都知事選出馬で話題の石丸伸二、居眠り議員について“つぶやいた”理由「炎上はあくまで手段」

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2024年05月24日 09:20  日刊SPA!

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石丸伸二・安芸高田市長
市議会と衝突し、地元新聞社とも大バトルを繰り広げている石丸伸二・安芸高田市長の新連載が始動! 時に炎上商法と言われる市長にはどんな意図があるのか? 数々の炎上ファイルから紐解く。
◆炎上File.1:居眠り議員

<本日午前、議会の一般質問が行われている中、いびきをかいて、ゆうに30分は居眠りをする議員が1名>
 
 ’20年9月25日のこのツイートが、その後、人口2万7000人の小さな町を変えるきっかけになりました。

 はじめまして。広島県安芸高田市の市長を務めている石丸伸二です。“ワケあって”今回からSPA!で連載させてもらうことになりました。テーマは「炎上」です。

 ご存じの人もいるかもしれませんが、私は「ダメなものはダメ」という姿勢で、市長就任以来、幾度となく安芸高田市議、のみならず地元の中国新聞とも衝突してきました。その様子が、時に「炎上」などと表現されています。

 しかし、私はやみくもに炎上させているわけではありません。意図を持ってやっています。炎上は目的ではなく、あくまで手段です。政治再建を進めると同時に、安芸高田市という県外の人のほとんどが知らなかった市の名前を知らしめ、都市開発・産業創出により町を潤す。そのために有効だと考え、選んだ手段が炎上だっただけです。

◆京大卒の銀行マンから市長になったワケ

 安芸高田市で起こった数々の炎上ファイルを見ていく前に、まずは私の経歴を簡単に紹介させてもらいます。

 私は6つの町が合併して安芸高田市になる以前の、高田郡吉田町で1982年に生を受けました。地元の中学、広島市内の高校を経て京都大学を卒業した後、三菱東京UFJ(現三菱UFJ銀行)に入行。為替アナリストとして米国駐在も経験しました。

 当時は、それほど自分のキャリアとして政治家に関心があったわけではありません。しかし、中南米の国々を分析するなかで、「政治が三流なら経済も三流になる」と感じていました。かつて、日本は「経済一流、政治三流」と言われていましたが、「日本も今後、中南米と変わらなくなるのではないか?」と感じたことを記憶しています。それからしばらくして、政治三流を象徴するニュースが飛び込んできました。’20年6月に起きた河井事件です。

 その前年の参院選で河井克行衆院議員(当時)が、地元・広島で地方議員に現金を渡していたとして公職選挙法違反に問われたのです。このときにお金を受け取っていた政治家の一人が私の故郷・安芸高田市の市長でした。

 市長の辞職が報じられた直後「なお、現在、(安芸高田市長選挙に)立候補を表明しているのは副市長だけ」というニュースが流れました。

 私は「このままだと無投票で市長が決まってしまう。誰か出ろよ」と思いました。ただ、出る人がいない地元の状況もよくわかったので、「それなら自分が出ればいいのか」と考え、翌日には上司に「退職します」と報告。故郷に飛んで帰ったのです。

 当時37歳の元銀行マンと前副市長との一騎打ち。実はこのとき、前市長のみならず、安芸高田市議会の正副議長も河井氏からお金を受け取っていたとして辞職していました。だから、私は第一に「政治再建」を掲げて、選挙戦を戦ったのです。その結果、60%以上の得票率で初当選を果たしました。

◆初の定例会でのけぞり大いびきをかく市議

 しかし、お祝いムードに浸れたのはこの日だけ。すぐに私は、市議会の実情を目の当たりにすることになります。

 市長に就任して初めて迎えた9月定例会。一般質問の最中、ある市議がのけぞって大いびきをかきながら寝ていました。間違いなく、みんな気づいていた。でも、議長さえ注意しない。これこそが政治腐敗を象徴する光景ではないでしょうか?

◆なぜ居眠り議員について“つぶやいた”か?

 では、なぜ私は冒頭のように居眠り議員についてつぶやいたか。

 SNS上では、「直接注意すればいい」という声も上がりました。もっとも、信じられない状態が当たり前になっている事実を、腐敗する地方政治の現状を広く世の中に知らせなければならないという気持ちから、ツイートしました。

 なぜなら、定例会が始まった当初から、ほかにもうつらうつらする市議を何度も目の当たりにしていたからです。一人の問題ではなかった。市議会全体に巣くう問題だと感じました。そのなかで政治再建を成し遂げるには市民の意識を変えるほかない。つまり、最終的には腐敗した政治家には選挙を通じて退出してもらう。そのために、多くの人の目に触れるツイートを採用したわけです。

 この結果、何が起きたか? 当該居眠り議員はさすがに態度を改め、その後まったく眠らなくなりました。市議らの議会における姿勢が変わったのは間違いありません。そして、安芸高田市で何かが起きていると世間に知られるようになりました。

炎上効果
安芸高田の知名度は急上昇。居眠り議員はその後一切眠らなかった

安芸高田3行情報
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構成/吉岡 俊 撮影/初沢亜利

―[ワケあって炎上中]―

【石丸伸二(安芸高田市長)】
1982年8月、安芸高田市生まれ。三菱UFJ銀行を経て’20年に安芸高田市長に。市議会との衝突が話題を呼び、Xフォロワー数は30万人、市公式YouTube登録者数は全国トップの25万人。趣味はトライアスロン

このニュースに関するつぶやき

  • ネットの切り抜き動画を見てると、一見橋下徹さんに見えますが、似て非なるもので、こんな政治家がいたのかと、不思議な気がします。都知事選出馬で話題の石丸伸二、居眠り議員について“つぶやいた”理由「炎上はあくまで手段」 (日刊SPA! - 05月24日 09:20)
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