魚豊の原点「ひゃくえむ。」劇場アニメ化&2025年公開!「音楽」岩井澤健治監督の最新作

0

2024年05月24日 17:51  アニメ!アニメ!

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

アニメ!アニメ!

『ひゃくえむ。』原作者・魚豊による描き下ろしイラスト(C)魚豊・講談社/「ひゃくえむ。」製作委員会
アニメ映画『音楽』で知られる岩井澤健治監督の最新作として、『チ。-地球の運動について-』のマンガ家・魚豊の原点である『ひゃくえむ。』が劇場アニメ化され、2025年に公開されることがわかった。発表に伴い魚豊の描き下ろしイラストとコメントも到着した。

『ひゃくえむ。』は、『チ。-地球の運動について-』で「手塚治虫文化賞」のマンガ大賞を史上最年少受賞した新鋭・魚豊の連載デビュー作にあたるマンガだ。陸上競技の世界で、「100m」というわずか10秒間の一瞬の輝きに人生を懸けた人間たちの栄光と挫折を描く情熱の物語は多くの共感を呼び、完結後も今なお熱狂的な人気を集める。

このたびの劇場アニメ化は、長編第1作『音楽』で「アニメ界のアカデミー賞」と呼ばれる米アニー賞へのノミネートはじめ、国内外の多数の映画賞で高い評価を受ける岩井澤健治監督が最新作として手掛ける。『音楽』は2020年の劇場公開では9か月にわたるロングラン上映を果たし、映画界はじめ多くの著名人にもファンを持つ気鋭のクリエーターだ。


映画化決定に際しての魚豊描き下ろしの特別イラストには、青空の下、トラックの上に立つ主人公・トガシの姿が描かれた。穏やかでありながらどこか憂いを帯びた目線の先に、「最速」に挑む男たちの熱い戦いを予感させる。

魚豊は「『距離』に翻弄された登場人物達は、漫画とは違った映画という『時間』を通して、どのような『速さ』を出力するのか。私も鑑賞者の1人としてワクワクドキドキ、出走を待望しております」とアニメ映画化へ期待を寄せる。岩井澤監督は「”走る”とはシンプルだからこそ、表現することの難しさを日々感じつつ辿り着いたイメージを形にしていっています」と制作の意気込みを語った。

なお『ひゃくえむ。』は、世界最大規模のアニメーション映画祭として知られる「アヌシー国際アニメーション映画祭」の「Work in Progress」部門への選出が決定している。現地時間 6月11日には岩井澤監督らが登壇し、現地の映画ファンや世界の映画関係者に向け現在制作進行中である本作のプレゼンテーションを行うとのことで期待がかかる。

<以下、コメント全文掲載>

原作 魚豊

この作品をこの制作陣でアニメ化していただけることを、心から嬉しく思います。「距離」に翻弄された登場人物達は、漫画とは違った映画という「時間」を通して、どのような「速さ」を出力するのか。私も鑑賞者の1人としてワクワクドキドキ、出走を待望しております。

監督 岩井澤健治

「ひゃくえむ。」を映画化できること、大変光栄に思います! ”走る”とはシンプルだからこそ、表現することの難しさを日々感じつつ辿り着いたイメージを形にしていっています。アニメーション制作は地道ですが、一歩一歩踏みしめながら進んでいますので、完成まで今しばらくお待ちいただければ幸いです。
『ひゃくえむ。』
2025年全国公開
原作:魚豊「ひゃくえむ。」(講談社『KCデラックス』所載)
監督:岩井澤健治
キャラクターデザイン・作画監督:小嶋慶祐
美術監督:山口渓観薫
プロデューサー:寺田悠輔、片山悠樹、武次茜
アニメーション制作:ロックンロール・マウンテン
製作:ポニーキャニオン、TBS テレビ、アスミック・エース
(C)魚豊・講談社/「ひゃくえむ。」製作委員会
(C)魚豊/講談社

    オススメゲーム

    ニュース設定