合板工場で接着剤ミキサー機に巻き込まれた男性、3日後に死亡（ベトナム）＜動画あり＞

ベトナムの合板工場で5月23日、38歳の男性が接着剤ミキサー機に巻き込まれ、3日後に死亡した。男性は、大袋に入った小麦粉をミキサーの中に投入していたという。当時の動画とともにベトナムのニュースメディア『Báo Thanh Niên』などが伝えた。

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ベトナム南東部ビンフオック省チョンタン（Chon Thanh）にある合板工場で先月23日午後1時頃、グエン・ヴァン・ルーさん（Nguyen Van Luu、38）が合板製造用の接着剤ミキサー機に巻き込まれる事故が発生した。

グエンさんは当時、大袋に入った小麦粉を抱え接着剤ミキサー機の中に投入中で、回転棒に引き込まれるようにして本体内に転落したという。

当時の様子を捉えた動画では、小麦粉の袋が回転棒に巻き込まれ、続いてグエンさんがミキサー内に引っ張られるように転落するのが見て取れる。

機械周辺は小麦粉が飛び散って真っ白になっており、同僚が急いで電源を切るもミキサーはすぐに止まらず、グエンさんは高速で何度も回転。両脚と左腕が切断されたほか、頭皮が引きはがされるなどの重傷を負った。


そしてビンフオック省の救急治療室に搬送された後、ビンズオン省総合病院に転院して治療を受けていたが、26日に息を引き取った。

この工場では合成樹脂の代わりに、より安価なでんぷん系樹脂を接着剤として使用し、小麦粉を原料としていたそうだ。また同工場は、稼働を開始して1か月（半年との報道も）ほどしか経っておらず、ベトナム中北部ハティン省出身のグエンさんは正式な労働契約に署名していなかったばかりか社会保険にも未加入で、労働組合も設立されていなかったという。


なお会社側は当局の調べに全面的に協力し、グエンさんの家族に金銭的な援助を申し出ているとのことだが、このニュースには「なぜ小麦粉を別の容器に入れ替えてから注ぐなどの安全対策を取らなかったのか」「これは酷い」「家族のことを思うと心が痛む」「安らかに」といったコメントが寄せられている。

ちなみに先月にはペルーで、木材などを粉砕する機械「ウッドチッパー」の投入口の中に、50代の男性が転落して死亡した。着用していたジャケットが機械に巻き込まれてしまったという。



画像は『Báo điện tử Tiền Phong　「Nam công nhân bị cuốn vào máy trộn đã tử vong」』『Báo Thanh Niên　「Bình Phước: Nam công nhân bị cuốn vào máy trộn đã tử vong」』『HOYPERÚ TV　Facebook「＃Tragedia」』『Parapolitika.gr.　「Τραγωδία στο Μεσολόγγι: Αυτή είναι η κρεατομηχανή που κατακρεούργησε την 50χρονη」（Image: Newsflash）』『網易　「重庆：女子坐按摩椅，头发被缠绕进电机动弹不得，向人群哭喊救我」（＠包公子说）』より
（TechinsightJapan編集部　A.C.）