動物病院が怖い→楽しいを叶えるアイデアが画期的!「どうしてもっと早く病院に…」を防ぐ取り組みとは?

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2024年06月13日 11:10  まいどなニュース

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人が大好きなロンくん。お出かけ先で会った方にもこの甘えっぷり(画像提供:ロン とんがり頭の男の子 さん)

散歩中に自分をなでてくれる人を探すほど「人が大好き」という、2歳になるゴールデンレトリバーの男の子、ロンくん。でも、「ここに通いたい!」と思える動物病院に出会えず、飼い主さんは困っていました。

【動画】「デへへへ」犬さん、撫でてもらってる間に狂犬病の注射終わりましたよ〜

「この病院の好きなところは、犬や猫が病院を嫌いにならないように病院全体で気にかけてくれるところ。ご近所さんには病院をお散歩コースに入れてもらって、おやつをもらって帰るシステムがあったり、『お散歩カード』もあるって。スタンプがいっぱいになったら何かもらえるのかな?」

そうつぶやき、X(旧Twitter)に動物病院で撮った動画を投稿した飼い主、ロン とんがり頭の男の子@(ronron_20220306)さん。

以前通っていた動物病院では、押さえつけられながら薬を塗布されていたという、ロンくん。そんな時、ドッグトレーナーさんから勧められたのが動画に映っていた、愛知県名古屋市にある「かなで犬猫クリニック」さんでした。

「動物たちが楽しく通える病院を目指している、という院長先生の思いを知り、我が家が理想とする病院だと思い、お任せすることに決めました。距離的に我が家は『お散歩カード』の利用が難しいのですが、こういう取り組みをしている病院を知ったのは初めてですし、こんな風に飼い主家族に寄り添ってくださる病院に出会えて良かったと思います」(ロンくんの飼い主さん)

「犬猫の遊園地みたい」

ロンくんのご家族も信頼を寄せるクリニックの『お散歩カード』という取り組みについて、多くの共感と称賛のコメントが寄せられました。

「めちゃくちゃ素敵な病院ですね!」
「スタンプ集めたくなるよね」
「これなら病院嫌いの子も減りますよね」
「わんちゃんやにゃんちゃんにとって、遊園地みたいなところですね」

実際に通院する飼い主さんからも、「私も好き!ここ最高!」というリアルな声が寄せられた動物病院の「お散歩カード」という取り組みについて、「かなで犬猫クリニック」の院長、松岡清彦先生にお話を聞きました。

「どうしてもっと早く病院に…」を防ぐために

ーー「お散歩カード」とはどんな取り組みなのですか?

「2022年の開院当初から行ってきた取り組みで、来院された飼い主様に『お散歩カード』というものをお渡しして、お散歩として当院に立ち寄っていただいた際に、当院のスタッフからわんちゃんにおやつをあげて、カードにスタンプを捺しています。

スタンプ12個が全て貯まると、次回診察の際に再診料をサービスしています。猫ちゃんの場合はお散歩自体がストレスになってしまうため行っておらず、その代わり『ペースト状のおやつ』をあげながら診察を行うことも多いです」

ーーこういった取り組みを始められたきっかけは…?

「わんちゃんや猫ちゃんたちのなかには、病院が嫌いで震えてしまったり鳴き叫んだりする子も多く、飼い主様もそれに対してストレスを感じて緊張してしまいます。結果的に飼い主様にとっても動物たちにとっても、『動物病院=イヤなところ』というネガティブな感情になってしまい、病院から足が遠のき、病気になった際も適切な初期治療が行えずに、『どうしてもっと早く病院に…』と思ってしまうことが多々ありました。

それで、2022年に自身で病院を開院する際に、犬猫たちにとって『動物病院=怖くてイヤなところ』というイメージをなんとか払拭できないかと思い、お散歩カードのシステムを考えました」

少しずつ心を開いてくれるのが嬉しい

ーーカードを活用しているわんちゃんたちの反応はいかがですか…?

「特に子犬のうちから来院されている場合は効果が高く、動物病院であるにもかかわらず、喜んで走って入って来てくれる子がたくさんいます。また、継続的に通ってくれている子たちも、みんなとても喜んで当院に来てくれています。警戒心が強いと慣れるまで時間がかかる場合もありますが、そういった子が少しずつ心を開いてくれるのは嬉しいですね。他の病院ではいつも数人がかりで押さえつけられながら診察されていたという子が、慣れてくれると保定も必要ないほどお利口さんに注射を打てるようになったりと、恐怖心やストレスを感じさせずに診察を終われることが多いです」

「動物病院」をもっと身近に

松岡院長によると、多くの動物病院で行われている子犬同士を交流させる「パピーパーティー」や「しつけ教室」などにも、犬たちに動物病院を楽しいところだと認識してもらえる効果が期待出来るそうです。

「動物病院を嫌ってしまうと、どうしても初期治療が遅れたり、大きな病気になってしまった場合に必要な治療が難しくなることもあり、悔しい思いをすることが多々あります。そういった子を少しでも減らすために、私たち動物病院のスタッフと飼い主様が協力して、『動物病院=楽しいことがあるかもしれないところ』に変えていけたらと思いますし、もっと動物病院を身近に感じてもらえたら嬉しいですね」(「かなで犬猫クリニック」松岡清彦院長)

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・はやかわ かな)

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