45歳以上の「いつもの服が似合わなくなった問題」。“老け見え”脱出の簡単なコツ

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2024年06月05日 16:00  女子SPA!

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いつもの服が似合わない。鏡の前でため息をついて年齢を意識した、なんてことはありませんか。

『45歳からの「似合う」』が見つかるおしゃれ塾』(主婦の友社)は、45歳からの新しい「似合う」を提案しています。著者の冨永彩心(あやみ)さん、愛称あやみん先生は1967年生まれ。フリーランスのスタイリストから専業主婦になり、13年間のブランクののち、仕事を再開。

義母の介護や離婚、実父の死などを乗り越えて、トータルファッションカウンセリングサロンを主宰しました。

◆なぜ45歳なのか?新たな「似合う」を発掘しよう

あやみん先生が45歳にこだわるのも、ご自身の経験があってこそ。45歳は、更年期や子供の進路、自分自身のキャリアに悩み、もがく時期なのでしょう。

実際、明朗快活な印象のあやみん先生も、以前は自己肯定感が低くメンタルも弱かったそう。そんな生活が、好きなファッションで変わったといいます。

45歳は人生とファッションの分かれ道。新たな「似合う」を探しに行きましょう。

◆まずは今の自分を知る

年齢とともに体型も微妙に変化するもの。最初にやるべきなのは「全身写真を撮る」。

ただ漠然(ばくぜん)と撮るのではなく「5日分撮って並べてみる」があやみん先生のセオリーです。

これでどのアイテムを頻繁(ひんぱん)に選んでいるか、何色の服をたくさん持っているか、気づかなかった事実が判明します。

次に「自分が持っている服を把握する」。手持の服をアイテムごとに分類し、数を書き出してみましょう。明確にすることで「自分に必要なものとそうでないものが見えてくるはず」。よく着る理由も掘り下げていくと、さらにクローゼットが整理されるそうですよ。

最後に「その服、最低3パターン着まわせますか?」。必要なアイテムの着回しを考えると、何をプラスして何をマイナスすべきか、見えてくるのかもしれませんね。

自分の体型や雰囲気と好みの服が合わなくなってきた、というのは言いかえれば、似合う服が変わってきた、ファッションで新たな冒険ができる、ということ。45歳の魅力は、あなたの中で眠っているのです。

◆「老け」は自分で作っている?

若さを意識すれば、無理している感が出てしまう。落ち着いた色合いでまとめると、なんだかくすんだイメージに。どっちに転んでも「老けた」は避けられないのでしょうか。

実は「老けて見えるのではなく、見せている」って、知っていましたか?「老け見え」から脱出できるちょっとしたコツ、ふたつ紹介しますね。

・首は出して鎖骨見せ

肌を露出できるのは若いから。これも年齢にとらわれた思い込み。「大人こそ肌見せが必要」な理由は「抜け感」にあり。

あやみん先生いわく「隠せば隠すほどオバ見えする」という事態になってしまうのです。

だからといって露出しすぎるのはNG。見せるべき個所は「首・手首・足首・足の甲」。さりげなく細いパーツを見せるだけで、やわらかなラインと大人の優雅さを演出できますよ。

・一番細い足首を出して、足の甲は隠さず

季節は初夏。サンダルが活躍する季節になりました。足元をかろやかに見せるコツは「肌を覆わないこと」。

脚の中で一番細い足首を見せれば全身のバランスが整い、あらわになった足の甲がすっきりした印象を与えます。サンダルを新調するさいは、肌見せをねらったものを選ぶべし。

◆年代よりも時代を優先すべき

「“年相応”ではなく“時代相応”でいく」。あやみん先生の格言で、私が一番感銘を受けたのがこれです。

ファッションやメイク、仕事に趣味、何かにチャレンジする時に私達は必ず「もう歳だから」と、自分基準でジャッジしてしまいがち。さらに自分の中の好みも、若い時で止まっているから、いろいろと行き詰ってしまうのかも。

「『もう45歳だから。50歳だから。トレンドの服は恥ずかしくて着られない』と思っていることが時代不相応」。またもやあやみん先生が活を入れてくれました。

「トレンドは、とり入れ方次第で何歳になっても素敵に見せられるのです」。オシャレ道から脱落しそうな私達にとって、これ以上のエールはありません。

以下は簡単にできる垢抜(あかぬ)けテクニック。参考にしてくださいね。

・おばさんコドモ脱出のカギは丈を変えるだけ

以前はミニスカートや膝丈スカートが好きだった、という方。正直、膝丈スカートは時代にはマッチしません。

若い時は可愛らしく着こなせた膝丈スカートですが、年齢的にも足を太く短く見せてしまう危険性があるのです。

ここはシルエットが美しいロング丈を選びましょう。「全身が縦長に見えてスタイルアップもかなう」といいこと尽くしです。

・45歳以上のデニム問題どうする?

「デニムは3〜5年で更新」とここでも時代性を示唆。デニムには流行はない、と私も漠然と思っていましたが、5年以上経過で「古い人」に見えてしまうとか。

数年前に流行ったスキニーはすでに流行遅れ。今年は「腰の張りやおしりの形をも隠してくれる優秀ワイド」と、あやみん先生はワイドかセミフレアの2択推し。

手首や足首を見せることで、ワイドで隠した部分は見えていないのに細く美しくアピールできるのです。

◆オシャレの後半戦を楽しもう

もう若くない、もう歳だから。本当はこんな風に自分を下げてしまうのは嫌。皆がそう感じているのに、おしゃれをあきらめてしまうのは、「似合う」がわからなかったからではないでしょうか。

人生100年、120年ともいわれている昨今。人生をより楽しくするためにも、時代に合わせたおしゃれは必要不可欠。

「『似合う』がわかれば人生は変わる!」そう約束してくれるあやみん先生と一緒に、あなただけの「似合う」を探してみませんか。

<文/森美樹>

【森美樹】
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx

このニュースに関するつぶやき

  • 見せるべき個所は「首・手首・足首・足の甲」。さりげなく細いパーツを見せるだけで、やわらかなラインと大人の優雅さを演出→上半身全部貧相なので首や手首出してると
    • イイネ!1
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