なでしこジャパン、後半の4得点でニュージーランドに2連勝! 途中出場の浜野まいかが2得点の活躍

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2024年06月04日 02:28  サッカーキング

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2得点を挙げた浜野まいか [写真]=JFA
 なでしこジャパン(日本女子代表)は3日、国際親善試合でニュージーランド女子代表と対戦した。

 2大会連続6度目のオリンピックを目前に控えるなでしこジャパンは、同じくパリオリンピック2024(パリ五輪)に出場するニュージーランド女子代表とのスペイン遠征2連戦に臨んだ。31日に行われた初戦は、田中美南と古賀塔子の得点でなでしこジャパンが勝利。パリ五輪メンバー発表前、最後の試合となった2試合目では、清水梨紗、熊谷紗希、長谷川唯、植木理子などが先発に名を連ねた。

 立ち上がりは拮抗した展開が続いたが、22分に試合が動く。サイドチェンジのパスを受けたアリー・グリーンからミリー・クレッグへパスが通ると、日本はドリブルでカットインを許し、ペナルティエリア内まで単独で持ち運ばれてしまう。そして、クレッグに強烈なシュートをゴールに決められ、ニュージーランドが先制する展開となった。

 リードを許した日本は、その後もニュージーランドに苦戦を強いられる。前半アディショナルタイムに長野風花のスルーパスから植木がペナルティエリア手前で決定的なシュートを放ったが、惜しくも枠内に飛ばすことはできず、前半はこのまま0−1で折り返した。
 
 ハーフタイムを経て千葉玲海菜、谷川萌々子、浜野まいかを投入した日本は、後半立ち上がりから積極果敢に攻撃を仕掛ける。すると、49分に得点が生まれた。長谷川唯が左サイドから入れたクロスボールはシュートまでつなげることができなかったが、こぼれ球に反応した浜野がダイレクトボレー。シュートはゴール左隅に飛び、ネットに吸い込まれた。

 勢いづいた日本は、前線からの守備強度を高めて、さらに攻勢をかける。54分には最終ラインの背後に抜け出した千葉がGKとの1対1となり、ループシュート。しかし、これは枠を捉えることはできず、追加点とはならなかった。

 それでも60分にニュージーランドの意表をついて追加点を奪う。中央でファウルをもらってプレーがストップすると、長谷川唯がクイックリスタートで最終ラインの背後へ浮き球のパスを供給。これに浜野が反応してゴールネットを揺らし、日本が逆転に成功した。

 リードした日本は、その後も攻撃の手を緩めずにニュージーランドを攻め立てる。65分には右サイドを駆け上がった清水梨紗のクロスから最後は谷川がシュートし、ゴールに迫る。すると、直後の66分に追加点。GKのロングパスを宮澤ひなたがカットすると、すかさず藤野がシュートを放ち、ゴールネットを揺らした。

 リードを2点に広げた日本はさらに80分、藤野のシュートが相手に当たってボールが高く上がると、守屋都弥がヘディングでパス。これに反応した千葉がゴールネット揺らし、試合を決定づける4点目を記録した。

 試合はこのまま終了。後半に4ゴールを奪った日本が4−1でニュージーランドを下し、パリ五輪メンバー発表前の最後の2連戦で2連勝を飾った。 

【スコア】
なでしこジャパン 4−1 ニュージーランド女子代表

【得点者】
0−1 22分 ミリ―・クレッグ(ニュージーランド)
1−1 49分 浜野まいか(なでしこジャパン)
2−1 60分 浜野まいか(なでしこジャパン)
3−1 66分 藤野あおば(なでしこジャパン)
4−1 80分 千葉玲海菜(なでしこジャパン)

【スターティングメンバー】
GK:山下杏也加
DF:清水梨紗、高橋はな、熊谷紗希、南萌華、北川ひかる
MF:藤野あおば、長谷川唯、長野風花、宮澤ひなた
FW:植木理子


【試合映像】なでしこジャパン vs ニュージーランド女子代表


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