性を赤裸々に語れる場所をつくりたい…「女性に人気のラブグッズ」「性の健康を考える食生活って?」

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2024年06月13日 19:00  まいどなニュース

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今注目のラブグッズ(アダルトグッズ)は何?(seseさん提供)

日本ではまだまだ性の話題はタブーとされ、隠されがち…とはいえ、「夫婦のセックスレスに関する実態調査」(レゾンデートル株式会社・2023年12月実施)によると、20代〜50代既婚者4000人の約7割がセックスレス状態という結果も出ています。そんな性に関連する悩みを持っていても相談できる場所がなく、人知れず悩む女性が増えているとか。

【写真2枚】開発したラブグッズ、フェムケア商品

そこで性を赤裸々に語れる場所をつくろうと、昨年12月にスタートしたのがコミュニティサービス「sese※」(@sese_femtech)(代表・森本陽介、所在地・東京都台東区)。食や医療、フェムケア(女性のデリケートゾーンをケアする製品やサービス)、パートナーシップの専門家である4人の女性アンバサダーがSNSを中心に性生活に役立つ情報を発信しています。女性が性生活を自由に楽しみながら、心も体も健康になるためにどんなことをすればいいのか? 代表の森本さんやアンバサダーたちに今注目のラブグッズ(アダルトグッズ)や、性の“健康”を考える食生活などお話を聞きました。

※ブランド名のseseは「self sense」の略語。自分(self)の感じ方や感覚(sense)に気付き磨いていくことで、より心地良く楽しい人生に繋げるための選択を自分でできるようになる、という想いが込められている。

台湾発の指サック「フィンドム」を日本に広めたい! 性を語れるコミュニティサービス「sese」設立

――seseを立ち上げたのは。

森本さん:「もともと私は、台湾や日本などで芸能人のプロデュース業や輸入販売をしていました。台湾はLGBT(性的少数者など)や女性の性に対しても寛容な国。性行為の際に女性を雑菌や傷から守る指サック『findom』(フィンドム)が人気を集めていました。台湾は親日派が多く、日本人アーテイストだけではなく日本のAV(アダルトビデオ)も人気。なので、フィンドムのメーカーが、私がマネージメントしていたAV男優の加藤鷹さんをイメージキャラクターに起用するのを仲介したことをきっかけにフィンドムを日本に輸入し、2019年から販売を始めたんです。レズビアンのタレントで、文筆家の牧村朝子さんにメインキャラクターになっていただいて、フィンドムの普及やPR活動などに取り組みました。

また2020年には生理や更年期といった女性が抱える健康の課題をテクノロジーで解決できる商品やサービス『フェムテック』(FemaleとTechnologyの造語)という言葉が注目され、自民党の野田聖子議員が『フェムテック推興議員連盟』を立ち上げられました。それ以来、フェムテックは急速に拡大し、今後2025年までに5.5兆円の市場規模へ成長するといわれている分野でもあるんです。フィンドムもフェムテック商品の1つ。普及を進めるため、女性が性をせきららに語れるようなコミュニティをまず作りたいと考えて。そこで、性に関連する専門家がアンバサダーとなって性関連グッズや情報のPR活動に取り組んでもらおうと、2023年12月にseseを本格的にリリースしました」

――seseの具体的な活動内容を教えてください。

森本さん:「SNSを中心にアンバサダー4人がPRしながら、セクシャルウエルネス(性の健康)を主軸としたさまざまなアイテムやコンテンツを制作し、会員様へ定期的にお届けしています。例えばセルフプレジャー(自慰行為)アイテムや膣ケアアイテム、料理、教育、PMS(月経前症候群)ケアアイテム、オフ会、オンライン講座などさまざまな女性の心と体を健康的にするための“アイテム”を提供しています」

女性タレントの不倫スキャンダルで暴露された、あのアダルトグッズが女性に人気!

――ラブグッズプロデューサーのなつえりさんは普段からアダルトグッズを使っているとのこと。今女性から人気を集めているグッズを教えてください。

なつえりさん:「年間300個ほどのアダルトグッズを使っています。インターネットが普及していろんな人が手にすることができるようになりました。最近はスタイリッシュなものが増えており、ヘルスケアに役立つものであったりと種類が多岐にわたっています。その中で流行っているのは、吸引バイブ(クリトリスを吸引するグッズ)です。ドイツのウーマナイザー社が開発したもの。女性のオーガズム(性的快感の絶頂)に特化された商品として打ち出されました。

私はセックスカウンセラーもしているのですが、オーガズムを体験したことがない女性にそのやり方を教えるよりもまずは一度吸引バイブを使ってみてください、と提案することもあります。日本でこの吸引バイブの知名度が上がったのは、2021年のとある女性タレントの不倫スキャンダルの時。女性タレントのバッグからウーマナイザーが見つかり、不倫の動かぬ “物証”とされたんです。あれは何だと、Twitter(現X)のトレンド入りを果たすなど話題になり、売上も爆上がり。そこから吸引バイブ関連のグッズが他社でも販売され、一気にブームとなりました」

――またseseは、食事を通して性生活を豊かにする情報やレシピも発信されているとのこと。その中で、性の健康を考える食事というのは具体的にどういったものなのでしょう?

まゆなむさん:「私は食と性の研究家として活動しています。食事がもたらす栄養と働きが、自分の体の健康につながっているというのは皆さん意識しているかもしれませんが、体の健康が性の健康につながるという考えに至っていない人が多いです。つまり性に関心が高いのだけれども、体のことを気にしていないという方が少なくありません。そこで体の健康が性の健康につながっていることを主軸に発信。ただ『これがいい』というとそれしか食べなくなってしまいがちなので、『こういうのは良くない』という形でお声がけしています。

例えば、ご夫婦の間で女性側がパートナーの体臭が無理になってしまって、『旦那の体が臭すぎる』『キスするのも嫌悪』などと、そこからセックスレスになってしまったという話をよく耳にします。そこで、食べ方であったり食べ物によって体臭が変わりますよと、SNSで発信しているんです。具体的には、コーヒーであったり栄養ドリンクであったり。多分に摂取すると意外と体がにおったりします。これは、ビタミンのにおいが血液に乗って体中に流れてしまうといわれていて、におうようです。特に男性は若いと思って過ごしていても体の代謝も消化も衰えてくるもの。年を取るにつれて、体に出てしまう。性生活を豊かにしたい人には、食べ物をいまいちど見直してほしいです。自分に対して気遣う、気付くと心の余裕も出てくるはず。においの問題が解消されれば、パートナーとのスキンシップも増えてくるだろうし。性生活に向き合っていこうというマインドも作っていけるはずです」

深夜ドラマで話題の女性用風俗って何?

――このほか会員向けコンテンツとして、なつえりさんが女性用風俗のリポートをされたとのこと。今年4月からテレビ大阪・BSテレ東などで深夜ドラマ『買われた男』が放送され、“女風”がひそかに話題になっていますが。

なつえりさん:「女風というのは、セラピストやキャストと呼ばれる男性(女性)から性感サービスを受ける女性向けの風俗のことです。性生活を楽しむ一貫で利用されている女性が多く、seseとして、女性がセルフプレジャーを肯定できる、楽しめる手段として、いいことだと思います。どういう女性が利用しているかというと、主婦であったり、会社員であったりとごく普通の人たちなんです。私が実際に相談を受けた方(既婚者)ですと、パートナーは家族として男性として愛しているけれど、その関係だけだと寂しさを感じてしまうとか、女性として大切に扱われたいという切実な悩みを抱えていました。さらに妻や母親としての役割をいったん置いておいて、さらけ出してありのままの自分に戻る場所として女風を捉えているようです。

私の周りで利用しているのは、30代40代の女性が中心。面白そう、楽しそう、気持ちよくなりたいと気軽に利用されている方もいれば、利用しようかどうか、悩んでいる方もいます。また既婚者の場合、若い頃のように男性に触られてどきどきするという経験がしたいが、自由恋愛と考えると不倫などリスクを伴う。そんな中で、パートナーには秘密だけどお金を払ってプロの方と性的なコミュニケーションをとりたいという、セルフプレジャーの一環で利用されている方が多いと聞きます」

――現在、こうした活動の支援を募るクラウドファンディングにチャレンジされていますね。

「クラファンのプロジェクト開始から4日目で目標額30万に達しました。ネクストゴールは100万を目指します。リターンの内容ですが、東京・渋谷区にあるバイブバーでアンバサダーと話せるイベントやラブホテルでの撮影会、シングルマザーによるロードマップオンライン講座、企業向けアンバサダーのレンタルなど多数取り揃えております。またバイブバー(8月10日)では、seseがリポートした女性用風俗店3040代表で伝説の女風セラピスト・一条はじめさんが遊びにくる予定です」

――今後の活動目標について、お聞かせください。

ラブグッズプロデューサー/なつえりさん:「私はこれまで自己肯定感がなさ過ぎて恋愛などに振り回されてきました。そんな中で自分を見つめ直す時間、学び直すきっかけをくれたのが恋愛と性だったんです。これからはseseの活動通じてパートナーシップや性に関する深いお悩みへのカウンセリング活動をさらに広げていくとともに、私が試行錯誤してきたストーリーをしたためた本や漫画を出していきたいです」

フェムテック専門アドバイザー/まつださん:「シングルマザーとして、フェムケア製品をメインにコラム執筆や製品のアドバイスなどを行ない、PMSとの付き合い方や仕事と育児を両立するための時短術も発信しています。seseの活動を通じて、自分も子どもも大事にしながらやりたい仕事も頑張れる自己実現のお手伝いをしていきたいです。また専業主婦で子どもが生まれて半年くらいの時にウェブライターを始め、離婚後は女手一つで子育てしながら会社の取締役になったという、これまでの自身の経験を反映させた本の出版も予定しています」

エロスごはん研究所 所長/まゆなむさん:「健康にいい食べ物はセックスにもいいという考え方を広めていきたくて活動をしています。多くの女性が食事の面で元気になって体の調子が良くなることで、ちょっとした悩みから解放されて快適に生きられるようになるはず。体の調子がいいと仕事のパフォーマンスも上がるし、パートナーに優しくできる心の余裕ができる。何より楽しそうに生きている姿を見せることで、これから社会を支えていく子どもたちのメンタルにも大きな影響を与えると思います。食事を変えることは世界の未来をつくることをモットーに活動を続けていきたいです」

YouTuber/フリーランス看護師マッキーさん:「チャンネル登録11万人のYouTuberです。6年間泌尿器科勤務経験をいかし、メンズヘルス、男性の健康について情報発信しています。女性が元気になるためには男性の協力が不可欠。男性パートナーの健康管理に役立つ情報や性教育、体のメンテナンス方法について看護師目線からの情報発信をしています。今後も男性向けに健康に過ごすコツなどをお伝えしていきたいです。著書は『メンズヘルスナースがこっそり教える 教養としての射精』など」

森本さん:「30代40代の女性をターゲットに、seseの会員数3万人を目指しています。今、女性の社会進出を後押しするため、性に関する情報を発信するアンバサダーたちの企業訪問にも力を入れ、セミナーやワークショップなどを開催中です。このほか有料会員向けには1人では足を運びにくいストリップ劇場や女風など性に関わるスポットに行ってみようというツアー企画も考えています。sese監修ドクターとして産婦人科医の高橋怜奈先生もおり、医学的なエビデンスに基づいた情報発信ですので安心してご利用ください。アンバサダーとともにこれからも性に関する話題を盛り上げてきたいと思います」

クラファン「みんなで性をセキララに語る居場所をつくりたい!〜セクシャル愛テムで日本を元気に〜」(CAMPFIRE)は、6月23日まで。

(まいどなニュース特約・東条 青波)

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  • Amazonの「性具」レビューは男女問わずそういうのが溢れてておもしろい。
    • イイネ!2
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