するな”とか“安全第一”と言うのに、いざ何か起こると“みんな無理して出てきているんだから出てこい”と命じてくるのです』」

 こうした批判に「山崎製パン」側はどう答えるのか。

 横浜第二工場での死亡事故について広報部門の担当者に聞いてみると、

「私どもとしては10年以上前のことを引っ張り出してきて、それを報道することには反対ですので、コメントはいたしかねます」

 と、事故については否定しなかったが、木で鼻を括ったというべき答えだったという。

 10年以上前だから答えないというのは、広報のあるべき姿ではない。事実を認め、そうしたことのないよう現在行っている対策について説明すべきであろう。

 気に食わない週刊誌だから答えないでは、広報の役割否定といわれても仕方ない。こうした対応を見ていると、山崎製パンのパンを買おうという人間を確実に減らしていることは間違いない。

 驕る山崎製パンは久しからずである。

 お次のパン屋はパスコ。そこの看板商品の「超熟」の中にネズミの一部が混入していたのだから大変だ。

 話はガラッと変わるが、一昨日の土曜の夜、月島へもんじゃを食べに行ってきた。

 外国人観光客はそう見かけなかったが、日本人、それも若者たちの姿が多く、どこの店もずらっと行列。

 どこに聞いても2時間待ち。居酒屋の名店「岸田屋」をのぞいたが当然満席。

 仕方なく裏通りに入って、人の入らなそうな店を物色。ようやく一軒見つけてもぐりこんだ。

 私の持論は「もんじゃはどこで食べてももんじゃ」。そこはうらぶれた小さな店で、やはりうらぶれた(失礼!)夫婦でやっていたが、もんじゃは美味しかった。

 少し飲みすぎて、ふらふらしながら月島駅に。その前に近くのファミマで食パンを買う。

 家に帰ってきてみたら、それが「超熟」だった。一瞬、捨てようかと思ったが、思い直して翌日の朝食に。

 買うとき「超熟」だとわかったら買わなかったと思う。もちろん翌日食べたが何ということもない普通のたいして美味しくもない食パンだった。

 ポストは、シェアナンバー1の「超熟」になぜ、ネズミの一部が混入したのかをルポしている。

「パスコ」で知られる敷島製パンが「超熟山型5枚スライス」に小動物らしきものの一部が混入したと発表したのは5月の連休明け。

 群馬県内でそれを購入した2人の消費者から通報があり、その後の調査で5cm程度の遺物は「クマネズミの一部」だということが判明した。

 敷島製パンは創業100年を迎える同族企業で、創業家の盛田家はソニーの故・盛田昭夫一族と親戚筋にあたるという。

 超熟は当時副社長だった盛田淳夫が号令をかけてできたそうで、製造工程の衛生管理は徹底されてきたという。

 だが、そうした厳重な製品管理があっても、人が手を触れる限りそうしたことは起こりうるという。

「敷島製パン」の工場担当者がこういっている。

「多摩工場もクリーンな環境が保たれていたはずだから正直なところわからない。ただ、『超熟』は仕込みから焼き上げるまでの生地の管理が大変で、機械では確認できない生地の変化を人の目で確かめます。通常のパン製造より工程や手間が多いから、注意を払っていてもそのどこかの工程で混入してしまうことはあるのかもしれない……」

 ポストによれば、製パンメーカーの異物混入は数年に一度、表面化しているという。
2022年には山崎製パンの名古屋工場で生産された『小倉パン』の一部にプラスチック片が混入した恐れがあるとして、自主回収を実施。北海道札幌市に本社を置く日糧製パンでも、2017年、道内の一部の店舗で販売した食パンに金属片が混入した可能性があるとして、自主回収しているそうである。

 そのような異物混入があった社は、その後どのような対策をとっているのだろうか。

 製パン最王手の山崎製パンは、「科学的根拠に基づいた食品安全衛生管理体制を構築しています。細菌面の衛生管理、異物混入防止対策、製品の表示を3つの大きな柱として、日々の管理を行っています」(広報、IR室)と答えている。新潮には答えなかったのに……。
食品問題に詳しい消費者問題研究所の垣田達哉はこういう。

「工場で大量生産される食品の中でもパンは生地をこね、発酵させてから成形して焼き上げる、といった工程に人の手が欠かせません。すべてを機械化できない分、エラーが起きやすくなることは確か。敷島製パンも企業努力を重ね、異物混入を防ぐしかありません」

 人間の手が入る以上、こうしたことはまた起こるかもしれない。そうなれば、一気にパンの需要は落ち込むだろう。

 私の好きなバゲットはどうなんだろう、心配だ。

 お次は良くも悪くも巨人軍の顔である坂本勇人が、今度は申告漏れをしていたという新潮の記事。

 5月14日のDeNA戦で通算2352安打とし、打撃の神様・川上哲治を抜いて日本歴代13位となった巨人の大黒柱・坂本勇人(35)。

 推定年俸は日本人選手最高峰の6億円だといわれるが、その華々しいキャリアの裏で、約1億円もの申告漏れを税務当局から指摘されていたことがわかったと新潮が報じている。

 東京国税局のさる関係者がこう明かしている。

「渋谷税務署が管轄する渋谷区には、多くの高額納税者が住んでいます。そこで同署は、区内在住のスポーツ選手を対象に、納税が適正に行われているかを重点的に調べる方針を昨年夏に打ち出し、水面下で作業を進めてきました。その過程で、少なからぬ金額の申告漏れが疑われるアスリートが複数人浮上したのですが、うち一人が坂本選手だったのです」

 坂本への本格的な税務調査は、昨シーズン終了後から始まったというが、

「渋谷署の見立て通り、坂本選手は、毎年の確定申告で銀座や六本木の高級クラブなどの飲食費を必要経費として計上していました。金額にして年間およそ2000万円。直近の5年をさかのぼって調べたところ、毎年のようにこれを続けており、総額で約1億円もの過大な経費の計上が確認されたのです」

 そもそも、プロ野球選手の飲食費が必要経費として認められるケースはあるのだろうかと新潮は問う。

 税理士の浦野広明はこう話す。

「税務申告において、必要経費であるかどうかは『自らの収入を得るために必要なのか否か』を基準に判断されます」

 さらに加えて、

「プロ野球選手であっても、例えばバットやシューズメーカーの人との飲食なら経費に計上できる、といった基準はありません。その会食を催すための根拠となる大義名分があるかが重要になります。一人で、あるいはチームメイトと飲食した場合、その費用は『収入を得るための手段』とは考えにくい。私的な支出である以上は必要経費とは認められませんが、にもかかわらず毎年計上していたのであれば『悪質な申告漏れ』ともいえるのではないでしょうか」

 先の国税局関係者は、

「指摘を受けた坂本選手は“見解の相違”を理由に、すみやかに修正に応じる姿勢を示さなかったといいます。本人の確定申告は毎年、親族が代表を務める個人事務所が主体で行っているのですが、『これまで飲食費は認められてきた』などと主張していると聞きました」

 球団側に新潮が尋ねると、

「(坂本)選手本人の税務申告は顧問税理士が行っています。税務申告に関し、管轄の税務署と協議を続けているところですが、税務署の指導に従い、適正な申告、納税を行う所存です」(読売巨人軍広報部)

 そう前置きして、

「ただ、悪質な申告漏れや所得隠しを指摘されたことは過去になく、今回もそのような指摘を受けておりませんし、修正申告をした事実もありません」(同)

 はて、悪質な申告漏れや所得隠しはしていないというが、本当だろうか? 何しろこれまでも、酒の上での女性への暴言や暴力沙汰のあった坂本だから、にわかには信じるわけにはいかない。

 いまさら、巨人軍は球界の紳士たれなどという古い諺を持ち出しても仕方ないが、せこい選手の集まりになってしまったと嘆く旧巨人ファンは私だけではないはずだ。

 今週の最後の記事は、文春のトップ記事である秋篠宮家と警察との暗闘である。しかも「秋篠宮家の危機1」とあるから、この先も続くのであろう。

 何事だろうと思い、すぐに読んでみたが、文春には失礼だが、さほどの危機とは思えないのだが……。

 それとも、これからすごい「危機」が出現するのだろうか。

 文春によれば、秋篠宮家に異変が起きているというのである。

 皇嗣職の人事は1月25日付だが、警察庁出身のA氏が依願免職となり、翌26日付でB氏が宮務官に任命されたという。

 皇室担当記者がこう指摘する。

「『皇嗣職は2019年5月のお代替わりに伴い新設され、これまで必ず警察庁出身の宮務官が1人置かれていた。任期を終えて警察庁に戻る際には、後任も必ず警察庁から派遣されてきました。ところが今回の人事で、警察庁に戻るA氏の代わりに出向してきたのは、外務省出身のB氏だったのです』
宮内庁は元警視総監の西村泰彦長官を筆頭に、初代の皇嗣職大夫に元警察庁の加地隆治氏が就くなど、“警察色”を強めてきた。秋篠宮家の日々の公務を支える宮務官に、警察庁から職員が派遣されるのも自然な流れだった。

 ところが今回、『週刊文春』の取材に応じたある警察幹部は重い口を開き、こう語ったのだ。
『前々からタイミングを窺っていたんです。もう、警察庁から人は出さない』
事実関係を警察庁に尋ねると『宮内庁の人事についてはお答えする立場にない』。
 宮内庁はこう回答した。
『皇嗣職宮務官については、人格、識見を考慮し、ふさわしい人物を任命している。個別の人事については回答を差し控えます』」(文春オンライン2024/05/15)

 警察対秋篠宮家の対立? 以前、新潮が、皇宮警察の人間たちが秋篠宮家など皇室の人たちを笑いものにしていたという報道があり、大きな話題になった。

 だが今回は、少しレベルが違うようだ。

 なぜそうなったのか? 一つは、秋篠宮が以前から「仰々しい警備を好まず、ソフト警備を望んでいた」ことだという。

 なぜなら、ある関西地方の警察署幹部はこう話す。

「駅前広場など、交通が滞留する場所でご夫妻の車が止まると、必ず安倍晋三元首相の銃撃事件を思い出し、冷や汗をかきます。長く滞留するほど危険度が上がりますから、小さな事故や少しの想定外でも、何人もの首が飛ぶのが皇族の警備です。警察にとっては『簡素化』のご要望で、かえって負担が増している」

 さらに、警備の簡素化をいう秋篠宮夫妻は、地方への訪問も直前に決まることが多く、警備計画を詰めるのが至難の業だというのである。

 警備上、少しでも危険を減らしたいという気持ちもわからないでもないが、どんな事態でも対応できるようにしておくのが警備側の責任ではないのか。

 大変だからと不平をいうのは、私には「職務怠慢」とも思えるのだが。

 さらに、秋篠宮家、それも紀子さんの指示が厳しく、「お難場」として知られる。そのため、警察庁が宮務官に職員を出向させる際には、厳しい人選が行われるというのだが、そこで選ばれたCという人物が、秋篠宮夫妻から不信感を抱かれ、わずか9カ月で警察庁に戻されてしまったというのである。

 そのため、警察側も困り抜いて、今後、警察庁から宮務官に人を出すのをやめようという話になったが、加地皇嗣職大夫からの強い要望があり、派遣を続けることになったそうだ。

 だが次に宮務官に派遣されたDはノンキャリだった。

 警備の問題でいえば、秋篠宮家の長男・悠仁さんが選ぶ大学は都内ではなく、地方で、寄宿生活もあるかもしれないといわれているが、そうなれば難しい問題が出てくるはずだ。

 たしかに、2019年4月、悠仁さんがお茶の水大学附属中学に通っていた時、工事関係者を名乗った男が侵入し、悠仁さんの机の上に刃物を置いた事件が起きた。

 悠仁さんは教室にいないで難を免れたが、文春によれば、件の男は棒にナイフを括りつけ、誰かに囲まれても刃物が届くからと「供述」していたというのだ。

 またそのような不心得者が出てこないとも限らない。

 文春はこう結ぶ。

「国民生活に心を砕かれ、被災者に寄り添う姿勢を見せるご一家。だが、そのご活動を陰ながら支える人々の声にも、耳を傾ける必要があるのではないか」

 その通りだと思う。だが、そのようなことは週刊誌を通じて秋篠宮家にいうのではなく、警察庁のしかるべき人間が直接、宮内庁にいえばいいことではないか。

 それさえできないほど警察組織というのは弱いものなのか。

 それとも、それほど皇室とは強力な力を持っているのだろうか。

 次回は「秋篠宮家のさらなる危機」を報じるというのだが……。

 破竹の連勝を続けてきた文春砲だが、ここへきて数週「衝撃スクープ」を放てていない。

 もちろん、今超ド級のスクープを仕込み中かもしれないが、やや心配な文春の“沈黙”ではある。(文中一部敬称略)

【巻末付録】

 今週はポストだけ。

「美波は天下を取りにいく!」。ゴルフのプロテストをトップで合格したという美形だ。これで優勝争いにでも絡めば人気が出るだろうな。

「スマホ動画付録 東北放送アナの官能小説朗読会 薄井しお里」

 袋とじ「『自宅ヌード』を志願した10人の美女たち」。袋とじ「開封厳禁袋とじ 500人の『女性器石膏』これは猥褻か、アートか」。

「玉田志織 ありのまま」「このTバックしか勝たん! ちなつ」

 この中では「美波」がお薦めだな。女子プロが盛り上がるかもしれない、

 

    前日のランキングへ

    ニュース設定