バッグの“手作り指定”さらに…保護者の負担が多すぎる保育園にさまざまな声「まるでブラック校則」「こんなの普通」

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2024年05月28日 16:20  ORICON NEWS

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入園説明会でまりなさんが知った衝撃の事実とは…(画像提供@hachi_mitsu89)
 ある保育園ママの実体験を綴ったSNS投稿に反響があり、さまざまな声が寄せられている。職場復帰のため、自身が務める園とは別の園に2人の子どもを預けることになった保育士のまりな(仮名)さん。そこで待ち受けていたのは、想像を絶する“保護者負担”だった。その過酷な状況に「まるでブラック校則…」「ヤバすぎてゾッとする」といった声の一方で、「こんなの普通」「当たり前」など園ルールを支持する声も相次いでいる。友人まりなさんの体験談を投稿したはちみつこ(@hachi_mitsu89)さんも、キャリア10年の元保育士だ。園の“保護者負担”についてどうあるべきか、はちみつこさんに話を聞いた。

【画像】「やばすぎ…」「こんなもん」ママ友が絶句した”入園準備”の中身とは!?

■「預ける立場でも働く立場でも“防災頭巾の手作り”は、さすがに聞いたことがなかった」

――Instagramに投稿された漫画「保護者の負担が多すぎる」が反響を呼んでいます。ご友人の保育士、まりなさんの体験談とのことですが、このテーマを描こうと思った理由を教えてください。

「私自身、子どもが生まれるまでは保育士側から園や保護者を見ていたので気が付かなかったんですが、初めて“我が子を預ける保護者側”の立場を経験した時、『これはさすがに負担だな』と思ったことがありました。特に、友だちの働いている保育園は、保護者の負担が極力少ないようにと配慮している園だったので、自身の勤める園と、子どもを通わせている園のルールや考え方のギャップに悩んでいるという話を聞いて…。どちらの立場も経験している友達の体験談なら、保育士さんにもママさんにも自分に当てはめて読んでもらえるのでは?と思って、描き始めました」

――投稿には「保育園は働くパパママの味方であってほしい。保護者が大変すぎて保育園じゃないみたい」とまりなさんに同情する声のほか、「子どもの安全を預けるんだから親が協力できることは極力やるのは当たり前じゃないかな」などの意見もありました。

「保護者側からも保育士側からも、色んな声があがるだろうな、とは思っていました。そもそも保育園によって保護者の負担と園の負担のバランスが違うので、捉え方も人それぞれ。賛否両論あるのは当たり前と思います。あくまで友だちまりな個人の体験談として読んでもらえたら…と思いながら描いています」

――まりなさんがお子さんを預けている園では、「毎日主食持参」「週1弁当持参」「ポリ袋は1枚ずつに名前書き」「バッグ・お布団カバー・防災頭巾は手作り指定」「汚れたオムツは各自で持ち帰り」などの規則がありました。はちみつこさんが保護者として“負担”と思うものはどれでしたか?

「私は預ける立場でも働く立場でも、“防災頭巾の手作り”は、さすがに聞いたことなかったのでびっくりしました。個人的に経験したのは、長男が認可保育園に入園が決まるまでお世話になっていた保育園の、『スプーンとフォークをケースに入れて持参』『マグにお茶を入れて持参』は、帰ってから洗い物があるのが地味に大変だなあと、当時思っていました…」

■保護者も保育士も「みんな大変でみんな頑張っているから、バランスが難しい」

――作中では、園の規定に疑問をもった保護者が「バッグや布団カバーは既製品でもよいか」「ポリ袋は箱への記名ではどうか」と提案しました。ところが、園側からは「手作り=愛情」「ポリ袋1枚ずつへの記名は保育士の負担を減らすため」と却下されてしまいます。

「保育理念や保育方針は園によって違うので、『100均や家にあるものでいいよ!』という園もあれば、『手作りの温かみを大事にしたいのでご協力ください』という園もあります。私自身、色々な保育園で働いてきましたが、本当に園によってやり方がバラバラなので、戸惑った経験もあります。郷に入れば郷に従え精神で慣れていきましたが、それは、あくまで保育士として。保護者としてあまりに負担に感じることがあれば、相談してみてもいいと私は思います。声を上げることも大事かなと思うので…」

――実際、まりなさんの勤務する園では「年2回のお弁当持参デー」に対して、保護者から相談があった際、臨機応変に保護者の用意は「年1回」に変更していました。

「まりなの園では“極力、保護者の負担をなくす”という園長の考えがあり、あらゆる場面でそれが発揮されているようでした」

――近年では、幼稚園で給食が始まったり、保育園で使用したオムツは園側で廃棄することを厚生省が推奨したりするなど、社会全体で保護者負担の軽減が考えられています。保護者として、また元保育士として、園での「保護者負担」はどうあるべきとお考えでしょうか。

「色々な保育園で働いてきましたが、園で使うものは『100均や家にあるものでいいですよ!』というスタイルのところで働いていた時は、私も保護者の方にお願いする側として気持ちが楽でした。そのような園がこれからも増えていったらいいな、と思っています」

――一方で、保育士の業務負担や働き方環境についても是正が求められています。はちみつこさんも、自身の体験談を「ブラック保育園辞めました」として描かれています。保護者にも保育士にも過度な負担がかからず、無理のない園業務を行うにはどのような改善策が考えられますか?

「私もそれはぜひ知りたいです! バランスがとれている園があるなら素敵だな、と思います。みんな大変でみんな頑張っています。それは保護者にも言えるし保育士にも言えること。だからこそバランスが難しいのだと思います」

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  • 私立名門幼稚園ならともかく、働く人が預ける保育園で『手作りの温かみ』の押しつけはあり得ないと思う。そんなの各家庭の方針に任せればいい。
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