なでしこGK山下杏也加が海外移籍へ!…INAC神戸退団を発表「さらにレベルアップしていきたい」

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2024年06月07日 13:23  サッカーキング

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昨年の女子W杯での山下杏也加 [写真]=Getty Images
 INAC神戸レオネッサは7日、日本女子代表(なでしこジャパン)GK山下杏也加が海外移籍への準備のため、2023−24シーズン限りで退団することを発表した。

 1995年9月29日生まれで現在28歳の山下は、KSC加平サッカー少年団や東加平キッカーズ、足立レディースフットボールクラブ、村田女子高等学校を経て、2014年に日テレ・東京ヴェルディベレーザへ正式入団。チームの守護神として2015年シーズンからのなでしこリーグ3連覇に貢献し、自身も3年連続でリーグベストイレブンに選出された。

 2021年にはINAC神戸レオネッサに活躍の場を移し、ここまで公式戦通算69試合に出場。2021−22シーズンにはチームのリーグ制覇に大きく貢献し、WEリーグの初代最優秀選手(MVP)に輝いた。また、2015年にデビューを飾ったなでしこジャパンでは、ここまで国際Aマッチ通算70試合に出場。2021年に開催された東京オリンピックや2度のFIFA女子ワールドカップなどの国際舞台も経験している。

 海外へ挑戦することとなった山下は、INAC神戸レオネッサを通じて次のようなコメントを発表している。

「このたび、海外に挑戦することを決めました。2019年フランスワールドカップを経験し、海外に今すぐにでも行ってサッカーしたいと言う欲が出てきました。しかし、その欲も言葉の壁や世界的にみてGKとしては背の低い自分が通用できるのかと自問自答しながら、その気持ちは年々と薄れていきました」

「いつの間にか28歳になり、友人の引退やセカンドキャリア、『最後の〇〇』を耳にする事が増え、年齢というただの数字と最後を最後にしないように踏ん張りたいと思うようになりました。今でも自分が予想してた未来とかけ離れているので信じられていないです。今シーズンに感じた、ここからシュートをしないだろう、この角度からクロスはあげないだろう…という体に染みついた悪い慣れをなくし、海外挑戦でさらにレベルアップしていきたいと思います」

「最後になりますが、INAC神戸で初めての移籍をして、いろいろな人たちと触れ合えた3シーズンはこれからの人生に生かしていきたいと思います。熱い応援をしていただきありがとうございました」

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