【目黒記念予想】ダービーの後にもうひとつの戦い 持久力問われるハンデ重賞

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2024年05月26日 06:35  netkeiba

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目黒記念に出走予定のクロミナンス(ユーザー提供:Spice Upさん)
 2006年からは日本ダービー当日の最終レースに組み込まれている(2011年は前日に施行)4歳以上馬による長距離ハンデ重賞。過去10年で1番人気馬は[1-2-3-4]で、トップハンデ馬は延べ17頭が出走し[3-0-2-12]。日本ダービーの舞台よりも100m長い東京競馬場芝2500mコースは直線坂下からのスタート。2度の坂越えとなるために、より持久力を問われるケースになることが多い。

 ◎クロミナンスは日経賞2着馬。2歳秋にデビューしたものの骨折など度重なるアクシデントに見舞われ、なかなか順調に使い込めなかったが、6歳秋に3勝クラスを突破してオープン級へと辿りついた。前走の日経賞は良馬場発表とはいえ、小雨降る中で芝が跳ね上がるような馬場状態。なかなかインに潜り込めず、6つのコーナーすべてで外々を回らされる競馬になってしまったのが、結果的に良かったのか悪かったのかは微妙だが、それでもかなりの距離を長く良い脚を使って勝ち馬に半馬身差まで迫った。タフな競馬にも強そうだ。

 〇シュトルーヴェは、日経賞優勝馬。2歳12月のデビュー戦から芝の2000m以上の距離にこだわって使われており、豊富な心肺機能を背景に、長く良い脚を使えるのが武器だ。初勝利からはほぼノンストップで準オープンまで駆け上がり、去勢手術を経てGII優勝馬となった。まだまったく底を見せていない5歳馬だが、前走から1.5kg増の58.5kgのハンデを課せられた。勝てば混沌としている古馬戦線のニュースターとして脚光を浴びる存在になりそうだ。

 ▲ナイトインロンドンは東京競馬場[2-1-0-1]。昨年春は東京競馬場芝2400mの未勝利戦、1勝クラスを連勝し、札幌競馬場の阿寒湖特別で古馬を一蹴している。さすがに神戸新聞杯、菊花賞は荷が重く、自己条件戦でも人気を裏切る競馬を続けてしまったが、前走の六社Sではスタートで内外から寄られて後方からの競馬でメンバー最速の末脚を繰り出した。完全な前残りの競馬となったために結果は伴わなかったが、らしさを垣間見せた。52kgなら。

 △マイネルウィルトスは一昨年の2着馬。ほか、アルゼンチン共和国杯2着2回があって、このコースは[0-3-0-0]と得意としている。すでに8歳となったが、東京コースに替わって改めて期待したい。

 ほか、万葉S優勝の△メイショウブレゲ、オープン初挑戦とはいえ強い内容で勝ち上がってきた△ジューンアヲニヨシ、重賞2勝△サトノグランツも無視できない存在だ。

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