憧れのクルーズ船「クイーン・エリザベス」に潜入! アフタヌーン・ティーや格式高い船内にうっとり

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2024年06月08日 20:50  All About

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一度は乗りたい憧れの船「クイーン・エリザベス」。今回、アフタヌーン・ティーと船内見学に参加してきました。歴史ある英国のラグジュアリー・クルーズの優雅な船内の模様をお届けします。
クルーズ好きならずとも、名前を聞いたことがあるだろう「クイーン・エリザベス」。一度は乗りたい憧れの船は、寄港が決まると一目見ようと大勢の人が港へ足を運ぶほどの人気ぶりです。

今回はアフタヌーン・ティーと船内見学の機会をいただきました。歴史ある英国のラグジュアリー・クルーズ会社、キュナードが運航する「クイーン・エリザベス」。その優雅な船内の模様をお届けします。次に日本発着クルーズを実施するのは2025年春。すでに予約も受付中です。

東京国際クルーズターミナルに停泊。女王の名前にふさわしい優雅な外観

今回イベントが行われたのは、2020年にオープンした東京国際クルーズターミナル。ターミナルには展望デッキがあり、船を間近に眺めることができます。晴天の中、船体とウォーターフロントの景観がマッチし素晴らしい眺め! 

さて気持ちが高まったところで船内へとすすみましょう。

歴史を継承する優雅でクラシカルな空間

中に入ると、目に入るのがグランド・ロビー。グランド・ロビーは船の世界観が集約された、ここを見れば船のこだわりが感じられる場所でもあります。

クイーン・エリザベスのロビーは、3層吹き抜けの解放感ある空間に絨毯や手すりの木目が美しい「らせん階段」。正面には寄せ木細工で作られた船体のアートがあるなど、重厚でクラシカルな雰囲気。女王の名前を船名にもつだけあり格式の高さが感じられます。

船内一番の写真スポットでもあり、ガラ・イブニング(フォーマル)の際には、タキシードやロングドレスで正装をした紳士・淑女が集うとか。クルーズ全盛期、貴族の社交場だった船の雰囲気を感じられそうです。

ライブラリーは絵になる空間。吹き抜けで書籍も充実

ロビーから階段を上り、デッキ2へ向かうとあるのがライブラリー。ライブラリーがある船は多いのですが、「静かに過ごす空間」という位置づけが強く、書籍はさほど充実していないケースが多い印象があります。クイーン・エリザベスは、らせん階段でつながった2層がライブラリーとなっており、規模も大きく調度品も含めて絵になる素敵な空間。

そして戸棚には本がぎっしり! 英語の本が多いですが、乗船した方が置いていかれる風習もあるとのことで、日本語の書籍も200冊以上あり、ベストセラーのタイトルも並びます。

パーティーやショーなどで優雅なひととき

中央にダンスフロアがある「クイーンズ・ルーム」は、高い天井に豪華なシャンデリアと華やかな空間。アクティビティが行われたり、毎晩パーティが開かれたり。午後にはアフタヌーン・ティーの会場となります。

ちなみにクイーン・エリザベスでは、それぞれのガラ・イブニングにテーマがあります。「マスカレード(仮面舞踏会)」がテーマの日は、仮面をつけた乗客が生演奏にあわせて踊り、クイーンズ・ルームはひときわ賑わうそう。

そしてショーが開かれる「ロイヤル・コート・シアター」。ダンスやミュージカル、マジックなどの演目が楽しめるそう。

船内にはエリザベス女王の肖像画や、乗船された際のゆかりの品の展示コーナーもあり、特別感があります。

潮風に吹かれながらデッキで大海原を堪能

屋内施設に特徴があるクイーン・エリザベスですが、もちろんデッキにはプールがあり、大海原を見ながら開放的な時間も過ごせます。

毎日午後3時半に提供される「アフタヌーン・ティー」の中身とは?

今回は特別にアフタヌーン・ティーを体験。通常は先に紹介した「クイーンズ・ルーム」で、生演奏を聴きながら、スタッフのトレーに並ぶセイボリーやスイーツから好きなものをいただくスタイルです。

他船でもアフタヌーン・ティーはありますが、毎日開催というのは初めて。さすが英国船!

今回の会場は通常と異なり(ステーキハウスアット・ザ・ベランダ)、提供方法も特別にスタンド方式でした。やはりおすすめはクロテッドクリームでいただくスコーン! アフタヌーン・ティーの本場イギリスの船ということで、絶品です。

実は乗船しやすいクイーン・エリザベス。今狙うなら2025年春

今回は客室やメインレストランの見学はかないませんでしたが、船内はどこもアールデコを基調とした、伝統的でクラシックな雰囲気。大人のクルーズによさそうです。

9万900トンと、ラグジュアリー船としては船の規模が大きいのが特徴のクイーン・エリザベス。客室のカテゴリーも、窓はないですがリーズナブルな内側客室、ひとりでも割増料金のかからないシングルルームなど、ラグジュアリー船の中では手頃な価格から乗ることができます。

公式サイトからの予約をはじめ、多くの旅行会社がツアーを組んで販売をしており、日本語をサポートするスタッフも乗船。クルーズ初心者でもなにかと安心です。

2024年の日本発着クルーズはすでに終え、夏のアラスカへと旅立ちました。次に日本にやってくるのは2025年春。横浜発着で日本発着クルーズを実施。現在予約を受付中です(2026年は北米に通年配船となり日本発着クルーズはありません)。

2024年4月からはキュナードの公式サイトから日本語で予約ができるようになりました。それを記念して、6月17日(月)15時59分予約分まで、最大25%オフになるプロモーションも実施中です。

キュナードは、クイーン・エリザベスのほか、クイーン・メリー2、クイーン・ヴィクトリア、そして2024年5月にデビューしたクイーン・アンの4隻の船を有し、世界各国で運航中。

荷物は船内に置いたまま、さまざまな場所を訪れることができるクルーズは、実は海外旅行こそ便利。まずは日本でクルーズデビュー、その後はぜひ海外クルーズも視野に入れるといいですよ。
(文:村田 和子(旅の準備・お得・便利ガイド))

このニュースに関するつぶやき

  • アフタヌーンティーの記事って何で紅茶に触れないんだろう。クイーンエリザベス号ではTWININGSのフルリーフが採用されているとのこと。ヴィクトリア女王の御世に御用達となった茶商で↓
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