豪ブランド「ディオン リー」が経営危機 支援撤退がきっかけに

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2024年05月28日 16:01  Fashionsnap.com

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 オーストラリアのブランド「ディオン リー(DION LEE)」が経営難のため、オーストラリアの破産処理会社dVTグループが支援者として任意管理人に委任された。

 ディオン リーは、ニューヨークを拠点に活動し、ブラックピンク(BLACKPINK)やエスパ(aespa)などの韓国アイドルのほか、歌手のテイラー・スウィフト(Taylor Swift)やデュア・リパ(Dua Lipa)などのセレブリティが着用したことで知られている。2013年からオーストラリアの小売チェーンCueとパートナーシップを締結し、オーストラリアに6店舗、アメリカに1店舗を構える。今年4月には中国市場への参入を狙い、上海ファッションウィークでコレクションを披露していた。
 複数媒体の報道によると、Cueがディオン リーへの投資を取り下げたことがきっかけで、ブランドの資金繰りが悪化したという。今後は、dVTグループの管理下の元、事業の将来性を評価し、新たな投資家を誘致する。オーストラリア国内の小売店舗とオンラインストアは引き続き運営する。
 シドニー・モーニング・ヘラルド(The Sydney Morning Herald)の報道で、dVTグループのアントニー・レズニック(Antony Resnick)は米国事業に関する「あらゆる選択肢」を評価していると述べ、「私たちは現在、管理プロセスの初期段階にあり、オーストラリアとアメリカに拠点を置くチームと話し、関連する運営と財務のデータをすべて伝えることに集中しています」とコメントしたという。
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