米軍普天間飛行場の移設先の辺野古沿岸部=2022年2月25日、沖縄県名護市 任期満了に伴う沖縄県議選が7日告示され、県内13選挙区(定数48人)に計75人が立候補を届け出た。米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する玉城デニー知事を支える県政与党勢力が過半数を回復するかどうかが焦点だ。16日に投開票される。
選挙結果が普天間返還や2026年の沖縄県知事選に影響するのは必至。国政・地方選で敗北を重ねる岸田政権にとっても重要な選挙となりそうだ。
立候補したのは、県政与党系の共産党が7人、立憲民主党が5人、社民党が5人など。野党系の自民党が20人、公明党が4人、日本維新の会が3人などだった。事前に実施した候補者アンケートを基に集計すると、与党系34人、野党系33人、中立8人となった。
県議会は現在、与党系と野党系がそれぞれ24人で伯仲。議決に参加できない議長が野党系のため、玉城知事は辛うじて主導権を維持している。
![沖縄県議選告示日に候補者の出陣式に集まった有権者=7日午前、沖縄県豊見城市](https://news-image.mixi.net/article/4/4_2024060700886_20240607at50S_p.jpg)
沖縄県議選告示日に候補者の出陣式に集まった有権者=7日午前、沖縄県豊見城市