一族初のマイルGI制覇へ 蛯名厩舎の東京巧者が安田記念で戴冠狙う

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2024年05月30日 11:45  netkeiba

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GI初制覇を目指すレッドモンレーヴ(昨年5月撮影、ユーザー提供:おうどんさん)
 東京巧者のレッドモンレーヴ(牡5、美浦・蛯名正義厩舎)が、安田記念(3歳上・GI・芝1600m)でGI初制覇を狙う。

 レッドモンレーヴは父ロードカナロア、母ラストグルーヴ、母の父ディープインパクトの血統。祖母がエアグルーヴ、曾祖母がダイナカールという名牝系の出身。母は1戦1勝で無念の引退となったが、無事ならGIを狙えたであろう逸材だった。伯父のルーラーシップやフォゲッタブル、伯母のアドマイヤグルーヴなど、近親には活躍馬がズラリと並ぶ。

 ここまで14戦5勝。オープン昇級後は好走と凡走を繰り返している。しかしながら東京に限ると、昨年の京王杯スプリングCが1着、安田記念が6着、富士Sが2着、そして前走の京王杯スプリングCが2着だから、一度も大崩れしていない。唯一連対を外した安田記念にしても、勝ったソングラインとは0秒6差。2着のセリフォスとは0秒4差だったから、十分に逆転圏内だろう。また、前走の京王杯スプリングCは展開不向きを克服してのハナ差2着。5歳を迎え、いよいよ完成期を迎えた印象もある。

 ダイナカールの一族はJRAのGIを8勝しているが、1200mと1800mで1勝、2000mと2200mと2400mで2勝ずつ。1600mは延べ23頭が挑みながら、95年の阪神3歳牝馬Sのエアグルーヴ、12年の阪神JFのアイムユアーズの2着が最高着順となっている。ここで一族初となるマイルのビッグタイトル獲得となるか。自身の種牡馬としての道を切り開くためにも、結果を出したい一戦となる。

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