人気声優・伊東健人がまさかのデジタル写真集をリリース!? 35歳にして新境地に挑んだ理由は「自分の限界を自分で決めてしまいたくないからです」

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2024年06月10日 17:10  週プレNEWS

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デジタル写真集を初リリースした声優・伊東健人


『THE IDOLM@STER SideM』シリーズの硲道夫や『【推しの子】』の雨宮吾郎など、数々の人気作品で声優を務めるほか、今年4月にはソロアーティストとして東京・豊洲PITで初のワンマンライブを成功させた伊東健人が、6月10日、「週プレ グラジャパ!」のオリジナルレーベル「VOICE PHOTO BOOK」から男性声優初となるデジタル写真集『Twilight』をリリースした。

撮影テーマは「伊東健人を一日独り占め」。のんびり朝ごはんを食べたり、公園でバドミントンをしたり、夜のベッドでネクタイを緩めたり。爽やかな笑顔から大人の色気までがたっぷり詰まった、デート気分を味わえる一冊となっている。

また、グラジャパ!限定版では「朝起きたら伊東健人がささやいてくれるASMRボイスドラマ」と「眠れない夜に。伊東健人の認知シャッフル睡眠法」の2本の音声特典付き。声と写真から、自由に妄想を楽しむことができるのだ。本インタビューでは、声優として攻めた撮影に挑戦してくれた真意と仕事への向き合い方について、話を聞いた。

【写真】伊東健人の爽やかなスーツ姿


■男性声優初の「VOICE PHOTO BOOK」リリース!

――音声特典を盛り込んだ「週プレ グラジャパ!」オリジナルレーベル「VOICE PHOTO BOOK」に男性声優さんが登場されるのは、今回の伊東さんが初めてです。そもそも週プレから男性の写真集を出させていただくのも珍しいこと。正直、オファーを受けて戸惑いませんでした?

伊東 戸惑いなんて全くなかったです。むしろ「初」とか「珍しい」とか、そういった機会にお声がけいただけてスゴくうれしかったですよ。確かに、"男性声優"である僕にとって週プレさんはどちらかというと縁遠い媒体です。だからこそ、そこで何ができるのか。挑戦してみたい気持ちでいっぱいでした。

――ありがたいお言葉です......! 今回の撮影然り、伊東さんは、2020年にフォトブックを出され、2022年にはソロアーティストデビューを果たすなど、ジャンルを超えて精力的に活動されている印象です。

伊東 声優の主な仕事は、マイクの前に立って声を届けることですが、一昔前に比べて、最近はカメラの前、あるいは舞台上など人前に立つ機会が格段に増えた実感があります。

とはいえ、まだまだ壁を感じる瞬間は多くて。例えばラジオ番組に出させていただくと、「伊東さんは声優なのにトークが上手いよね」みたいな褒められ方をするんです。ジャンルレスな活躍にこだわるわけでも、多方面で評価を得たいわけでもないですが、「声優なのに」という言われ方をするのは、正直悔しいんです。

――なるほど。そういう意味では、伊東さんのジャンルレスな活動が声優そのもののイメージを広げるきっかけになるかもしれないですよね。

伊東 僕がいろいろやらせていただいているのは、あくまでも自分の限界を自分で決めてしまいたくないからなんですけどね(笑)。

ただ、今回のお話をお受けした理由に繋がることでいえば、カメラの前や舞台上で自分を魅せることには少し苦手意識があるんです。以前、男性アイドルさんに挟まれてのスチール撮影があったんですけど、彼らの輝かしい笑顔や自然なポージングにはやっぱり敵わないと思いました(笑)。

――アイドルさんは、まさにその道のプロですからね。

伊東 とはいえ、根が負けず嫌いな性格なので、こうしてプロの実力を目の当たりにすると、"声優として"ではなく"僕自身として"負けちゃいられないと思ってしまうんです。こうして貴重な機会にお声がけいただいたからには、やらない手はないかなって。

もう35歳ですし、こうして写真に撮っていただけるのも最後かもしれないじゃないですか。まぁ、声優界では今も活躍されているベテランさんが多くいらっしゃるので、いまだに若手面(づら)ができてしまうところはあるんですけど(笑)。

――アハハ(笑)。実際、年齢とキャリアを重ねられても新しいことに挑戦しようとされているのは良いことですよね。

伊東 いつまでも好奇心だけは失いたくないですね。それに、僕は基本的に、ファンの方の驚く顔が見たいんですよね。今このタイミングで僕がデジタル写真集を出すなんて、誰も想像していないと思うんです。だからこそやる意味があるというか。みなさんがどんな反応をしてくださるのか楽しみです。

■いちばん見てもらいたいのはベッドシーン

――撮影に向けて、カラダづくりなどご準備されてきたことはありますか?

伊東 うーん、特にないですね。カラダづくりは日頃からやっているので、撮影に向けてという感じでもないというか。何なら、撮影の前日は21時頃に仮眠をとったつもりがそのまま朝になっていて。むしろ、いつものトレーニングすらやれていない状態です。起きたとき、焦りましたよ。ヤベェ......って(笑)。

――アハハ、そうだったんですね(笑)。では、普段はどんなトレーニングを?

伊東 週一のジムと『フィットボクシング』、それから『リングフィット アドベンチャー』ですね。

――『フィットボクシング』と『リングフィット』って、ゲームですよね......?

伊東 おっしゃる通り、ニンテンドースイッチのゲームです。しっかりやり込むと結構キツいですし、それなりに効果もあるので、ゲームだからってあなどれないですよ。フィットボクシングでは有酸素運動、リングフィットでは自重トレーニングという感じなので、両方をバランス良くやることが僕なりのこだわりです。程よく筋肉が鍛えられるので、スゴく良いんですよ。

――ジムでの本格的なトレーニングと比べると、物足りなさを感じる部分もありそうですが......。

伊東 僕は筋肉増量よりもしなやかなカラダつきを目標にトレーニングを続けているので、ガチすぎるメニューはマジでツラいだけなんですよ(笑)。モチベーションを上げるためにYouTubeに上がっている筋トレ動画を見るときも、どちらかというと女性向けの動画を参考にさせていただくことが多いかもです。程よい筋肉量をキープしたいだけなので、むしろ『フィットボクシング』や『リングフィット』で十分。物足りなさを感じたことは一度もないです。

――なるほど。食事にも気を使っていらっしゃるんですか?

伊東 夜17時〜18時以降は食べすぎないようにする、くらいですかね。ストイックな制限は特にしていないです。あと、お酒を飲むときは「1軒1杯」という自分ルールを課しています。3杯飲みたきゃ3軒ハシゴすればOK。かなりゆる〜いです(笑)。

――では改めて、撮影の感想をお聞かせください。今回、キリッとしたスーツ姿からゆったりした休日風景まで幅のある撮影となりましたが、特にファンの方に見てもらいたいシーンはどちらになりますか?

伊東 やっぱりベッドシーンかなぁ。シャツをはだけさせて色っぽく......みたいな。ああいう撮影は久々にやりましたよ。


――爽やかなスーツ姿と色気のギャップが素晴らしかったです。

伊東 逆に普通に黒のスーツを着ているシーンは、現場のスタッフさんに「就活生みたい」と言われて複雑でした。そんなにフレッシュに見えますか!? って(笑)。

――そのあとのパジャマシーンも新鮮でした。朝ごはんを食べて、歯磨きをして。眼鏡をかけているのも貴重ですし、リアルな寝起き姿を想像してしまいましたよ。

伊東 リアルな寝起き姿は......ご想像にお任せします(笑)。

――本作で見られる姿はリアルな伊東さんとは少し違いますか?

伊東 どうでしょうねぇ......。限りなく伊東健人に似た誰かの寝落ちから寝起きまでが見られるデジタル写真集という感じですかね。「週プレ グラジャパ!」でご購入いただければ、写真のほか「ASMRボイスドラマ」に「シャッフル睡眠法」という音声特典も楽しめるみたいなので、見て、聞いて、あとはみなさまが思うままに"伊東健人"を感じてもらえたらと思います。


●伊東健人(Kent Ito) 
10月18日生まれ 東京都出身 
○声優・歌手。81プロデュース所属。東京アナウンスアカデミー、81ACTOR'S STUDIOを経て声優としてデビュー。2018年放送の『ヲタクに恋は難しい』(二藤宏嵩役)でテレビアニメ初主演。同じ事務所の中島ヨシキとのユニット「UMake」でアーティストとしても活動を開始。2022年にはソロアーティストデビュー。2024年放送の『月が導く異世界道中 第二幕』のED曲『My Factor』は自身初となるアニメーションタイアップ 
公式X【@21s_ken】 
公式Instagram【@kent_110_va】

取材・文/とり 撮影/松林寛太

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