豊作祈り、精霊と「一人角力」=愛媛県今治市〔地域〕
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2024年06月11日 10:31 時事通信社
愛媛県今治市の大山祇神社で豊作を祈願する伝統行事「御田植祭」が行われた。目に見えない稲の精霊と力士が相撲を取る「一人角力(ずもう)」で、今期の稲の出来を占った。
大山祇神社の御田植祭は旧暦の5月5日に行われる。神事の見どころは、市職員の菅貞之さん(49)こと「一力山」と精霊との3番勝負。見えない相手に投げられたり、押し出したりと白熱した展開となる中、一力山が1勝2敗で負け越した。精霊が勝ち越すと、豊作が約束される。
菅さんは「去年より強かったので豊作は間違いない」と評価。植えられた稲は旧暦の9月9日にある抜穂祭で収穫される。
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