半日かけて作る「冷やし茶漬け」は本当に美味いのか? 実際に試したところ意外な落とし穴が…

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2024年06月03日 04:00  Sirabee

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Sirabee

(©ニュースサイトしらべぇ)

何も作る気力がないときには、ぱぱっと作れて美味しい「お茶漬け」はありがたいもの。その手軽さが魅力の1つだが、あえて時間と労力をかけて作るお茶漬けのレシピを発見したため、実際に試してみた。

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■お茶漬けの素は使わない

そのお茶漬けのレシピを紹介しているのは、家庭料理探求家・けんた氏の公式YouTubeチャンネル『けんた食堂』にアップされていた「夏・冷やし茶漬け」というshorts動画。

一般的なお茶漬けといえば、お茶漬けの素を使うケースがほとんどだろうが、このレシピはそれらの類は使わない。なお、このレシピで使う材料はこちら。

・冷やご飯・梅干し・わさび・かつおぶし・煎茶

 

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■氷を使って抽出

シンプルな材料であるため簡単に作れそうなものだが、これがそうもいかない。まず、煎茶の抽出の方法がお湯や水ではなく「氷」なのだ。急須にお好みの量の煎茶と氷を入れて、それを冷蔵庫で半日程度かけてゆっくりと染み出させる。

まさかのお茶漬けを作るために半日かけるというのだから、こだわりが半端じゃない。なお、抽出した煎茶を飲んでみたら…これがスッキリとしつつもしっかりと苦みが感じられ美味しい。

ただ、1回ではお茶漬けには足りない量しか抽出できなかったため、氷を追加するなどして、結局1日半程度かけてしまった。これが後々に響くことに…。

 

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■実際に食べてみたところ…

煎茶を抽出している間に味の主軸となる「梅おかか」を作っていく。作り方は至ってシンプルで梅干し、わさび、かつおぶしを合わせて包丁で叩くだけ。そして冷やご飯は水で洗ってぬめりを取っておこう。

煎茶の抽出が完了したら、冷やご飯を茶碗によそい、梅おかかと砕いた氷、海苔、煎茶を入れれば完成だ。

見た目はかなり美味しそうだが気になる味は…これが、かなり大人な味わいで驚かされる。

煎茶の苦みと梅おかかの酸味・辛味・旨味が一気に広がり、その複雑すぎる味わいに正直混乱してしまった。恐らく、煎茶を長時間かけて抽出してしまったため苦みの他に「渋み」が強く出てしまったようで、かなり苦み強めの仕上がりになってしまったよう。

試しに梅おかかを単体で食べてみたところ激ウマ! 梅干しのさっぱりとした味わいとわさびの辛味と香り、そしてかつおぶしの旨味や風味が絶妙にマッチしている。おにぎりの具としてもかなり優秀だろう。

対する煎茶も少し薄めて飲んでみたらちゃんと美味しかった。冷やし茶漬けの際は半日で程よい濃さに抽出するのがコツのようだ。

今回は失敗してしまったが、それぞれの食材を活かして作る冷やし茶漬けは、シンプルながら茶漬けの素とは異なる魅力があった。次回は同様のミスのないように作ってみようと思う。

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■執筆者プロフィール

木根大心:『Sirabee』編集部記者。

インタビューや商品レビューをメインに執筆。日々のグルメレビューによって必要以上のカロリーを摂取してしまうが、自身の基礎代謝を信じすぎているがあまり年々丸くなっているのが悩み。

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(取材・文/Sirabee 編集部・木根 大心)

このニュースに関するつぶやき

  • お茶漬けなんて、食べたいと思い立った時に食べるから美味しい。少量のお湯で起こしたお茶を薄めるだけでじゅうぶん美味しいよ。後はちゃんとした梅干しがあればいい。
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