『呪術廻戦』五条悟と乙骨憂太に何が起きた? リカの反応から“入れ替えの謎”を考察

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2024年06月13日 08:10  リアルサウンド

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©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

■五条の身体をもつ乙骨が誕生?


※本稿は『呪術廻戦』最新話までの内容を含みます。ネタバレにご注意ください。


 “最強”同士の戦いが始まって以来、激動の展開が続いている『呪術廻戦』。とくに今ファンたちが気にかけている点と言えば、「五条悟と乙骨憂太の身に何が起きているのか」ということだろう。今回は6月10日発売の『週刊少年ジャンプ』28号(集英社)に掲載された第262話「人外魔境新宿決戦(34)」の内容を踏まえつつ、考察を行ってみたい。


(参考:【写真】『呪術廻戦』リアルに再現した五条悟のフィギュアを見る


  現在の戦況は、両面宿儺の領域展開が猛威をふるう一方、すでにこの世を去ったはずの五条が舞い戻ってきたところだ。その正体は、羂索の術式を利用して五条の肉体に自分の脳を移した乙骨であり、すなわち“五条の身体をもつ乙骨”が誕生したことになる。そして乙骨と宿儺は互いに領域展開を発動し、小さな結界のなかで高度な競り合いが始まった……。


  ここでやや不可解だと思われたのが、完全顕現したリカが乙骨の死体を抱きながら涙を流しているシーンが描かれていたことだ。乙骨は宿儺の斬撃で致命傷を負ったものの、すんでのところで五条への乗り換えを成功させ、生き延びている。そうした経緯をリカも知っているはずなのだが、なぜ乙骨のもとを離れ、乗り換え前の肉体に寄り添いながら泣いているのだろうか。


  その理由については、たとえば「乙骨が肉体的に死んだことを受け入れられず、嘆いている」という風に理解できるだろう。すなわち乙骨の脳が五条の肉体を操っていることを知ってはいても、それを受け入れられずにいる……という解釈だ。


  ただ、今のリカは独立した呪霊ではなく、乙骨の外付け術式。そこまで感傷的な動機に基づいて行動するのかどうかは疑問ではある。また、乙骨がふたたび生死を賭けた戦いに臨んでいる以上、それを手助けしにいかず、ただ泣いていることには違和感を抱かざるを得ない。


  それでは、リカが“乙骨との別れを確信している”としたらどうだろうか。というのも、乙骨は現状完全に復活を遂げたわけではなく、羂索の術式の性質次第でやがて死亡することが明かされている。


  もし羂索の肉体を乗り換える術式が「単発」で発動するタイプのものであれば、リカの完全顕現のタイムリミットである5分が過ぎた後も術式の効果は消えず、「五条の肉体に乗り換えた乙骨」として生きていけることになる。しかし羂索の術式が常時運転を必要とするタイプであれば、リカの完全顕現が終わり、羂索の術式を模倣できなくなった時点で肉体か魂のどちらかにエラーが起きてしまう……というわけだ。


なぜ乙骨は領域内の戦いの記憶を持っていないのか


 まだ他の登場人物たちは気づいていないが、リカは何らかの理由で今後起きる事態を正確に把握しているのかもしれない。もし乙骨の死亡が確定していることを先んじて理解しているのだとすれば、その涙の理由についても納得できるだろう。


  さらに第262話の描写で不吉なのは、完全顕現したリカの姿が描かれていることだ。もし羂索の術式が単発タイプだとすれば、肉体の移動が終わった際に乙骨の模倣術式が破棄されるはずなので、リカも消えている可能性が高い。


  すなわちリカが現存していること自体が、羂索の術式が単発タイプではないこと、つまり乙骨と五条の入れ替えが無事に終わらないことを示唆している……と言えるのではないだろうか。


  ちなみに、今回のエピソードでは別の部分で違和感のある描写もあった。羂索の術式は、肉体を乗っ取った際にその記憶が脳に流れ込んでくる仕組みなので、乙骨も五条の記憶を受け継いでいるものだと思われる。しかし小さな領域内での戦いの最中、乙骨は宿儺が領域を展開したまま「領域展延」で攻撃してくることに驚いていた。


  宿儺は五条との戦いにおいて、領域展開中に「領域展延」を使っていたため、その記憶を引き継いでいるのであれば当然周知の情報だったはず。それにもかかわらず、なぜ乙骨はこの情報を知らなかったようなリアクションを取っているのか……。


  こうした展開の辻褄を合わせるなら、「肉体の記憶が脳に流れ込むまでには時間がかかる」もしくは「すべての記憶が流れ込んでくるわけではない」といった可能性がありえそうだ。だが、もっと突飛な発想として「そもそも肉体の入れ替えはブラフ」という説も考えられるかもしれない。


  たとえば、実際には乙骨は羂索の術式によって五条の肉体に入ったわけではなく、憂憂の術式によって魂を入れ替えているだけだとすれば、記憶を引き継いでいないことにも説明が付く。


  ただし魂の入れ替えを成立させるには、「五条が実は生存していた」というどんでん返しを挟む必要があるだろう。そのため五条の生存が限りなく絶望的な現状では、やはり“ゼロではない”程度の可能性に留まりそうだ。


  リカはなぜ涙を流しながら、持ち主のいなくなった乙骨の肉体に寄り添っているのだろうか。次回以降のエピソードで、乙骨と五条の身に起きている異変が明かされることを期待したい。


(文=キットゥン希美)


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  • どのみち単眼猫の凡ミスが発動してる可能性がある訳だし、連載再開まで大人しく待ちましょうや(ーー;)
    • イイネ!1
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