西武池袋本店が2025年夏にリニューアルオープン 婦人服と紳士服を同一フロアで展開する“新しい百貨店”へ

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2024年06月11日 10:21  Fashionsnap.com

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リニューアル後の正面玄関イメージ

Image by: そごう・西武
 西武池袋本店が、米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループ(以下、フォートレス)によるそごう・西武の買収に伴い、館の全面改装に着手する。同館の地下2〜地上8階の南側と地上9〜12階までの全フロアには、フォートレスのビジネスパートナーであるヨドバシホールディングスが展開するヨドバシカメラの新業態「Yodobloom」がオープン予定。西武池袋本店は、同館の地下2〜地上8階の北側で営業を行う。2025年1月から段階的にリニューアルを行い、同年夏にグランドリニューアルオープンを予定している。

 同店の新たなテーマは「インクルージョン(INCLUSION、包括)」。“新しい百貨店”として、現代の多様で柔軟な時代性に合わせ、「婦人」と「紳士」のカテゴリーを同一のスペースに展開。婦人と紳士のフロアが分かれていた従来の「デパートメント(区分された)ストア」からの脱却を目指す。なお、同テーマは、池袋本店を皮切りに、そごう横浜店や広島店などの他店舗にも展開していく方針だ。
 各フロアは、「メゾン(MAISON、フランス語で家)」をデザインコンセプトに、「クラス感」「洗練」「アート」といった3つの要素で構成。MDは、顧客からの支持の高い「ラグジュアリー」「コスメ」「デパ地下」の3領域を中心に強化する。「ラグジュアリー」では、世界の約60ブランドを集め、メンズとウィメンズの複合店舗として展開。売り場面積は、現在の約1.3倍の広さとなる。「コスメ」では、パートナーとともに選べるユニセックスブランドを含む約60ブランドを、売り場面積を約1.7倍に拡大してラインナップする。「デパ地下」では、同店のパワーコンテンツを集積した空間として、新ブランドを含む約180店舗が出店する。また、リニューアルに伴い、そごう・西武の強みである外商機能もさらに強化していくという。 

■西武池袋本店オープン予定時期地下1〜2、地上3階(デパ地下・コスメ):2025年1月地上1〜2階、4階〜6階(フレグランス・宝飾・時計・ラグジュアリー):2025年春地上7〜8階(ファッション・雑貨・催事場・アートサロン):2025年夏〜秋売場面積:約4万8000平方メートル店舗数:約380ショップ(予定)
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