急性骨髄性白血病で余命1カ月だという仮面ライダー好きの息子のために、要潤さんや西銘駿さんら多くの出演俳優が続々とエールを贈る様子がネットで話題を呼ぶ中、「仮面ライダーカブト」に出演していた俳優の徳山秀典さんが母子の元に駆け付けたことが写真とともに報告されました。また、仮面ライダーディケイドを演じた井上正大さんも「君の世界に通りすがりに行きます」と訪問を予告し、「おのれディケイド! ライダーってのはなんて素晴らしいんだ!」といった声があがっています。
●「僕らが何を言われてもいい。心無いことを言う人、疑う人を全て払拭したい!」
「急性骨髄性白血病の再発でもう余命があと1ヶ月くらいしかない息子に何かできることはないかと考えていて、仮面ライダーが大好きなので仮面ライダーに出演されていた俳優さんにお力添えをいただきたいです」――そんな内容がXに投稿されたのは5月29日のこと。主に“見る専”でXを活用していたという母が、闘病中の息子のために何かしてあげたいというわらにもすがる思いで拡散を呼び掛けていました。本記事執筆時点で投稿の総表示回数はさらに伸び、約5700万回に迫っています。
既報の通り、この投稿には「仮面ライダーアギト」で氷川誠役を演じた要潤さんや「仮面ライダーリバイス」オルテカ役の関隼汰さん、「仮面ライダーゴースト」天空寺タケル/仮面ライダーゴースト役の西銘駿さんをはじめ多くの仮面ライダー俳優が反応。力添えを惜しまないとヒーロー然とした言動でエールを送っています。
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拡散を呼び掛けていたアカウントは5月31日に更新したXで、「仮面ライダーカブト」で矢車想/仮面ライダーザビー/仮面ライダーキックホッパーを演じた徳山さんが来訪したことを息子との2ショット写真を添えて投稿。
続く投稿では、徳山さんが光の速さで来訪した背景として、第一に息子や家族を心配したからだと説明。徳山さんから向けられた「僕らが何を言われてもいい。心無いことを言う人、疑う人を全て払拭したい!」という言葉に気持ちが救われたことを明かしました。
多くを語らず即行動に移した徳山さんもXを更新し、「屈託のない笑顔、仮面ライダー、戦隊愛に、逆に元気を貰いました」と少年と対面し元気をもらう部分もあったことを明かしつつ、「大事な事なので1つ」と前置いた上で、元投稿に「図々しい」「胡散臭い」「リテラシーのない非常識な行動」など否定的な声も一部あがっていることについて次のようにコメントしました。
「決して嘘とか詐欺とかではありませんでしたよ。沢山のご意見ありがとうございます。賛否両論あるとは思います。しかし、『彼』と『僕』との友情はたしかに、ここにあります」(徳山秀典さん)
●ディケイド俳優「君の世界に通りすがりに行きます」
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さらに5月30日には、「仮面ライダーディケイド」で門矢士/仮面ライダーディケイドを演じた井上正大さんがXで、「明日、君の世界に通りすがりに行きます」と訪問を予告。加えて、一部の否定的な声に対して以下のように言及・呼びかけました。
「で、一部なんですが「否定的だね、今回は」とか「あつかましい」とか「他にも闘病してる人いるのに」とか心にもないコメントしてる人達いるけど、そんなこといちいちコメントしないで欲しいな。
お母さんと話したけど、あそこまで拡散されちゃうと悪いコメント多く入ってきちゃうけど、本当に精神強く持ってて、一途に「息子の為に」で全部耐えてたよ。
余命1ヶ月の息子に活力を少しでもって想いで行動してた。
もしそういう心にもないコメントした人がいるなら今からでも消してあげてね」
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さまざまな声があることを踏まえつつも冷静に慎重に素早く行動していくヒーローに、「さすがディケイドさん」「全力で息子さんの夢を叶えてくれるディケイドかっこいい」「おのれディケイド! ライダーってのはなんて素晴らしいんだ!」などの声があがっています。
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