iPhoneをMacからワイヤレス操作 最新のmacOSに「iPhoneミラーリング」搭載へ

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2024年06月11日 06:11  ITmedia NEWS

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iPhoneとワイヤレス接続してもiPhone側はロック画面のまま

 米Appleは6月10日(現地時間)、macOSの新バージョン「macOS Sequoia」を発表した。2024年秋に登場予定で、AI機能「Apple Intelligence」(以下、Apple AIと表記)やパスワード管理アプリの他、iPhoneを遠隔で操作する「iPhoneミラーリング」を搭載する。


【写真を見る】iPhoneの通知をMacで受け取れるしデータをMac→iPhoneにドラッグアンドドロップ可能


 iPhoneミラーリングは、Macから直接iPhoneをワイヤレスで操作できる機能。Macの画面に、iPhoneのスクリーンが登場。マウスやトラックパッド、キーボードを使ってiPhoneを操作できる。MacとiPhone間のデータ移動も可能で、例えばiPhoneで動画編集アプリを立ち上げ、Mac内の素材をアプリにドラッグアンドドロップできる。iPhoneに来た通知をMacで受け取り、そのまま応答も可能だ。


 なおワイヤレス操作中、iPhoneはロックされたままなので、誰かがiPhoneにアクセスしたり、iPhoneでの操作を覗き見できないようになっている。


 パスワードアプリも組み込まれた。もともと、macOS含むAppleデバイスには「キーチェーン」と呼ばれるパスワード管理システムが内蔵されているが、macOS Sequoiaでは「パスワード」という名のアプリに刷新。パスワード、パスキー、Wi-Fiパスワード、認証情報を一元管理でき、iCloudとの同期も可能。iCloud for Windowsアプリで、AppleデバイスとWindowsデバイスでの同期も可能となる。


 Apple AIは、Appleが独自に構築したAIシステムで、iOSやiPadOSだけでなくmacOSにも搭載。文章の校正や要約、画像生成(Image Playground)、写真アプリの検索性能向上やApple版“消しゴムマジック”などを実現。Apple AIは「Siri」も大幅に強化しており、Mac内のデータをもとに、より複雑でパーソナルな操作を自然な会話で指示できるようになる他、Apple AIからChatGPTに無料かつアカウント作成不要でアクセスすることも可能だ。Apple AIはM1以降のApple Silicon搭載Macで利用できる。


 その他、Safariのアップデート、ウインドウのタイル表示方法の追加、FaceTimeやZoomなどに対応するビデオ会議機能のアップデートなどを追加。メモアプリもアップデートされ、Apple AIによる文字起こしと要約機能を追加した。


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  • ミラーリングはあまり使わない。Androidでウィンドウズパソコンでやって見たけど反復継続して使うかといえば使わないがミラーリング。
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