「猛ダッシュでお母さんのところに走る子ギツネ」北海道に暮らすキタキツネのめんこさに反響「厳しい自然界を生き抜く強さも感じられる」

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2024年05月30日 17:00  まいどなニュース

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全力疾走! 画像提供:Tak (Takuya)さん

 「猛ダッシュでお母さんのところに走る子ギツネの続きです めんこいです」

【写真2枚】一生懸命に走っています…可愛い!

 そんなひと言とともに「X」に投稿された子ギツネさんの写真が注目を集めました。母親のもとへといっしょうけんめいに走る姿がたくさんの人に感動を与えています。

 タイムラインには話題になった投稿の前後の様子も以下の文言と共に投稿されています。

 「お母さんが帰ってきて、猛ダッシュで向かう子ギツネ、表情、耳に嬉しさが溢れているように感じます」

 「猛ダッシュでお母さんのところに走る子ギツネの続きです。到着しそうになって落ちつき気味です。めんこいです笑」

 一連の写真を撮影したTak(Takuya)さんは生まれ育った北海道を拠点に野生動物等を撮影しているフォトグラファーです。先日も「木と一体化して眠るエゾフクロウ」の写真がSNSで注目を集め、木の穴にシンデレラフィットして眠るフクロウさんの姿を弊サイトでもご紹介しました。

「ホントに猛ダッシュ お母さん大好き!!がわかります お母さん(キツネ)にとっても可愛すぎますやん」
「厳しい自然界を生き抜く強さも感じられてとってもよい写真」

 などとひたむきな姿に心を動かされた人たちからの声が届く一方、

「たまに見掛ける(キツネの絵文字)!可愛くてもエキノコックスあるし近づかない様にする道民。」

 と地元民の心得をのべるコメントには、

「そうですよね、決して近づきはしないですよね!50m離れて撮りました」

 と答えるTakさんに撮影時のことをお聞きしました。

「この時期の子ギツネはお母さんの母乳を飲んで育ちます」

――子ギツネさんを撮影した時のことを教えてください。

5月初旬になります。撮影地は北海道道央エリア(人が増えてしまう等、野生動物にストレスをなるべく与えないと言う事で詳細な場所は伏せさせていただきます)で時間帯は18時頃、夕方です。

――母キツネが帰ってきたのですね。

当時、キタキツネの子供たちは巣穴のすぐ近くで遊んでおりました。この巣には今年4匹の子供たちが産まれました。この時は子ギツネたちだけで、じゃれあって遊んでいました。そんな時に母キツネが巣穴の近くに帰ってきました。おそらく母キツネは自分の餌の狩りに行き、子供達に授乳させるため一度帰ってきた場面だと考えられます。まだこの時期の子ギツネはお母さんの母乳を飲んで育ちます。

――「(子ギツネの)表情、耳に嬉しさが溢れているように感じます」ともおっしゃっていました。

そのような状況下でお母さんが帰ってきたので、子ギツネたちは嬉しくて嬉しくてたまらない感情だったと思います。その時の一匹が猛ダッシュで向かう場面が今回の写真になります。

――撮影の際に気をつけたこと、心がけたことは。

キツネたちにストレスを与えないように、遠くから、かつ物音をたてないように観察、撮影いたしました。というのも、もし人間の目が気になるような状況下でしたら、今回の写真のような子ギツネの自然な表情を切り取ることは不可能だったと思います。人間の存在を感じさせない彼らの振る舞いは本当にめんこい姿です。

――自然な姿が撮れた、と。

また、遠くからの撮影を可能にするために、焦点距離が800mmの超望遠レンズを使用したうえで、クロップ撮影(換算1200mm相当)し、さらに撮影データをトリミングし拡大しています。

夏の北海道で撮りたいものは?

 さらにTakさん今夏、北海道で撮りたいものについて以下のように話しています。

 「夏の北海道で撮りたい被写体は、まず、北海道に住む夏の野生動物たち、六月初旬〜ですとエゾフクロウの雛やナキウサギなんかも撮影したいです。また北海道の雲海や雲を取り入れた風景写真や動物写真、更に北海道ならではのお祭り写真を撮りたいですし、特に毎年撮影しております、古平町や積丹町で行われるお祭りの神事として執り行われる『天狗の火渡り』を撮影したいです」(Takさん)。

(まいどなニュース特約・山本 明)

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