青森の“幻の駅弁”、おかず24種が食べられる神仕様 「天才すぎる」マニアから称賛の嵐

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2024年06月06日 17:00  Sirabee

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Sirabee

(©ニュースサイトしらべぇ)

旅行や出張で新幹線を利用する際、駅弁を楽しみにしている人も多いのでは。列車に揺られ、車窓からの景色を眺めながらその土地でしか味わえない弁当を食べる瞬間は格別だ。

ネット上では、青森発の駅弁が話題を呼んで…。

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■24種類の惣菜が入った駅弁

今回紹介するのは、青森県五所川原市にある惣菜・弁当店「つがる惣菜」の「ひとくちだらけ」。一般的な駅弁は、北海道のいかめし、宮城県の牛たん、富山県のますのすしといった、各県の名産品をメインにおかずや漬物などが添えられることが多い。

その点、「ひとくちだらけ」はほたて飯やすしこ、味噌おでんなど津軽地方の郷土料理や名産品が24種類も入っているのだ。色々な惣菜を少しずつ食べられる「おかずのオールスター」と言える。

 

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■「天才すぎる」マニアからも称賛の声

24種のおかずが入った駅弁はネット上でも話題に。「天才すぎる…食いてぇ」「一口をたくさん食べれるの幸せすぎんか」「酒片手にゆっくりのんびり食したい」と、魅了される人が続出。

また、「どれ食べるか考えながら楽しめて、本当にめちゃ良いお弁当」「青森からの帰りに呑みながらちょびちょびやれて最高」「これめっちゃ好き」など、駅弁マニアの間では有名な様子。

東京駅の「駅弁屋 祭」でも売られているが、数に限りがあるため、店頭に並んで1〜2時間でなくなってしまうことも珍しくない。“幻の駅弁”として、ファンも多いのだ。

なぜ、ひと口サイズの惣菜を集めた弁当を作ったのか。つがる惣菜に取材したところ、様々なエピソードが明らかになったのだ…。

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■意外なものがヒントになっていた

つがる惣菜の担当者によれば、件の弁当は6年前に発売したという。

24個に仕切られた弁当を作った経緯に関して、担当者は「一般的な弁当箱にひと口ずつおかずを入れてもゴチャゴチャしてしまい、上手くいきませんでした。その際、お土産でもらったチョコの1個ずつ仕切りがあるデザインがヒントになりました。資材屋で探したところ、24種類が一番多かったので、それに詰めたんです」と説明する。

チョコレートの箱から着想を得ていたとは驚きである…。おかず一つ一つにはこだわりがある。

担当者からは、「地域性や郷土色を大切にしたいと思い、青森県産の物や郷土料理、特産品に絞って青森色を出せるラインナップにしました。新青森駅で購入して東京に行く際、このお弁当と缶ビールを持って行ければ良いなと思い、お酒と一緒に食べられることも意識しました」と、熱いコメントが得られた。

“イケる口”の人は、この弁当があれば目的地に着くまでにビール3〜4本を飲めてしまうかもしれない。

 

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■気になる買えるタイミングは…

発売当初は少々苦戦したそうだが、徐々に人気になっていく。担当者は、「駅弁マニアの方に刺さったようで、SNSに投稿する人が多かったです。テレビでも2〜3回紹介され、問い合わせが殺到しました」と、笑顔を見せる。

当初は17時くらいに東京駅に搬入していたが、現在は東京駅に12時半すぎに到着するよう作っており、14〜15時に店頭に並ぶことが多いそうだ。「ひとくちだらけ」に遭遇した際は、ぜひ旅のお供に食べてほしい。

 

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■執筆者プロフィール

斎藤聡人:1991年生まれ。『Sirabee』編集部記者。

某週刊誌の芸能記者を経て現職に。旧ジャニーズネタなど、芸能ニュースを中心に様々なジャンルを取材する。

チェーン店からローカル店まで様々な飲食店をめぐり、グルメ記事も手がける。仕事も兼ねた毎日のドラマ鑑賞が日課。

今期の推しは、『95』(テレビ東京系)、『Believe─君にかける橋─』(テレビ朝日系)、『イップス』(フジテレビ系)、『アンチヒーロー』(TBS系)。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)
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