「コンビニアレンジ飯」第六弾! ローソンの塩にぎりで試す

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2024年06月09日 11:01  BCN+R

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BCN+R

ローソンの塩にぎりでアレンジ
 コンビニで人気を博す商品をアレンジし、新メニューを作ってみようというこの企画。今回はローソンの人気おにぎり、「塩にぎり」をピックアップ。飾り気がない商品だけに、どんな変身を遂げるのか楽しみだ。では早速、レッツカスタム。

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●日本の心、蛍いかの沖漬塩にぎり

 まずは、蛍いかの沖漬を使ったアレンジ。塩にぎりをパッケージから出して皿に乗せ、その上に3匹の蛍いかをあしらえばあっという間に、沖漬にぎりが完成する。ほどよくタレがご飯に染み込んで、なかなか美味そうだ。

 大口を開けてかぶりついてみると、「う、うまし」。沖漬の濃厚な味わいを塩にぎりがマイルドにしつつ、海の香りをどんどん膨らませていく。コリコリとした蛍いかの歯応えもナイスなアクセントとなっている。タレをつけすぎるとおにぎりが崩れて、いささか食べづらいのがマイナスだが、それでもバクバクと食が進む素晴らしい新メニューを堪能できた。

総評

手軽さ ★★★★☆

一体感 ★★★☆☆

美味さ ★★★★☆

斬新さ ★★★☆☆

合計点 14ポイント

 一瞬で作れることから手軽さは星四つの高得点。味わいも、苦手な人もいそうということで星を一つ下げたが星四つになった。しかし、蛍いかが落ちそうなこと、おにぎりが崩れることから一体感は星三つ。そして、沖漬の親戚みたいなイカの塩辛&白米が王道のコンビであることから、斬新さが星三つとなり、結果まあまあというところでまとまってしまった。

●和洋しょっぱい系メニューの共演、塩にぎりの生ハム包み

 お次は和と洋の融合を試みるため、生ハムをセレクト。おにぎりを海苔で巻くように、隙間なく生ハムで包んでいく。しかし、生ハムを買うたびに思うんだけど、この剥がしづらさ、なんとかならんのだろうか。3枚くらいひっついて分厚くなったり、小さく千切れたり。100年後も同じように生ハムと格闘しながら、人類は生きていくのだろうか。などと考えながら、そして手を脂でベトベトにしながら、なんとか包み終えて完成。

 見た目は、まあ想像通りだが、さてそのお味はとかぶりついてみると、「ん? んん?」。ちょいと塩味が強いが、生ハムの油分がご飯に溶け出し、なかなか美味いような、「あ、でもやっぱしょっぱいか」。薄い塩味のおにぎりを強い塩味の生ハムで包んだんだから、そりゃそうか。食べれば食べるほど塩味が強くなってくる。味わいとしてはマッチしているし旨味も感じるけど、後味のしょっぱさが気になる一品となった。

総評

手軽さ ★★☆☆☆

一体感 ★★★★☆

美味さ ★★★☆☆

斬新さ ★★★★☆

合計点 13ポイント

 斬新さと一体感はそこそこ高ポイントだったが、生ハムの扱いづらさが大きく足を引っ張って寂しい点数。生ハムを1枚か2枚くらいに減らすと、作る手間も塩味も抑えられて、もう少し点が伸びそうだ。あと、マヨネーズをちょっとつけると味もマイルドになるし、好きな人は結構増えるかもしれない。

●うまければOKではあるが… 塩にぎり入り貝だしラーメン

 3品目は、ラーメンにドボンと放り込む豪快アレンジ。残ったスープにご飯を入れるといった食べ方は時々見かけるが、麺がたっぷり入っている状態に塩にぎりだと、どんな化学反応が生まれるか気になるところだ。ラーメンの味は塩にぎりに合いそうな、貝だしをチョイス。スープに入れた瞬間おむすびは崩壊し麺と混ざっていく。さて、肝心なお味は。

 ご飯をまとった麺をすすり、ご飯が浮かんだスープをいただいてみると、「やはりというかなんというか」。塩にぎりの味が完全に消えてしまった。口の中に米粒感が確かにあって、そんなに不快でもないのだが、味がしないのでは意味がない。全体にとろみが増している気がするが、果たして塩にぎりの影響がどの程度かもよく分からない。

 ただ、最後にはやはりご飯粒がたくさん残っており、スープと一緒にとてもおいしくいただけた。最初からおにぎりを入れたことで、ご飯粒が若干柔らかくなり、それが美味さに拍車をかけたのだろうと、負け惜しみだけさせていただく。

総評

手軽さ ★★★★★

一体感 ★★★☆☆

美味さ ★★★★☆

斬新さ ★★★☆☆

合計点 15ポイント

 しかし、こうやってポイントをつけてみると、最終的に双方をおいしくしたことに違いはないので、それなりの得点となった。ただ、やはり最初は別々に楽しみ、残ったスープに塩にぎりを入れて完食するのがベスト。

●新しい味わいに出会うのは難しい

 さて今回はこの企画初となる、主食のアレンジを挑戦してみたが、新しい味わいに出会うのはなかなか難しいことを痛感。これを踏まえて、また次回からさまざまなコンビニアレンジ飯に挑戦したい。(エフェクト・山葉のぶゆき)
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