「つばさの党」逮捕されても立候補! 1400万人の都民が悲鳴! 東京"大炎上"都知事選がやってくる!!

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2024年05月30日 06:20  週プレNEWS

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7月7日投開票の東京都知事選は、どんな選挙になるのか?

6月20日告示、7月7日投開票の東京都知事選。候補者が乱立し、すでに大混乱の兆しが見えている。どんな人物が出馬表明しているのか。どんな選挙戦になるのか。現段階でわかる範囲での首都決戦の内幕を明るみに出す!

【図】街頭演説がよく行なわれる場所ほか

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■逮捕されても立候補、選挙ビジネスで1億円超!

「つばさの党」代表の黒川敦彦氏、幹事長の根本良輔氏、幹部の杉田勇人氏の3人が、衆院東京15区補選で他陣営の演説を妨害したとして、公職選挙法違反の疑いで5月17日に逮捕された。

しかし、黒川氏と根本氏は、いずれも7月7日投開票の東京都知事選への出馬を表明している。逮捕されていても出馬することはできるのか。公職選挙法に詳しい日本大学法学部の安野修右専任講師が解説する。

「逮捕されていても罪が確定していないので、立候補は可能です。2003年に和歌山県で収賄罪で起訴され、勾留中だった人物が市議に立候補して、トップ当選を果たした事例があります。

もちろん、保釈されれば選挙運動も可能です。ただし、和歌山県の事例を見る限り、罪を否認している状態での保釈は難しいように思います。

また、勾留中に立候補した場合、本人が選挙運動をすることはできないでしょうが、関係者が街頭演説をすることはできると思います」

逮捕されていても出馬はできるし、勾留されていても関係者が演説をすることは可能のようだ。となると、つばさの党は補選同様に他候補の演説を妨害し、都知事選を混乱に陥れるのだろうか。

また「NHKから国民を守る党」(以下、NHK党)は、都知事選に13人の公認候補を擁立すると発表した。最終的には30人を目指すという。

開高健ノンフィクション賞受賞者で、『黙殺 報じられない猝詰蠏脇販候補瓩燭舛寮錣ぁ戞塀険兌辧砲覆匹涼書がある選挙に詳しいフリーランスライターの畠山理仁氏が解説する。

「NHK党はこれまでに、複数人の候補者を出すということをやっていますし、立花孝志党首を支持する人も多いので、30人の候補者はそろうと思います。また、都知事選に出ると、次に地方議会の選挙などに出馬するとき『元都知事候補』と肩書に書けるのでそれは魅力のひとつです。

NHK党は30人の候補者をそろえる一方で、都内約1万4000ヵ所に設置される選挙ポスター掲示場の枠にポスターを貼る権利を1ヵ所1万円の寄付で譲ると言っています。寄付すれば自分の顔が写っているポスターなどを張ることもできるので、広告枠を買ったような形になります。

全部の枠が埋まれば1万円×1万4000ヵ所で1億4000万円になります。NHK党は都知事選に出馬するための供託金300万円を30人分払っても9000万円なので、5000万円は手元に残る計算です。都知事選がビジネスのようになっています」

つばさの党、NHK党以外にも広島県安芸高田市の石丸伸二市長も都知事選への立候補の意向を表明している。犢島の論破王甅爛丱困觧堋広瓩箸い錣譴討い訖擁だ。

「X(旧ツイッター)のフォロワー数は約39万人。安芸高田市の公式ユーチューブチャンネルは登録者数約26万人で、SNSを使って有名になった市長です。市議と対立して『恥を知れ!』と言うなど、話題作りがとてもうまい。小池百合子都知事に対してどのような態度を取るのかが気になります。

また、ひろゆきさんや堀江貴文さんが応援しているのも影響が大きいでしょう。ただ、ネットでは有名人ですが、一般的にはそうでもない。そこをどうクリアするかに注目しています」

ほかにはどんな出馬予定者がいるのだろうか。

「後藤輝樹氏(社会貢献党)は、多くの選挙に出ている人物です。目的は社会貢献。かつて取材した際には『後藤輝樹が出るなら俺も出てみよう、後藤輝樹に任せるくらいなら俺がやる、と思う人が出てきてほしい』とも語っていました。選挙期間中に限らずゴミ拾いなどをしています。

AIメイヤー氏(AI党)は、人間が政治家になると悪いことをするかもしれないということで、行政の判断をすべてAIに任せようという主張を持っている人です。ただ、『政見放送にAIは持ち込めないのでどうするのか』という疑問が残っています。

竹本秀之氏は、先物取引などで儲けたお金で2019年以降、複数回選挙に出ています。『消費税廃止』『日本のアメリカの情報支配からの脱却』などを訴えています。

前回の都知事選では、自分のホームページが不当に消されたことも訴えていました。また、都庁の前で自分が作った曲をギターで演奏しながら、政治について話していました。

山口節生氏は、これまで25回以上の選挙に出ています。今回も出馬表明して『東京都民に1日ひとり2000キロカロリーの食糧票を配る』『江戸城を再建する』という主張をしています。

ただ、最近は出馬表明記者会見で自分の政策を伝えて、それが報道されると告示日当日に届け出をしないということが何回かありました。

うつみさとる氏、大和ゆきお氏、木宮みつき氏は、今度の都知事選が初めての選挙になると思います」

■立候補者は過去最多!? 選挙がゲームになっている

前回の22人を超えて、過去最多の立候補者が出ると予想されている今回の都知事選。前都知事の舛添要一氏はどうみているのか。

「まず、政権政党である自民党が、首都のトップを決める選挙に候補者を立てないというのはおかしな話です。これは裏金問題が尾を引いていて、4月の参院補選で全敗したことが影響しています。だから、候補者が乱立状態になっているんです。

一方で現職の小池百合子都知事も告示日まで1ヵ月を切ったのに何も言わないのはおかしい。任期末期になると『次も出ます』『次は出ませんが、後継者はこの人です』というのが普通です。それが言えないのは、学歴詐称疑惑があるからです。

今回出馬したら『カイロ大学卒』と書くのか書かないのか。書いたら告発する人が出てくるし、書かなければ、なぜ書かないのかという意見が出てくる。だから、簡単には手を挙げられない。自民党が『大学の問題はもう不問にするから私たちと組んで出てくれ』と言うのを待っているんではないでしょうか。

そういう政治に対する不信感というか絶望感があるから、今、選挙はめちゃくちゃになっています。つばさの党やNHK党は基本的には金儲けです。

また、任期途中で市長を辞めて都知事選に立候補するのは、知名度を上げるための出世欲。東京を良くしたいというより、ネットに面白い画像を上げればいいというゲーム感覚になっているのではないでしょうか。これでは、選挙の意義がなくなっています。都知事選はかなりひどい状態です。

では、どうすればいいのか。ポスター掲示場の枠を売るなら、掲示場をやめればいい。選挙公報もあるし、スマートフォンで候補者を見られるようにすればいいでしょう。街頭演説や選挙カーもなくしていい。そうすれば追いかけ回すこともできなくなる。そもそも、あれはうるさいです。

代わりにテレビやネットで政策討論会をすればいい。ネットを中心にした選挙に移行する。そろそろそういうことを考える時期にきているのではないでしょうか」

衆院東京15区補選で次点だった須藤元気氏は、都知事選をどう考えているのか。

「都知事選では、ひとつの政党から候補者を複数人立てて、宣伝効果を狙う動きも報道されていますね。それに限らず、選挙というフォーマットを使ってタレント的な活動をする人が出てきているのは事実だと思います。

ただ、僕も補選では派手な電飾の自転車に乗って選挙運動をしていましたから、候補者がどのような表現をするのかは自由だと思います。でも、表現のキワから落ちてしまうと単なるイロモノになってしまいます。そこは各候補者が自分で気をつけないといけないところだと思います。

僕自身は格闘家なので、やはりスポーツマン精神を大事にしたいと思っています。これは単なる僕の価値観ですが、他候補が演説をしていたら、そこでは僕は演説を控えます。それは有権者への配慮でもあるんです。

選挙もスポーツもライバルとの闘いではなく、あくまで自分自身との闘いです。地道にひとりひとりと握手していくのが、当選の近道だと思っています」

多くの人物が立候補予定の都知事選だが、小池都知事が出馬すれば、有利に戦いを進める可能性が高いという。畠山氏が話す。

「つばさの党が候補者を出すと『妨害される』ということで、小池都知事は街頭演説をしない可能性があります。すると、つばさの党は行く場所がなくなり路頭に迷います。

実は、小池都知事はコロナ禍で行なわれた前回の都知事選で一度も街頭演説をしていません。公務を続けることで、その行動がニュースなどに流れ、実質的な選挙運動になっていました。現職ならではの強みを生かした選挙戦でした。

今回もネットを中心とした選挙運動をするのか、それとも街頭に立つのか。そこにも注目です」

5月27日には、立憲民主党の蓮舫氏が「小池都政をリセットする」と東京都知事選に無所属で立候補すると表明した。「小池氏vs蓮舫氏」の戦いも目が離せなくなってくる。

自民党の裏金問題による政治不信、小池都知事の学歴詐称疑惑、つばさの党の出馬表明、NHK党の選挙ポスタービジネス......。東京都知事選は、すでに大炎上状態だ!

取材・文/村上隆保 写真/時事通信社

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