RIZAPがSOMPOホールディングスと提携、chocoZAPの「健康の社会インフラ化」など加速

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2024年06月10日 16:20  サーチナ

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サーチナ

 RIZAPグループ <2928> は前週末7日、SOMPOホールディングス(SOMPOH) <8630> と資本・業務提携すると発表した。今回の提携で、同社は目標として掲げるchocoZAPの「健康の社会インフラ化」「ウェルビーイングプラットホーム」への進化の加速を図る構えだ。

 資本提携では、同社がSOMPOHを割当先とする第三者割当増資を実施する。発行株式数は2906万9767株で、発行価額は1株344円、払込期日は6月27日。差引手取概算額として99億5999万9848円を調達し、chocoZAP関連事業の設備投資および運転資金に充当する。増資後のSOMPOHの持株比率は4.87%となる予定。

 また、同社子会社のRIZAPもSOMPOHに対し第三者割当増資200億円を実施する。増資後のSOMPOHのRIZAPに対する議決権比率は23%となる。これにより、SOMPOグループとの協力関係を強化し、SOMPOグループの顧客向けサービスの提供や提携を通じて、RIZAPの企業価値および株式価値の向上を目指す。

 同社は今回のSOMPOHとの提携で、短期的には相互送客による新規会員獲得の加速など、chocoZAP顧客基盤の強化・拡大に取り組む。それとともに、ヘルスケアデータプラットホームの構築とデータ活用から、両社の強みを生かした保険や健康関連の商品・サービスを開発し、chocoZAP会員の継続率とLTV(顧客生涯価値)の向上、マネタイズの多様化を進める。

 長期的には、chocoZAPを基軸として、豊かで充実した生活の基礎となる「ウェルビーイングプラットホーム」の実現を目指す。ヘルスケアデータプラットホームとデータ活用をより高度化することで、医療や介護の領域で提供サービスの強化を図る。さらに、日本での成功モデルを基に、「ウェルビーイングプラットホーム」の世界展開も推進していく。
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