GoogleがゲーミングやCore Ultra採用モデルを発表/Chromebook PlusにGeminiの生成AI機能が追加

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2024年06月02日 06:10  ITmedia PC USER

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米GoogleがAI機能を搭載したChromebook PlusおよびChromebookの新モデルを紹介した

 うっかり見逃していたけれど、ちょっと気になる――そんなニュースを週末に“一気読み”する連載。今回は、5月26日週を中心に公開された主なニュースを一気にチェックしましょう!


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●GoogleがゲーミングやCore Ultra採用モデルを発表


 米Googleは5月28日(現地時間)、Chromebook PlusおよびChromebookの新モデルを発表した。Acer、ASUSTek Computer(ASUS)、HPがリリースしたモデルで、Core Ultraの搭載やゲーミングなど、計7モデルを紹介している。


 全てのChromebookは高度なセキュリティ機能とGoogleアプリ、最大10時間のバッテリー寿命が保証されている。


Chromebook Plus


・Acer Chromebook Plus Spin 714:Core Ultra 5にメモリ8GB、ストレージ256GBを搭載している。14型(WUXGA)のIPS液晶を備えたコンパーチブルタイプで、価格は699ドルから


・Acer Chromebook Plus 514:Core i3にメモリ8GB、ストレージ512GBを搭載している。14型(FHD)のIPS液晶を備えたクラムシェルタイプだ。価格は349ドルから


・Acer Chromebook Plus 516 GE:第13世代Core、メモリ最大16GB、ストレージ最大2TBに対応している。16型(WQXGA)でリフレッシュレート120Hzのディスプレイを搭載する。クラウドゲームのNVIDIA GeForce NOW、Amazon Luna、Xbox Cloud Gamingなどに適しているという


・HP Chromebook Plus x360:Core i3、メモリ8GB、ストレージ128GBを搭載している。14型(FHD)のIPS液晶を備えたコンパーチブルタイプで、価格は429ドルから


・ASUS Chromebook Plus CX34:Core i5、メモリ8GB、ストレージ128GBを搭載している。14型(FHD)のIPS液晶を搭載しており、180度開くフラットヒンジだ。価格は499ドルから


Chromebook


・ASUS Chromebook CM30:MediaTek 8186、メモリ最大8GB、ストレージは最大128GBを搭載している。取り外し可能な10.5型(WUXGA)のタブレットタイプで、LTEオプションも選択可能だ。価格は299ドルから


・HP Chromebook 14 inch:Pentium、メモリ4GB、ストレージ128GBを搭載している。14型(HD)ディスプレイのクラムシェルタイプで、価格は249ドルだ


●Chromebook PlusにGeminiの生成AI機能が追加


 米Googleは5月28日(現地時間)、Chromebook PlusでGoogleのAI機能やゲーム機能が利用できるようになったと発表した。


 「Help me write」は、WebサイトやPDFフォーム、ChromebookにインストールされたWebアプリなど、文章を書く場面で使える機能だ。プロンプトを使用してテキストを生成したり、既存のテキストを書き直したり、フォーマルな内容に書き換えたり、短くしたり、言い換えたりといったことが可能だ。また、壁紙やビデオ会議の背景をAIで生成する機能もOSに組み込まれた。


 この他、Google フォトのMagic EditorもChromebook Plusで使えるようになる。オブジェクトをタップあるいは丸で囲み、ドラッグして位置を替えたり、サイズを変更したりできる。コンテキストの提案を使用して、照明や背景を変更することも可能だ。


 なお、Chromebook Plusでは、Geminiアプリがホーム画面のアプリシェルフに追加される。なお、すぐにGeminiを利用できるようChromebook Plusの新規ユーザーはGoogle One AIプレミアムを12カ月無料で利用可能だ。


●Windows 11/10の5月度非セキュリティプレビュー更新プログラム公開


 米Microsoftは5月29日(現地時間)、Windows 10/11向けに2024年5月度の非セキュリティプレビュー更新プログラムをリリースした。Windows 11 23H2/22H2向けが「KB5037853」、Windows 10 22H2向けが「KB5037849」となる。


 Windows11向けの更新プログラムでは、以下のような機能が追加されている。


・Windowsの共有ウィンドウがフォーカスを失っても閉じないように変更


・エクスプローラーのアドレスバーのパンくずリストにファイルのドラッグ&ドロップが可能に


・「設定」→「アカウント」に「リンクされたデバイス」ページが追加。Microsoftアカウントを利用してサインインしているHome/Proエディションに表示される


・スタートメニューで新しいアカウントマネージャーをロールアウトした。Microsoft アカウントでサインインすると、アカウントの特典を簡単に確認できる


・Windowsの共有ウィンドウからWebページのURLやクラウドファイルのQRコードを作成可能に


 なお、非セキュリティプレビュー更新プログラムは、月例のセキュリティ更新プログラムに先駆けて変更内容をプレビューする目的のものだ。適用は必須ではなく、オプションを有効にしていなければ自動でアップデートされない。アップデートしなかった場合、基本的には翌月のセキュリティ更新プログラムと同時に適用される。


●ChatGPTの無料ユーザーでも画像認識機能などが利用可能に


 米OpenAIは5月30日(日本時間)、これまで有料ユーザー向けに提供していた「高度なデータ分析」「ファイルアップロード」「ビジョン」「Web参照」「カスタムGPT(GPTs)」が無料ユーザーでも使えるようにしたと発表した。


 高度なデータ分析は、Excelなどで入力されたデータを元に表やグラフを作成する機能だ。ビジョンは画像や写真などを認識し、その内容について質問できるというもの。Web参照は、Bingを利用してインターネット検索を行えるもので、学習していない最新ニュースなどについても回答できるようになる。


 なお、これらの機能は5月13日(現地時間)に発表されたGPT-4oの機能として提供される。GPT-4o自体は以前から無料ユーザーでも使えたが、追加機能は利用できなかった。ただし、無料ユーザーではGPT-4oの利用回数に制限が設けられており、制限に達するとGPT-3.5を利用するか、有料のChatGPT Plusにアップグレードすることを勧める通知が行われる。


●Microsoft EdgeのUI表示が高速化 今後数カ月以内に順次適用


 米Microsoftは5月28日(現地時間)、Microsoft Edgeブラウザに実装したUIの高速化について紹介した。WebUI 2.0と呼ぶ新しいアーキテクチャを採用することで、バージョン122以降、Browser Essentials UIの応答性が42%高速化、SSDのないデバイスや8GB未満のメモリを搭載したデバイスでは76%高速化しているという。


 同社はエンドユーザーの端末から収集したテレメトリーを通じ、UIの応答性を監視している。レンダリングするWebページだけではなく、Edge UIの全ての部分について意図的にデータの収集を行ったとしている。この結果、多くのコンポーネントで使用されているコードのハンドルが大きすぎることが分かったという。


 その要因は主に2つある。1つはモジュール化が不十分だったことで、UIコードの一部が不必要に共有され、別の部分の速度が低下していた。


 もう1つは、UIのレンダリングにJavaScriptに依存するフレームワークを利用していたことだ。生産性が高く、より動的なUIを実現するのに役立つため、ここ10年間、Web開発者間では人気のトレンドになっていたが、特にローエンドデバイスではかなりの遅延が発生してしまうという。


 これらの問題に対応するため、WebUI 2.0と呼ぶ新しい内部アーキテクチャを導入した。UIの初期化パス中に実行されるJavaScriptの量を最小限抑え、よりモジュール化もされているとしている。


 WebUI 2.0は、バージョン122でBrowser Essentials UIに導入され、バージョン124ではお気に入りのUIにも使われている。また、今後数カ月に渡り、履歴やダウンロード、ウォレットなど、さらに多くのEdge機能の応答性の改善を継続していくとしている。


●「PlayStation VR2」がソニーストアで1万4000円引きのセール


 ソニー・インタラクティブエンターテイメントは、大型セール「Days of Play」を5月29日から6月12日まで開催中だ。


 Days of PlayはPlayStationコミュニティーからのサポートに感謝を示すために同社が7年前から始めた年に1度の大型セールで、期間中はPlayStation Plusで配信される一部人気タイトルのアバターを無料で入手できる。


 他にも、期間中はPlayStation Plusのゲームトライアルとして、通常配信に加えてボーナスタイトルが追加される。


 PS Storeでは、ダウンロード版ゲームがセール価格になっている他、24時間限定のフラッシュセールなども実施される。また、全国のPlayStation取扱店でも期間限定の割引セールが実施されている。


 PlayStation VR2も通常価格が7万4980円(税込み)のところ、1万4000円引きの6万980円となっている。ただし、こちらは既に予定数に達したということで販売が終了している。ただし、「Horizon Call of the Mountain 同梱版」は、原稿執筆時で6万5980円で購入可能だった。出荷は6月13日頃となっている。


このニュースに関するつぶやき

  • ゲーミングPCはもう技術的に頭打ち。CPUとGPUだけで成り立つんだから。下手な話、マザーボードに取付けるだけで終わりやん。買い替える意味あるんか?
    • イイネ!2
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