NTT(持ち株会社)は6月7日、AI活用をめぐり、グループと社員が心がけておくべき基本的な方針をまとめた「AI憲章「NTTグループAI憲章」を制定したと発表した。
AIに関する最高責任者「Co-Chief Artificial Intelligence Officer」(Co-CAIO)も配置したほか、AIガバナンス室も新設し、AI活用のリスクを管理する。
AI憲章に加え、AIリスクを定義し、AIガバナンスの整備・運用ポリシーを定めた「AIガバナンスポリシー」、生成AI利用リスクと対策を示した「生成AI利用ガイドライン」を制定した。
新設したCo-CAIOは、適切なAI利用の推進とAIリスクへの対応を統制。AIガバナンス室はCo-CAIOを補佐し、グループのAIガバナンス規程類の整備や、会社のAIリスクマネジメント状況の評価を行う。
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リスクマネジメント手法には、リスクベース・アプローチを採用。AI利用に伴うリスクを、ユースケースごとに「禁止レベル」「ハイリスク」「限定的リスク」に分類し、AIプロジェクトマネージャと所属会社のAIリスクマネジメント責任者がリスク評価を行う。
禁止レベルと評価されたAIプロジェクトはAI利用法を見直す。それ以外は、各社のAIリスクマネジメント責任者がリスク低減をフォローする。
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